祖父が好きになれない

相談者名
かな
こんにちわ。私の祖父は今年80になる元気な老人です。
祖父とは私が小学校に上がったときに新しく家を建てたときから同居になりました。
今は私が結婚したので別々の家ですが、車で10分かからない距離で、私が妊娠中ということもあり、毎日のように祖父のいる実家に私が行っています。
祖父は私(24才)のこともひ孫(一歳)のこともかわいいらしくいろいろとかわいがってくれるのですが、
私は昔から(小学校高学年くらいでしょうか)、どういうわけか祖父が好きではありません。
年齢的に仕方ないのかもしれませんが、祖父の言う事に優しさが見えず乱暴で、
飼っている犬に対しても「あんまりうるさいからぶっ叩いてやった」とか笑顔で言うし、それが普通だと思っているようで。
そうかと思えば息子が寝そうなときに様子を見に来て「寝たか?」と聞いてきたり。
多分私が祖父のことが好きではないので、必要以上に祖父のすることがいらいらしてしまいます。
祖父は父の父で、母はわりと気を使って生活しています。
祖父は食べ物の好き嫌いも激しく、母の作ったものでも嫌いなものは箸をつけません。
なので母は、祖父の食べそうなものを別に用意したりすることもあります。
そういうのをみているからなのかもしれませんが、私も祖父に対してあまり言いたいことをいうほうではありません。
というか、家族全体があまり祖父と話したがっていないような感じです。
祖父のほうから何かいろいろ話しかけては、私や弟は返事をするだけ、とか。
あまり話し相手もおらず、それでは淋しいだろうとは思うのですが、どうしても祖父と楽しく話すと言うことができないのです。
戦争のときのことを自慢げに話すのも嫌ですし、どうも乱暴なことを「~してやった」とか「~って言ってやった」とうれしそうに話すのが好きになれません。
心の中では「そんなことうれしがることじゃないし、うれしがってるなんて人間としてどうなの?」と思いながら「ふ~ん」と適当に流してしまいます。
祖父も年で、今から何か変わるとは思えませんし、私もその乱暴さをいいとはとても思えないのですが、こう思ってしまう原因って何なんでしょう?
特に好きになりたいとも思ってないのですが、この気持ちがエスカレートすると怖いので・・。何かいいアドバイスがあれば、お願いします。
カウンセラー
きのかずよ
かなさん、こんにちは。カウンセラーの きのかずよ です。
ご相談ありがとうございます。

私は、かなさんの相談内容を読んで、こう思いました。
かなさんは、お爺さんのことを本当は大好きなんだなぁ。
と。

かなさんは、こう書かれていますよね。

> 私は昔から(小学校高学年くらいでしょうか)、どういうわけか祖父が好きで
> はありません。

小学高学年以前、もっともっと小さい頃、お爺さんの事を大好きだった時代があっ
たのだと思います。

それが、なぜかある日突然嫌いになった。

ある日突然ではないのですよね。
気づいたら嫌いになっていた。徐々に嫌いになっていった。

かなさんが小さい頃、お爺さんの乱暴さは、ある意味、大きい人間(←身体も人
生経験も子供から見て大きいて感じかな)の特徴に見えていたのかもしれません。
大きなお爺ちゃんが大好きだったのだと思います。

どうして嫌いになったのでしょう?

きっと、かなさんの世界(接する社会)が広がったからだと思います。
そして、ギャップを感じたのだと思います。

自分と接している時の優しいお爺さんと、平気で犬を叩いたり、乱暴言葉を吐く
お爺さん。
かなさんの頭の中で、混乱があったのかもしれません。と同時に、ハートブレイ
クがおきたのかもしれないですね。
「こんな乱暴な人は、私のおじいちゃんじゃない」
好きだったお爺ちゃんを嫌いになるために、嫌いな部分を一生懸命に見つけ
ていったのかもしれませんね。

一つ誤解を解きましょう。

かなさんは、お爺さんを嫌いなわけでなく、お爺さんの乱暴さが嫌いなんですよ
ね。乱暴さという要素を嫌っているだけです。

そして、おじいさんはその乱暴さをどう扱っていいか分からないのだと思います。
もちろんそれには、お爺さんの過ごしてきた時代背景や経験が多くからんでいる
と思います。

お爺さんにかなさんの気持ちをコミニケーションする事がいいと思うのですが、
なかなか頑固っぽそうなお爺さんなので、いきなりは難しいかな?

一つかなさんに宿題を出しますね。

おじいさんを好きだった頃の気持ちを思い出して下さい。
お爺さんに、してもらって嬉しかった事をいっぱい思い出だしてください。

> 特に好きになりたいとも思ってないのですが、この気持ちがエスカレートする
> と怖いので・・。何かいいアドバイスがあれば、お願いします。

かなさんが今のままの気持ちで、お爺さんが亡くなったとしたら、きっと後悔す
ると思うんですね。
いっぱいお爺さんとの思い出を思いだして、その時の気持ちを持ちながら、日常
のあいさつから、はじめてください。
「おはよう」「ありがとう」「おやすみ」

それに慣れてきたら、おじいちゃんにしてもらって嬉しかった事を伝えてあげて
下さいね。

かなさんの優しさが、ご相談内容から溢れてました(^-^)
もし、その優しさで苦しまれるなら、優しさの使い方をちょこっと変えてみるだ
けなんですよね。
もし、変更の仕方が分からなければ、カウンセラー達は、いつでもそのお手伝い
をしますよ。

それでは、風邪など引かないように、お体ご自愛ください。

この記事を書いたカウンセラー

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