相談者名 | 招き猫 |
私は淋しいという気持ちを常に抱えているように感じています。 ときどき、その淋しさに押し潰され、 そんな時は、一時しのぎとわかっていても、 たいていは、それでやり過ごせますが、 私の中にある、淋しいと言う感情が、 感情は感じれば消えていくと聞いたことがあります。 もしかしたら、淋しいを持ち続けていたいのかもしれません。 自分でもよくわかりません。 淋しいを否定する気はありません。 淋しいでいっぱいになり、何も手につかなくなり、 どうしたら、この淋しい気持ちとうまくやっていけるようになりますか? 何かアドバイスをいただけましたら嬉しいです。 長々と、まとまりの無い文章でごめんなさい。 | |
カウンセラー | 嶽きよみ |
招き猫さん、はじめまして。 今回担当させていただきます、嶽きよみ と申します。 招き猫さんのご相談を読ませていただいて、招き猫さんが、とても感受性の強い方なのではないかと思いました。 もしかしたら、招き猫さんは、その感性の鋭さ故に、今回ご相談くださった「淋しさ」についての課題をお持ちなのかもしれませんね。 とは言え、淋しさやその怖れをひとりで抱えているというのは、とてもしんどいものです。 ではまず「淋しい」という感情はどこからやってくるのでしょうか? 私たちが、まず、その感覚を最初に感じるのは、生まれてきた時、と考えることができます。 でも、生まれてくることによって、一体感から引き剥がされた感覚が、最初の淋しさ、と言えるわけです。 つまり、私たちの中にある「淋しさ」というものは、何ともつながっていない、ひとりぼっち、のような感覚なわけです。 招き猫さんが書いてくださっているように >好きな香り、音楽、味(美味しいもの)、お風呂、深呼吸、 私たちの五感を満たしてくれるものには、心を満たし、落ち着かせてくれる効果がありますよね。 でも、それが >そんな時は、一時しのぎとわかっていても、 と、「一時しのぎ」だと感じていらっしゃるのだとしたら、おそらく招き猫さんが本当につながりたい、一体感を感じたいものは、それらではない、ということになるのかもしれません。 >感情は感じれば消えていくと聞いたことがあります。 はい、感情は感じきると消えていくものです。 ですが、感情は、常に生まれているもの、でもあります。 もし、招き猫さんが、淋しさという感情をしっかりと感じきったとしても、また淋しさという感情があらたに生まれてくれば、結局は常にそこにある、というふうに感じるのではないかと思います。 >淋しいを否定する気はありません。 それはすごく大切なことです。 感情というものは、どんなものであっても、招き猫さんに、何かメッセージを伝えようとしているからです。 そして、そのメッセージとは、 最初の話にもどりますが、「一体感を感じたい」、ということではないかと思います。 つまり、誰かを愛することや、心を開いて人と繋がることを心が望んでいる、と言えるかもしれません。 私たちは、大勢の人の中にいても、恋人といても、どういうわけか孤独感を感じることがあります。 逆に、物理的には一人ぼっちで居たとしても、その人が誰かと、もしくは何かと、深くつながっている感覚があれば、「一体感」という安心感を得ることができます。 >どうしたら、この淋しい気持ちとうまくやっていけるようになりますか? 「怖れ」の反対側には「愛」があります。 ですので、招き猫さんの心の中が怖れでいっぱいになったときは、あえて「愛」のほうに目を向けようとしてみて下さい。 招き猫さんのすばらしい感性に愛を向けると、もしかしたら何か作品が生まれるかもしれません。 招き猫さんの淋しさは、優しさや強さにも生まれ変わるものです。 応援しています。 ご相談ありがとうございました。 |