相談者名 | ゆき |
25歳女性、会社員です。 21歳の弟と、母のことについてご相談します。 弟は中学2年生頃から非行化が始まり、事あるごとに母親を悩ましてきました。人並みの人生を歩んで欲しいとの親心から、本人は希望しなかった高校進学をさせたものの、やはり高校2年の秋に中退という結果になってしまいました。高校へ通っている間は、毎日のように母に向かって「学校へ行ってやってる」ことを恩着せそれを盾にお金をゆすったり、また盗んだバイクを無免許で乗り回し家庭裁判所のお世話になったこともありました。 父親は今年で60歳になったのですが、若い頃からの遊び癖がまだ抜けず、抜けるどころか年々ひどくなっていく始末です。以前から家に帰らず健康ランド等に泊まる生活をしていたのですが、最近は健康ランドではなく、女性の家に泊まっていたことが判明しました。今では、家へは月に7日も帰りません。朝よそから帰ってきて、支度の済んだ弟を車に乗せ仕事場へ行く、という日がほとんでです。当然のごとく、父親が前の晩に飲みすぎて朝に弟を迎えにこない、ということも多々あるため、必然的に弟も適当な姿勢で働いている、ということになってしまっています。 そんな家庭をかえりみる父親ではないので、弟のことを母と共に相談しても、まったく取り合ってくれません。 こんないい加減な父親の元で働いているので弟もいい加減な働き方をしているですが、それでもやはり、中学高校時代と比べると大人になっており、時折頼もしい姿を母と私に見せてくれました。 しかし今日、体に複数の刺青をいれていることが分かりました。これを目にした母と私は裏切られた想いでいっぱいになり、泣き崩れてしまいました。 家の仕事のために男性と同じ力仕事をし、その働いたお金を父の遊びに使われ、それでも家業と子供と生活費のためにたまに帰ってくる父親を受け入れ我慢を続けていた母ですが、この弟の最大の裏切り行為にはかなりのショックを受けました。母は、「もう生きていてもしょうがない」と…。 60歳の父親を更正させるのは無理なのは分かっています。ただ、まだ21歳の弟には、いくらもう消しようのない刺青が入っていようが、更正の道はある、と私は信じたいのです。そして、母親を楽にさせてあげたいのです。 私は母にどのようなアドバイスをすべきでしょうか?私しか、アドバイスできる人間がいないのです。 よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 根本裕幸(退会) |
ゆきさん、こんにちわ。根本です。 ご相談ありがとうございました。とても心苦しい気持ちが伝わってきますよ。 お母さんだけでなく、ゆきさん自身も多くのご苦労を感じていらっしゃることと思います。 どんな思いで毎日を過ごしていらっしゃいますか? 家にいるとき、会社にいるとき、友達と遊ぶとき、恋人とのロマンスを味わうとき。 どこかで家族のことがちらついているのではないでしょうか。 また、お母さんもどんな気持ちで毎日を過ごされているのでしょうね。 ありきたりな表現ですが、心中察するに余りあるという感じがしてしまいます。 だから、ゆきさんの心優しさには心打たれる思いがしますよ。 長年に渡って続いている家族の問題については一筋縄では行きませんし、家族には家族の見えない絆・ルールと言ったものが存在しています。 例えば、お父さんが好き放題やっている分、お母さんは我慢の連続だったと思います。 今回はゆきさんから頂いた限りある情報が頼りですので、抽象的かつ曖昧なお答えになってしまうところも多いかと思います。より具体的なサポートについては、お母さんやゆきさん自身の性格的なところや考え方などをお聞きしてからと思いますので、また別の機会に譲らせてください。 > 弟は中学2年生頃から非行化が始まり、事あるごとに母親を悩ましてきました。 お母さんにとっては「お父さんはもう仕方ない。でも、弟だけは・・・」という思いでいっぱいではないでしょうか。 そんなお母さんの思いをまずはたくさん聞いてあげましょう。 ゆきさんも機会があれば、たっぷり時間を取って、そしてできれば家から離れたところで、お母さんの話をじっくり聞いてあげてください。 > 前述した通り、最近になって8年も前から女性がいたことが判明し、幾度となく「子供のために、お金のために」と我慢してきた母も酒やギャンブルは許せても女は許せず、離婚を考え始めています。 それも一つの選択肢ですね。 > そんな家庭をかえりみる父親ではないので、弟のことを母と共に相談しても、まったく取り合ってくれません。 そんなお父さんをどんな風に思います? でも、どこかでそれは弟さんにしても同じことだったのではないでしょうか。 一般論ですが、非行に走るのはいい子が多いようです。 もし、弟さんが見えないメッセージを家族に送ってきているとしたら、それは一体なんでしょうか? これまた一般論になりますが、もっと自分を注目して欲しい、頼って欲しい、認めて欲しいといったとろこが一番多いメッセージだったりします。 > 家の仕事のために男性と同じ力仕事をし、その働いたお金を父の遊びに使われ、それでも家業と子供と生活費のためにたまに帰ってくる父親を受け入れ我慢を続けていた母ですが、この弟の最大の裏切り行為にはかなりのショックを受けました。母は、「もう生きていてもしょうがない」と…。 もう我慢の限界で、もう手はないような感じなのかもしれませんね。 お母さん自身、こんな子どもに育ててしまって、という自分を責める気持ちもたくさんあると思います。私がいけなかった・・・とね。 > 60歳の父親を更正させるのは無理なのは分かっています。ただ、まだ21歳の弟には、いくらもう消しようのない刺青が入っていようが、更正の道はある、と私は信じたいのです。そして、母親を楽にさせてあげたいのです。 その気持ちは素晴らしいですね。 その信念があれば、きっと弟さんも気づいてくれるときが来ます。 諦めないで下さいね。 > 私は母にどのようなアドバイスをすべきでしょうか?私しか、アドバイスできる人間がいないのです。 アドバイスの前に、まずはお母さんの心に溜まった色々な思いをきいてあげてくださいね。 僕らの手や知恵が必要であれば、またいつでも頼ってください。 それでは。 |