「子供の頃に父親から受けた抑圧された感情を解放し、心の呪いを解きたい」

相談者名
まーくん
「子供の頃に父親から受けた抑圧された感情を解放し、心の呪いを解きたい」
僕には(29才)現在3人の子供がいます。

とてもワンパクで思うように育児できず別のネガティブな感情を、子供を叱るときに一緒にぶつけてしまっているのではないかと思うときがあります。

そんな時、自分が子供の頃に父親から受けた虐待や心の抑圧を思い出しとても苦しい気持ちになります。

訳のわからない事で殴られるたびに「こんな人間には絶対にならない」と思っていましたが自分も似たような事をしてしまう罪悪感に苦しみます。

そんな僕に、さらに小言を言う父親に殺意に似た感情が湧きあがります。
「あんたはそんな事言えるような人間じゃないだろ?今まで俺に何してきた?まともに子供に向き合ってこなかったのに口先だけ一著前な事いうなよ」と父を攻撃したくなります。

今でも自分の父親の顔色をうかがってしまいますし、子供を父親に近づけるのにとても抵抗があります。
父親の前で子供に接していると何か言われるのではないかといつもドキドキして自分らしく子供に接することもできません。

父親の前では心が勝手に反応しているようで、まるで呪われたように毎日が苦しいです。
この感情に毎日振り回されて生きているようで、どうしたらこの呪いのような感覚から心が晴れるのか・・・

しかし一生懸命働いて育ててくれていた事にとても感謝しています。
今の自分の周りの環境は父親の努力の結果なのでとても感謝しています。
父親は昔の事は本当に申し訳ないと思っていますし、僕も責める気はありません。
だけど、うまくいかない事を父親のせいにしてしまっている自分もいてそんな自分自身も好きになれません。
抱きしめたいくらい感謝しているけど、殺したいくらい大嫌いなのです。

また、飲食店などで子供が騒ぎだすと周りから何かされるのではないかとドキドキして脅迫されているような感覚になります。

子供の頃に親から受けた心の呪いを解く方法はあるのでしょうか?

カウンセラー
大みぞなおみ
まーくんさん、はじめまして。ご相談いただきありがとうございます。
担当させていただきます、大みぞなおみです。よろしくお願いいたします。

ご相談を読ませていただきました。毎日が呪われたように苦しい、とのこと…
まーくんさんが、少しでも楽になれますよう、お手伝いをさせていただけたらと思います。

まーくんさんには、三人のお子さんがいらっしゃるのですね。
>とてもワンパクで思うように育児できず別のネガティブな感情を、
>子供を叱るときに一緒にぶつけてしまっているのではないかと思うときがあります。
>そんな時、自分が子供の頃に父親から受けた虐待や心の抑圧を思い出し
>とても苦しい気持ちになります。

お子さんの育児、本当にお疲れ様です。
思うようにいかず大変なこと、たくさんおありのはずですよね。

子供を叱るとき、育児とは別のネガティブな感情を、一緒にぶつけてしまうこと…
これは…私も親なのでわかります…どうしても、起きてしまうことかなあと思いますよ。
どうかご自分を責めないでくださいね。

まーくんさんは、そのことに自ら気づかれていますし、大きなことには至っていない、
まーくんさんは、お父さんのようには、されないと思います。
自分を責めると、それも抑圧の元になります。
プレッシャーを抱え過ぎないでいただきたいなと思います。

私が少し気になったのは、「思うように育児ができない」という言葉です。
まーくんさんが望む育児って、どんなものなのでしょう?
もしかして、お父さんの目を気にしての育児になってはいませんでしょうか?

