自信をつけさせるには・・・

相談者名
メグ
小学5年の女の子を持つ親です。
苦手な事になかなか自信が持てず、例えば算数でも1度自分で解けた問題も
塾のテストや親が見ている時などまた解からなくなってしまうという事が往々にしてあります。一人っ子なのでつい手をかけてしまったせいもあるのですが、算数に限らず、習字で賞を取っても、英語で賞を取っても、何故か
いつも自信がなく「次も頑張って賞を・・・」という意欲がみられないのです。何かする時は必ず「無理だよ・・・」とか「駄目だったら・・・」とか
常に弱気なのです。こういう子供に自信をつけさせるにはどう導けばよいのでしょうか。アドバイスよろしくお願いいたします。
カウンセラー
田村厚志
メグさんはじめまして。
田村と申します。

よろしくお願いいたします。
お子さんの弱気さに、なんだかいらいらしてしまう感じでしょうか?
自信をつけさせようと思ったらむやみに怒るのもどうか。。。って
ところでしょうし、扱いに困ってしまいますよね。

本当に、お子さんを愛してこられたんだと思います。

ただ、自信をつける、というところになると、お子さんが、どれだけ、
自分の力で成し遂げたか?という自覚があるかにかかってくると
思います。
このご相談の内容だけでははっきりしたことはわかりませんが、
お子さんには、この自覚があまりないように、僕は感じます。

お子さんは、これらの習い事を楽しんでらっしゃるのでしょうか?

僕たち人間にとって、面白くないことをがんばり続けようと思うのは
大変な労力が必要ですから、そこでいかに結果をだせたとしても、
うれしいという感じは長続きしないかもしれませんね。

小学5年生ならば、もうそろそろ思春期に差し掛かってきますから、
お母さんの立場としては、不安で不安で仕方ないって感じが出てくるかも
しれませんが、まず、お母さんの方から、お子さんを手放していく準備
が必要になってくるかもしれません。

これが、親が子供との関係で、一番苦労するところでもありますが・・・

「子供に任せていく」
ということです。

子供は、赤ちゃんのころから少しずつ成長し、親から自立していきます。
それは物理的に自立するのがはじめではなく、心理的に自立していくところから
始まります。

子供の豊かな才能や感性を育てていくには、まず、その自立が始まりだしてい
るのを、親が気づいてあげる必要があります。

僕たち親はつい、子供に「転ばぬ先の杖」を与えてしまいますが、この
自立が始まってきているころには、これが、子供にとって邪魔になることが
あります。

でも、その「転ばぬ先の杖」が「親心」でもあるわけなんですけどね。

自信は行動した結果によってつくものですが、その行動の原動力
となっている感情がどういったものかということによって、結果に
対する受け取り方は違います。

お子さんが、自分から選択し、自分で決めて習い事にがんばって
らっしゃるかどうかを一度チェックしてみるといいでしょう。

こうして考えていくと、今回のご相談は、親子のコミュニケーション
のとり方の問題になってくるかもしれません。

お子さんは、あなたに自分の思ったことを伝えられているでしょうか?
あなたは、お子さんに自分の思ったことを伝えられているでしょうか?

お子さんは、あなたに愛されていると感じているでしょうか?
あなたは、お子さんに愛されていると感じますか?

こういった観点で、一度考えてみるといいかもしれませんね。

また、カウンセリングなども利用してみてください。

お子さんとあなたの関係が、これからも楽しい親子ライフでありますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。