母の男性観を押し付けられている

相談者名
天の川
最近私は母との関係に疑問を感じています。私と母は今までは本当に仲がよく何でも話をしてきました。しかし、母の男性観を押し付けられているように感じてしまっています。私は一度大きな失恋をしたことがありそのとき母に多大な心配をかけてしまいました。それ以降、私の周りの男性をとても警戒するようになってしまいまいた。私は今まで学校であったことやこういう人がいるああいう人がいるという話をすべて話していました。私はある男性のことを批判していました。あの人はマザコンだとか人の悪口ばかりいうしけちだとかそういうことを毎日のようにいっていました。それがある日、その人が私のことを好きだといったのです。その日から私の見る目が変わってきたのに母がきずいたのでしょう、今まであんなことをいっていたのにその人のどこがいいの!とせめられまいた。そして、その人はあなたをふった人と同じマザコンだから絶対だめなひとだ!といわれました。私もその人がすごくいい人だとは思っていないと思うのですが、いいとこもあるのだときずきました。あれだけ母の言うことを聞いていた私がなぜ素直に受け入れられなくなったのかわかりません。母が言うことは間違ってはいないと思います。母は私が小学生の時に病気になり、体は十分に動くのですが痛かったりするときにはないたりしています。
そんな母を見て育った私はなんとなく母を傷つけたり悲しませたりすることに罪悪感をかんじます。こういう男の人はだめああいう人もだめといろいろ言われてしまうと自分でどういうひとがいいのか判断がつかなくなってしまいました。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
天の川さん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。

天の川さんがおいくつぐらいなのか分かりませんが、親離れの時期が来ているような感じはしませんか?
子供達ってどうしても近い存在である母親の影響を受けやすいものです。
そして、成長していくうちに知っていく社会も母親の目や考えを通して感じやすいものだったりするんですね。
ところが、自我が芽生えて成長していくと、自分の見方とお母さんの見方が異なるようなシーンに出会うことが出てきます。
それがいわゆる「反抗期」といわれるものなんですが、最初のうちは喧嘩したりしながらも、現実的には親に依存している状態ですのでやりこめられたり、素直に受け入れたりできるんです。
ところがその後、自分の人生に関わることでも親と衝突するようになります。
そのときがほんとの親離れの時期で、お母さんと親子の関係から大人の女性同士の付き合いへと形を変えていく出発点になるんです。

ところが、それまではお母さんに従っていたり、尊敬していた分だけ、また、自分が一人の大人の女性として自信がない分だけ、お母さんに反抗することが怖くなりますし、一方では強い罪悪感を感じてしまいます。
それくらいお母さんのことが好きな証拠なんですけどね。
でも、そこで「自分のやり方」を選べるようになるのが親離れと言えるでしょう。
もちろん、今すぐそれをしなきゃだめってことはなくて、少しずつ少しずつ自分の考えを認めて、その考えに従う経験を重ねていく必要があります。
そこで失敗したり、成功したりしたときに初めて自信が付き、また、本当の学びを得ることもできるんじゃないでしょうか。

恋愛のことや性的なことでお母さんに介入されると、誰でもいい気持ちってしないものですよね。
それは恋愛って感情でするものですから、まるで自分自身を否定されているように感じられるからなんじゃないかと思うんです。

> 母が言うことは間違ってはいないと思います。母は私が小学生の時に病気になり、体は十分に動くのですが痛かったりするときにはないたりしています。

そうすると、お母さんのことを一生懸命心配して、看病していた天の川さんがいらっしゃるんですね。
そして、苦しんでるお母さんを見て「自分はお母さんを苦しめたくない」って強く思われたんじゃないでしょうか。
その分だけ、自分がお母さんに反抗することを恐れていたり、罪悪感を持ってしまうのかもしれません。

> そんな母を見て育った私はなんとなく母を傷つけたり悲しませたりすることに罪悪感をかんじます。こういう男の人はだめああいう人もだめといろいろ言われてしまうと自分でどういうひとがいいのか判断がつかなくなってしまいました。

まずは、お母さんの意見と自分の思いを別々に捉えてみましょうね。
お母さんが正しくて、それに従ったとしても、自分が幸せになれる保証ってありません。
もちろん、人生経験が豊富なだけうまくいくこともとても多いんですが、自信が付かなかったり、逆にうまくいかないときにお母さんのせいにしてしまったりして、自分の成長を妨げてしまうシーンもあるかと思うんです。
お母さんの意見を尊重して、そして、自分の意見も尊重して、その都度、どっちを選ぶかを自分で決められるようになることが目標ですね。
それは自分の気持ちが最後は決めてくれると思うんです。
「ちょっと自信がないなあ」というところではお母さんの意見を選べば良いですし、「これは自分の思いを通してみたい」というときには自分の意見を選んでみましょう。
そうして成功しても、失敗しても、誰のせいにすることもありません。
ただ、そこから何かを学べばいいだけだと思うんですね。

少しずつ自分を大切にしながら、お母さんのことを尊重してあげましょうね。
そうすると、親子から、まるで親友のような関係へと成長させてあげることができますよ。

頑張っていきましょうね。
ありがとうございました。

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