恋愛感情というものがよく解りません

相談者名
りり
30半ばですが、恋愛を一度もしたことがありません。
家族愛は解りますし友人等への好意などはありますが、恋愛感覚が解りません。
恋愛できたらいいな~という思いはずっとあります。
でも努力は一切しませんでした。
見た目も平凡なので言い寄られることもありません。
そんな状況を楽だと思ってきました。
恋愛している人を見ても羨ましいとは思えず、幸せそうで良かったねという客観的な感想しかもてません。
この歳になりそれもどうかと思い始め、街コンに参加して話が合いそうな方と食事等をしたのですが。
やはり自分には友達という感覚しか持てず、相手の方に申し訳ないと感じています。
このままでは恋愛という状況に憧れてるだけのような気がしています。
自分の性格や状況を考えてみると。
他人とコミュニケーションが苦手です。
病院で診断できませんでしたが小学生の頃にはもう感音性難聴と同じような症状がありました。
音は聞こえるけどなんと言っているのか一部が言葉に変換できないのです。
何度も聞き返していると場がしらけてしまうので、話の前後から何を言っているのか探ったり、適当に話を合わせる癖が付いてしまいました。
日常生活は支障ないのですが、仕事での不便さにあちこち調べ、感音性難聴という病名に行き着いたのも病院へ行ったのも最近です。
そのせいか性格は引込思案で他人は怖いという感覚があり共通の話題がないと拒絶する傾向にあります。
以前友人に、私には近寄りがたい壁があるよと言われたこともあります。
他人でもその場限りで合わせるだけなら普通に話せますが、ある程度付き合う必要がある職場などの同僚とは距離をとってしまい、慣れて普通に話すのに数年かかる状態です。
また、小学生時代に男の子にいじめられていたこともあるのか男性の方が苦手です。
特に口の悪い人や愛想がない人は苦手で関わりたくないです。
気楽で自由な1人という状況は嫌ではないですが、1人だとたまに寂しさを感じることもありますし将来も不安です。
自身で好きなところはありますし大事とは思っていますが、自分自身をあまり好きにはなれません。
自分と連みたがる人もいますが、どこがいいのか良くわかりません。

まとまりのない長文を読んで頂きありがとうございました

カウンセラー
五十嵐かおる
りりさん、初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、五十嵐かおると申します。
どうぞよろしくお願いします。

りりさんのご相談を拝見して、たくさんお伝えしたいことが浮かんだのですが何より始めにお伝えしたいのは、
「人知れず、とても頑張ってこられたのですね。。。」

申し訳ないのですが、私は「感音性難聴」という症状を知りませんでした。
ご相談を受けて、少し調べて下記のようなことを知りました。こちらであっているでしょうか。
(以下抜粋)
耳の穴まで入ってきた音が、内耳で上手く電気信号に変換されず、いびつな形で脳に伝えられてしまうため、相手が何を言ってるのか上手く聞き取れない。
従って、補聴器を使って音を大きくしたり、大きい声を出して話してもらっても、音量に見合った聞き取りが出来ない場合がある。(ここまで)

補聴器を使って音を大きくしたり、大きい声を出して話してもらっても正確な内容が聞き取りにくい、というのは周りの方には理解されにくいことだったと思います。
そんな自分の状態をわかってもらえず、小さい頃から周りとの折り合いをつけてここまでやってくるためには、自分の心を置き去りにしなければならないこともたんくさんあったのではないでしょうか。

>以前友人に、私には近寄りがたい壁があるよと言われたこともあります。

これはりりさんが作った壁ではなくて、ご自身が周囲に対して感じた壁なのだと思います。
聞き取れなくてもその場をやり過ごす、諦めてしまうことも多かったのではないでしょうか。
コミュニケーションが苦手なのは、りりさんの性格ではなくて「聞きとりにくい」ことで、相手の気持ちも「わかりにくい」と感じた結果なのかもしれません。

いつも話を聞き返すのは失礼、場をしらけさせるなら自分が黙ってやり過ごせばいいという気持ちが習慣になっていませんでしたか。
そのためにも「わからない」ことに振り回されないように相手の感情を「感じない」ようにしている。
相手の感情を知らないでいるためには、同時に自分の感情も押し殺す必要が出てくるのですよね。

>恋愛している人を見ても羨ましいとは思えず、幸せそうで良かったねという客観的な感想しかもてません。

それが、りりさんが言う恋愛感情を持ちにくい(感じにくい、というか感じないようにしている)状況をつくっていたのかもしれませんね。
これは自分を守るためであって、りりさんに欠点があったというわけではないんですよ。

ご相談の文面からなのですが、心の中は非常に饒舌な方だとも感じました。
表現が上手でわかりやすいですよね。相手に気持ちをしっかり伝えることができる技術を持っていらっしゃる。

今はSNSの時代。いきなり会うのが苦手な男性も多いんです。
もしりりさんが嫌でなければ、facebookやメールからお友達になることから初めて、文章でお互いを理解し合っていくというのも「出会い」のひとつなんですよ。

「まずは会って話してから」という順番にこだわる必要はないんです。
りりさんが出会いやすい、表現しやすい場から始めれば良いと思います。
そうすれば、似たような考え方や価値観を持った人とも出会いやすくなりますよ。

日常では、ご自身の耳の症状について少しずつでいいので、積極的に周りに伝えていく事をお勧めします。
そうすることで、慣れて話せるようになるまで「数年」が「数日」にぐっと短縮されていくことと思います。

りりさんにわかってもらえるように、工夫してくれる方も出てくると思いますよ。
それは周りに負担をかけるということではなく、相手の優しさを引き出す、りりさんはそれを受取ることで、いい意味で「思いやり」という感情が循環するきっかけとなれるんです。

>自分と連みたがる人もいますが、どこがいいのか良くわかりません。

ひとりで試行錯誤しながら人生と、自分と、周りと折り合いを付けてきた。
周りが見えない事まで理解しているりりさんに興味を持つ方はたくさんいると思いますよ。

どうぞ、そんな方達に「わたしのいいところってどこなのかな」と聞いてみてもらえませんか。
自分では思いもよらなかった返事が返ってくるかもしれません。
それは相手の買い被りではなくて、本当の気持ちなんだということ受取ってくださいね。

りりさんが心穏やかに、気の許せる人たちとたくさん出会える事を心からお祈りしています。

ご存知の通り、カウンセリングサービスのページでも、文章を使ってたくさんの心の問題についてご紹介してあります。
りりさんのお力になれることもあるかもしれません。どうぞいろいろ読んでみてくださいね。
電話カウンセリングは抵抗があるかもしれませんが、面談であれば視覚や感覚を使ったアプローチも可能です。
よかったらぜひ検討してみてくださいね。

この回答が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

五十嵐かおる

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。