両親の死

相談者名
とんとん
はじめまして。30代未婚女性です。

8才の時に父が突然死(病死)したのは私のせいだと母から言われトラウマになりました。
多分、母は精神的に混乱していて幼い私が父と口喧嘩した時に言ったらしい□「お父さんなんて死んじゃえ□」と言った言葉を覚えていて口にしたのだと思います。

それ以来、父が亡くなったのは私のせいだと思い込み自信が持てなくなり内向的な性格になり、神経質で世間体を気にする母のイライラの捌け口になり黙って我慢して良い子を演じてきました。今でも。

10年前に母が亡くなりましたが、結局幼少期の辛かった気持ちを伝える事が出来ず母も気付く事なく永遠の別れをしてしました。

いい加減気持ちを切り替えようと思っても、心の傷が深く母に対する憎しみモヤモヤが燻っています。本音を言うと復讐したかった。

このまま一生憎しみや悲しみを背負って生きていくには辛いです。相手は亡くなった人間だしどうしたら良いか分かりません。

パートナーを見つけて新しい生活をしたいと思っても恋愛や人間関係も上手くいきません。

プロの先生方のアドバイスを参考にして少しでも自分自身を癒してあげたいと考えています。

どうかよろしくお願いいたします。

カウンセラー
赤松わこ
とんとんさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

8才の女の子が抱えるには、重過ぎる罪の意識を背負って、
とんとんさんが生きてこられたこれまでの時間を・・・
どんな言葉なら、労わってあげられるんだろうかと考えた時、
その思いを、どんな気持ちで生きて来たのかを、お母さんに
「分かって欲しかっただろうなぁ」、ただそう思うばかりで、
私には言葉が見つかりませんでした。

吐き出したかったでしょうね。
ぶつけたかっただろうなと思います。

お母さんが亡くなって10年間も、その思いをどこにも吐き出せずに、
ずっと抱えて来られたんだろうかと思った時、「よく1人で耐えてこられ
ましたね、しんどかったでしょう」、と言ってあげたいと思いました。

>このまま一生憎しみや悲しみを背負って生きていくには辛いです。

とんとんさんの心の中で、「自分を変えたい!」と言う思いが、それだけ
強くなっているんだろうなと感じました。
もしかしたらお母さんが亡くなってから、とんとんさんご自身で心の傷を
癒そうと、色々試みられたのではありませんか?
思いつく限りのことを、やってこられたんじゃないかな?と思います。
なぜそう思うかといえば、「何かをしないではいられなかっただろうな」、
そう思ったからなんですね。

お母さんが生きておられた間は、「いつか言おう」と思えることで、
耐えられたかも知れません。でも亡くなってしまって、「もう言えないんだ」
と思った時、とんとんさんの苦しさは、更に増したのではないかなと私には
思えました。

吐き出したかった、ぶつけたかった、分かって欲しかったお母さんが、
亡くなってしまわれたら、心の傷もなくなってしまうのかと言えば、
そんなことはない訳で、むしろどこにその思いを向ければいいのか?
やり場がなくなった思いを抱えて、何もしないでいることの方が、
苦しいだろうと思ったんです。

そのやり場のなくなった思いを、吐き出すことから始めてみませんか?
私達は誰でも、いつも心の中に沢山の感情を抱えて生きています。
自分が気づいている感情もあれば、全く気づいていない感情もあります。
とんとんさんが感じておられるように、自分で気づいている感情でも、
簡単には片付いてくれませんね。
自分で気づけない感情は、気づく所から始めなければ見つかりませんが、
どんどん吐き出していくと、心の奥深くに隠れていた、気づけなかった
感情にもふれることが出来るんです。

そこで本当の自分の気持ちが見えてくるんですね。

長い間心の中に抱え続けて来た思いを、残らず吐き出してみて下さい。
吐き出す=抱え続けるのを止めると言うことです。
とんとんさんが抱えてこられた感情を、解放してあげて欲しいんですね。
それが自分自身を癒してあげる、1番の方法だと私は思います。
とんとんさんがご自身に、「もう楽になってもいいよ」と、許可を出して
あげることでもあるんですね。

よかったら私達カウンセラーに、詳しいお話を聞かせて頂けませんか?
カウンセリングサービスでは、お電話のでご相談(初回は無料です)も
承っております。ご遠慮なくご相談下さい。
『自分自身を癒してあげたい』と書かれたとんとんさんが、少しでもラクに
なって頂けるきっかけになれば幸いです。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。