私の杞憂かもしれませんが、お父さんを意識するあまり、
お父さんが気に入るような、認めてくれるような育児をしないと、と思ってしまっていたり、
逆に、お父さんとは違う、育児をしないと、と思ってしまっていたり、
とらわれて、プレッシャーになっていないかしら、と思ったんです。

子供時代の苦しみを知っているまーくんさんだからこそ、
悩みながらも一生懸命、子育てされていることと思いますよ。
そんなご自分を、もっと認めてさしあげてほしいな、と感じました。

奥さまとは、子育てについて、お話しされていますか?
まーくんさんの持つ悩み…お父さんのことも含めて、お話できていますか?
一番身近にいる奥さまに、理解してもらえたら、楽になるところがあるのではないかと
思います。お互いに協力しあえたり、認め合えたら、一番ですよね。

お父さんとは、同居されているのでしょうか?文章から受ける印象だと、お父さんが、
かなり近くにいらっしゃるのか、影響力が大きいように感じたのですがいかがですか?
同居されているとしたら…少し、しんどいことではないかと思います。

>そんな僕に、さらに小言を言う父親に殺意に似た感情が湧きあがります。

これも、私なりにですが、わかる感じがします、無理ないと思いますよ。

>今でも自分の父親の顔色をうかがってしまいますし、
>子供を父親に近づけるのにとても抵抗があります。
>父親の前で子供に接していると何か言われるのではないかと
>いつもドキドキして自分らしく子供に接することもできません。

これもよくわかる感じがします。今までたくさんのことがあったからですよね。
でも、もう嫌なんだと思います。自分らしく子供に接したいんですよね。
お父さんの前にいると、それができなくて、嫌だし苦しいんだと思います。

お父さんの前にいて苦しくなるその感情に、少し注目してみてくださいね。
お父さんに、こんな父親として見られたい…というような想いはありますか?
褒められたい、認められたい…みたいな想い、あったりはしないでしょうか?
お父さんがそうしてくれたら…報われるような、救われるような想いはないでしょうか?

そうであったら、まーくんさんは楽になれるかもしれません。
でも、お父さんは、もしかしたら、誰かを褒めたり認めたりすることが、
難しいのかもしれません。ましてや自分の子供には…もっとしにくいかもしれません。
ご自分の育児に対して、罪悪感をお持ちじゃないかと思うからです。

>訳のわからない事で殴られるたび…
>まともに子供に向き合ってこなかった…
>父親は昔の事は本当に申し訳ないと思っている…

お父さんも、今、まーくんさんに対して、苦しさをお持ちなのかもしれませんね
でも、うまく表現はできないのかな、と思います。

お父さんを許しましょう、と言っているのではありません。
お父さんに対して、感謝があり、愛情があるからこそ、まーくんさんは、
苦しいのだと思います。

>抱きしめたいくらい感謝しているけど、殺したいくらい大嫌いなのです。

苦しいですね。近くにいるだけに気になって、もっと苦しいんだと思います。
私には、まーくんさんと、お父さんの距離が、とても近いように感じます。
実際の距離だけでなく、心の距離も、です。少し距離を持つことも、
まーくんさんが楽になるための方法の一つのように思いますが、いかがでしょうか。
物理的に難しかったとしても、心の境界線を持つことが大事かな、と思います。

お父さんの近くにいて、ドキドキするのは、かつてのようにお父さんに何かされないか、
怖い気持ちで、心が脅かされているからではないでしょうか。
飲食店でドキドキしてしまうのも同じ心理ではないかと思われます。

かつて本当にお父さんが怖かったこと、心が脅かされていたこと、
それが今も続いているなら、解放させてあげてほしいと思います。

ネガティブな気持ちも、怒りも呪いもあって当然のものです。
子供ができて親になり、親を理解でき、感謝する一方で、
改めて疑問や、怒りが出てくるのも、当然のことだと思います。

ご自分の気持ち尊重してあげてほしいです。どんな感情にも、いい、悪いはありません。
カウンセリングであれば、お話を聞きながら、感情を解放するサポートができると思います。
初回無料の電話カウンセリングもあります。よろしかったらお使いになってみてくださいね。

感情を解放した先で楽になったら、もっとご自分を尊重できるようになるのではないかと
思います。まーくんさんは、今よりもっと、自分らしくいられるようになるでしょう。
そうなったら、お父さんとどう接していきたいかも、今とは違ってくるかもしれません。

お父さんや社会に対して、ドキドキしてしまうときは、境界線を犯され、恐れにとらわれて
しまっていることを思い出してみてほしいと思います。
もう昔のようには言わせない、させないことが、これからのまーくんさんにはできます。
ご自分らしく子供に、接していただきたい、いつもご自分らしくいてほしい、そう思います。

何か少しでも、お役にたてれば嬉しく思います。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

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