相談者名 | わこ |
3年ほど前から主人が出会い系や風俗に通っていることが、1年前に発覚しました。 発覚してからも主人は風俗がやめられず、3回病気ももらってきました。 その度に私も病院で検査を受けてきました。 現在はさすがに病気が怖くなったようで、実際に行くことはやめているようですが、行きたいという衝動は収まらないという事です。 それでも離婚はしたくないと言います。 最初に風俗通いが発覚した時には「もう絶対に行かない」と言ってたので、その言葉を信じてきましたが、それからも何度も同じことを繰り返し、その度に証拠を私に見つかるところにわざと置いておくのです。 私は主人を責めてみたり許せる自分になろうとしてみたり、試行錯誤を繰り返し、とても辛い思いをしてきましたが、結局今でも離れられずにいます。 主人自身もカウンセリングに通いだし、今ではだいぶ変わってきました。 そうなってみると今度は、今のままの主人をまるで信じていない自分、恐怖感で支配されていて、そこから抜け出す気力すらなくなっている自分に気づくのです。 自分が今どうしたいのかが、自分でもわからなくなってしまっています。 主人に変わってほしいと期待してしまう自分も嫌になります。 一緒にいて苦しいのならば、離れてみたら楽になれるのかとも思うのですが、一緒にいると楽しい、これからも一緒にいたいという気持ちも確かにあるのです。 いっそのこと、自分もほかの人と遊ぶ事を許せたなら、多少は楽になるのかとも思いましたが、そんな事をしても救われない気もしています。 幸せになりたいのに、幸せになる事が・・・主人を信じてしまうのが怖く、壁を壊せないのです。 ご助言いただければと思います。よろしくお願いいたします。 | |
カウンセラー | 向井康浩 |
わこさん、はじめまして。 向井康浩と言います。御相談ありがとうございます。 病気をもらったことがきっかけで風俗通いをやめた御主人は立派だと思いますし、また御主人を許せる奥様になろうとしてがんばってるわこさんも立派だと思います。問題を一緒にクリアなさろうとされる御夫妻に敬意を表します。 結論から申し上げますと、わこさんが今よりもっと自分を信頼しましょう、です。 御主人が風俗に行った証拠をわざと目につくところにおく・・・男の僕から見ても意地悪で嫌味っぽいです。だけど、このままじゃいけない、風俗通いをした主人を許してあげたい、ってお気持ちをもたれることは、なかなかできることじゃありませんよ。 わこさんは素晴らしい方ですね。 壁を崩して一歩踏み出したい、でも、それをとどめるものは何でしょう? 「怖れ」と「不安」だと思います。「怖れ」と「不安」は、これまで培ってきたはずの自信さえも挫くことがあります。 例えば「本当に今までやってきたままでいいのかな?」「相手はキチンと受け止めてくれるのかな?」とか。御主人が今、わこさんが感じてることを知らないとしたら、御主人に対する怖れや不安は・・・実はわこさん自身への「怖れ」と「不安」なんですね。 ひもとくと「どうせ今度も上手く行くわけないわ。」「ふん、ダンナは今度も裏切るんやろっ!」「だったら、あんたが先に変わってよ!」って。 これが踏み出すことへの「怖れ」と「不安」です。だけど今、御主人も変わろうとしてますよね。 「御主人が変わろうとすることを信じる」わこさん自身を、さらに信頼してみませんか? (怖れと不安には「どうせ何を言ってもムダよ。」「何をやってもムダよ。」って感じる方とのパターンが反映されてますので、その方とのかかわりを掘り下げてみる必要があるかも、とも感じました。) 壁を崩す作業はとても労力のいることだと思います。時にはヤケクソになったり、投げ出しそうになることもあるかもしれませんが、焦らずじっくり取り組んで欲しいです。 それでは失礼いたします。 |