親に結婚をせがまれると・・・

相談者名
春子
よろしくお願いします。私は30代で独身です。
結婚願望はありますが、体調不調が続き、積極的になれずフリーで今に至っています。5年前程から結婚について、親などにプレッシャーをかけられました。
年頃ですから、当たり前というか別に悪くはとっていません。複雑な気持ちです。「結婚相談所に行ってみたら」という話だったので、私は軽い気持ちで相談所に行こうという考えはないので、すごく抵抗感を持ちました。急に言われたので嫌な気分になりました。親は、話があると強引に進めようとするので、ケンカになります。それから何も言われなくなりました。自分の考えで前に進むだけです。
前置きが長くてすみません。それで、今、はっと気になることがでてきました。親が「結婚・・・」と言葉に出すと、嫌味に聞こえてきます。そしてなんかジロジロ私を見ながら「まだ結婚しないのお!してくれ」と言われているような、思われているような、何か言いたいような「何か私に言いたい?」と聞きたくなります。それと、散歩などで人とすれ違うのが嫌になりました。「まだ結婚もしないでいる甲斐性なし」と言われているような気がします。神経過敏か被害妄想なのではないかと思います。自分の気持ちが現れています。お正月とかイベントのある月、具合の悪い時、ふとそんな心理が働きます。対処法アドバイスお願いします。病院に行った時もこの状況を話して、眠れる薬を処方してもらいました。アドバイスはなかったです。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
春子さん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。

> 親は、話があると強引に進めようとするので、ケンカになります。

こういう強引に話を進められて、心を乱されてしまった経験っていくつもあるんじゃないでしょうか?
心を乱されて、しんどい思いをしてしまったことがある分だけ、親御さんの一言に凄く警戒心を持ってしまい、強引に進められないように頑なになったり、防衛的な態度になってしまうんじゃないかと思うんですね。
それくらい過去に痛い思いをされてきて、今もその痛みが癒されずに残ってしまっているのかもしれません。

もう一つは社会的な風潮として「30歳になって独身の女性」というのはとても風当たりが強いですよね。
僕の友達にもたくさんいるんですけど、中には「その風当たりの強さは男には絶対分からないよ」という人もいました。

そうすると、いつも春子さんの意識の中に「結婚してない自分」を恥じていたり、惨めに思っていたり、嫌悪していたり、そんなネガティブな思いで見ている自分がいるのかもしれません。
もちろん、別の意識ではその気持ちを隠すためもあって強がってしまったり、「全然平気」「私は私の人生よ」と思う自分もいるのかもしれませんが。

それがお正月とか親戚が集まる機会が来ると、一層その思いで周りから見られると思うから、もう最悪な気分になってしまうのかもしれません。

そんな二つの要素があると、無意識的なものかもしれませんが、自己嫌悪や防衛的な態度から、もう既に心かき乱され、また傷ついてしまったような感覚になってしまうと思うんです。
これがいわゆる被害妄想といえるものかもしれませんが、現実に心の中では既に被害者になってしまっているのかもしれませんね。

だから、カウンセリングとしてみていく場合には、そんな過去の癒されない痛みを色々と探してみたいな、と思うんですね。
春子さんなりにも「そういえば、こんなことあったなあ。これはしんどかったなあ」という経験を思い出してみてください。
そうすると、「また、そんな風になってしまう」と恐れ、警戒している自分に気付けるかもしれません。

ですから、まずは、自分自身の素直な気持ちを見つめてみましょう。
既に傷ついてしまっている自分や結婚しなきゃいけないような気持ちになっている自分と出会えるかもしれません。
それも春子さんの心の一部ですから、その自分を見捨てずに認めてあげることが出来たとしたら、その分だけ心は平安を取り戻すでしょう。
そして、もう一つは人生の目標というか、素直に自分の欲しいものやしたいことを探してみるといいと思うんです。
もちろん、すでにあるかもしれないし、逆にすぐには見つからないかもしれません。

そうして、自分の心との繋がりをより一層強めてみてくださいね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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