ゆきさん、こんにちは、初めまして。 今回、ゆきさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。ゆきさんは恋愛問題についてご相談してくださっていますが、そちらの根幹でもある、ご家族の問題でも苦しんでいらっしゃるのですね。 AC(アダルトチルドレン)の自覚もあるとのこと、今までもたくさん苦労されてこられたことと思います。 それでもあきらめずにこうして相談してくださって、ありがとうございます。 私も少しでもゆきさんのお力になれるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたしますね。 >人前では常に明るく、弱音も愚痴も言わない元気なキャラでいました。 >20代半ば頃まではそんな感じでやり過ごしており、好きな人ができても自分の良い面しか見せないようにしてきました >ただ、それで相手の男性が好きになってくれても、本当の私を知らない・偽りの自分を好きになられている。という感じがして、虚無感がありました。 そうですよね、ご自身のよい面や、演じていた部分を好きになってもらえても、本来のご自身を受け入れてもらえたとは思えませんよね。 それに「本当の自分を見せたら嫌われてしまうかもしれない」という怖れが強くなって、ずっと気を張って隠し続けたり、演じ続けたりしなければいけませんよね。 怖れや不安がいつも消えない状態でずっと居続けるのは、普通の状態であっても負担が大きいのですから、やはり心身ともに疲れ切ってしまうでしょう。 ですから、素の自分で行こうと決められたのは素晴らしい決断だったと、私は思います。 ネガティブな部分を隠す必要はありませんし、ゆきさんのやり方が間違っていたとは私は思いません。 ただ、ゆきさんご自身の心の状態が不安定だったことが、少し問題だったのですね。 もちろん、問題と言っても、悪いことという意味ではありませんよ。 ではどういうことかというと、精神的に不安定だということは、誰かの支えがよりたくさん必要だということです。 もともと、ほとんどの人間は集団生活、社会活動をして生きているわけですから、人と人とが支えあい、協力し合うことは必須です。 支えや助けを必要とするのは悪いことではなく、余裕のある人が助けを必要としている人に手を差し伸べるというのは、人間の素晴らしさだと私は思います。 ただ、病気やけがをしていたり、介護を必要とする人、心の病気を抱える人のケアなどは、一人の人に多くの負担がかかってしまうようだとうまく行きません。 一人の人に集中して負担が圧し掛かることで、介護者や援助者の方にもダメージが出てしまう可能性もあり、それは望ましいことではないのですね。 ゆきさんの場合、心の病気を抱えているケースとは違うかもしれませんが、アダルトチルドレンはある意味、人一倍繊細だったり、傷つきやすかったりなど、生き辛さを感じやすい人たちと言えると思います。 見捨てられ不安があったり、それゆえ他人の愛情を試してしまったり、感情の振れ幅が大きくてご自身だけでなく周囲も振り回されてしまいがちだったり。 もちろんご本人が一番辛いのは当然ですが、サポートする側にもかなり負担がかかります。 ですので、一人の人にだけ頼ってしまうのは、本来好ましくないのです。 私の長女も以前は心の病気を抱えていて、ずっと私が主としてサポートしてきましたが、その私自身もたくさんの人たちに支えてもらっていました。 夫や次女、友人たち、精神科の先生、カウンセラーさんなどたくさんの人たちに助けてもらいました。 それでやっと、しんどかった時期を何とかやっていくことが出来たのです。 ですからまず、信頼できる人、助けてくれる人をたくさん作ること、そして少しずつ頼って助けてもらうことが出来るようになるのが理想的です。 一点集中で誰かを愛することが出来るというのは、情熱的で素晴らしいことでもあるのですが、「彼以外要らない、彼だけに助けてほしい、愛してほしい」となると彼の負担が大きすぎますからね。 それに、少しずつでもいろんな人に助けてもらったり、関わってもらうことで、孤独感から抜け出すことも出来ると思います。 もちろん、「わかって欲しい、助けてほしい、甘えたい」などと思うのも悪いことではまったくなく、人間の当然の欲求です。 でも、大人同士の健全な人間関係は、頼ったり頼られたり、甘えたり甘えられたりの相互依存が理想です。 一方的に頼る、支えるという「自立」と「依存」が固定した関係を大人同志でやっていくのは、どうしても無理があるのですね。 かつてのゆきさんの恋愛のように、頼られる側が燃え尽きて、終わってしまうケースが多くなります。 人という生き物は本来、誰かを助けたいし、愛したい生き物なのだと私は思います。 自分自身のコンディションさえよければ、余力があれば、人は他人にかなり優しくできるものだとも思っていますし、私自身何度もそれを実感しています。 ですからまず、助けてくれそうな人に少しずつ頼ってみる、ということをお勧めします。 小さなことで頼ってみる、助けてもらう、受け入れてもらうという小さな経験を、孤独を感じているゆきさんにいくつも積み重ねてみて欲しいんです。 そうして頼れる人や、繋がれる人が増えてくれば、彼一人に負担をかけすぎるということがなくなりますから、もっと恋愛関係が長続きするようにできるかと思います。 でも、そうは言っても周りにそんな人の心当たりがない、そんな勇気が出ない、というのであれば、私たちカウンセラーを使ってみてください。 私たちが全力で、ゆきさんをサポートさせていただきます。 それに、精神的に不安定だったり感情のコントロールがうまく行かない、一人で抱えきれないほどの悲しみや怒りなどのネガティブな感情がつらい、などの問題については、私たちカウンセラーのほうが一般の方よりもうまく扱えると思います。 初回無料の電話カウンセリングもございますので、ぜひご利用くださいね。 以上、少しでもゆきさんのお役にたてれば幸いです。 ゆきさんが少しでも楽になり、素敵な男性と愛し愛される幸せな恋愛ができますよう、心から願っていますね。 ご相談、ありがとうございました。 三枝 みき |