太った人を見ると嫌な気分になる

相談者名
ルーク
はじめまして。
自分でも嫌なやつだと思いますが、
街でかなり太った女性を見ると、なんだか嫌な気分になるんです。

私の前に並んでいたり、ゆっくり歩いていたりすると、
その人が太っているというだけで、邪魔くさいな、って思うんです。
見下したような気持ちになるんです。

太った男性を見ても、見下したような気持ちになります。

特に、同じ年頃(20代前半)の女性だと特にそう思います。

なんで太ってるの?
やせようと思わないの?
恥ずかしくないの?
・・・なんて思ってしまいます。

他の外見的に劣る(と一般的に思われている)ことには、
全くと言っていいほど、なんとも思わないんです。

私自身は、今は標準的な体重なのですが、
かつては今より20kgほど太っていました。
そのとき、太っていることで嫌な思いをいっぱいしました。

私が街で見かける人たちも、あの頃の私と同じように、
太っていることで傷付くこともあると思うんです。
(現に私なんかは見下していますし・・・。)

自分にも経験があるのに、どうして嫌ってしまうんだろうと思います。
心がとても狭いように感じます。

もし、自分は太っていると思われている方がこの文章を読まれたら、
とても気分が悪いと思います。
気分を害した方、ごめんなさい。

なにか考え方を変える方法があったら教えてください。
お願いします。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
ルークさん、こんにちわ。根本です。そういうことで「イヤな奴」って思うってことは、ルークさんってほんとは優しい方なのですね。

> 自分でも嫌なやつだと思いますが、
> 街でかなり太った女性を見ると、なんだか嫌な気分になるんです。

太っている女性を嫌ってらっしゃるみたいですね。
嫌いなものを見ると誰でもイヤな気持ちがするものです。

なぜかというと・・・

> 私自身は、今は標準的な体重なのですが、
> かつては今より20kgほど太っていました。
> そのとき、太っていることで嫌な思いをいっぱいしました。

って経験をされたからじゃないかと思うんですね。

自分が太っていてイヤな思いをいっぱいされましたよね。
そのときは悲しかったり、悔しかったりされたと思うんです。
しかも、多感なころの話ならばなおさらです。

そうすると自然と「太っている」ことが嫌いになるし、
「太っている」こと自体に嫌悪感を覚えるようになると思うんです。
まあ、俗に言うコンプレックスですね。

そうすると、周りの人からイヤな思いを受けないように必死にダイエットして、標準体重まで戻そうとされたのかもしれませんね。

その当時からは何年も経っているかもしれませんが、いまだにその嫌悪感がルークさんの心に刻まれているとしたら、やっぱり今も太っていることに嫌悪を覚えるし、自分が太ることをすごく恐れているルークさんがいらっしゃるのかもしれません。

> なにか考え方を変える方法があったら教えてください。

まずは、太っていた頃の自分を好きになろうと思ってくださいね。
そして、今の自分を好きになろうと思ってください。
この二つを目標にされるといいと思います。

何か理由があって太ってしまったんですよね?
食べることが大好きだった、寂しくてお菓子を食べ過ぎた、ストレスから過食気味だった、運動が嫌いだった等々、今の自分から思えば「ばかなことしたなあ。未熟だったなあ」って思うことかもしれません。
それを理解してあげることができたら、きっと「うーん、そりゃ、しゃーないかあ」という気持ちになれるでしょう。

そうすると、太っている自分を理解し、受け入れることができましたから、同じように太っている人を見ても、「あの人たちにもなんかあるんだろうな・・・」とか「痩せたら(今の私のように)もっと魅力的になるのにもったいないなあ」という目で見てあげられます。

考え方ってすぐに変わるものでもありませんが、必ず自分が望む方向に変化していけます。

がんばってね。
お返事お待ちしています。

相談者名
ルーク
根本さん、こんにちわ。
アドバイスありがとうございました。
> そういうことで「イヤな奴」って思うってことは、ルークさんってほんとは優しい方なのですね。

私は優しいのではないと思います。
あの頃の自分が、太っているからって見下されたら嫌だと思うだけで、
私を見下してた人たちが嫌な奴だと思っているんです。
だから、傷付けられたことをまだ怒ってるってことかなと思います。

> そうすると、周りの人からイヤな思いを受けないように必死にダイエットして、標準体重まで戻そうとされたのかもしれませんね。
>
> その当時からは何年も経っているかもしれませんが、いまだにその嫌悪感がルークさんの心に刻まれているとしたら、やっぱり今も太っていることに嫌悪を覚えるし、自分が太ることをすごく恐れているルークさんがいらっしゃるのかもしれません。

太っていることに対する嫌悪感はあります。
私は体調を壊してしまって痩せたので、一生懸命ダイエットをした経験はないのですが、
今でも太りたくないって思っています。
私より痩せているだけで、「負けた」って感じることがあります。
友達でも悔しくて、体重の話をしたくありません。

> まずは、太っていた頃の自分を好きになろうと思ってくださいね。
> そして、今の自分を好きになろうと思ってください。
> この二つを目標にされるといいと思います。
> そうすると、太っている自分を理解し、受け入れることができましたから、同じように太っている人を見ても、「あの人たちにもなんかあるんだろうな・・・」とか「痩せたら(今の私のように)もっと魅力的になるのにもったいないなあ」という目で見てあげられます。

「あの人たちにもあんかあるんだろうな・・・」「もったいないなあ」と思うときもあります。
自分の機嫌のいいときなんかはそうです。
いつでもそう思えるようになりたいです。

太っていた頃の自分を好きになるっていうのは難しそうです。
今の自分を好きになるのも、何か結果を出した後じゃないと難しそうな気がします。
「好きになりたい」と思っていたらなれるんでしょうか。

相談に乗って頂いてありがとうございました。
「好きになりたい」と思うようにしたいと思います。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
根本です。> 私は優しいのではないと思います。
> あの頃の自分が、太っているからって見下されたら嫌だと思うだけで、
> 私を見下してた人たちが嫌な奴だと思っているんです。

多くの人は「太ってる人が嫌い、以上」で終わるんです。
それに嫌悪感を感じていても、あまり人に相談してみようとは思いません。
でも、ルークさんの中では疑問や問題に感じる部分があったんですよね。
それは、ルークさんの心の中には「そう思うのは本当の自分じゃない」って感じてらっしゃるからだと思うんです。
それは優しさだと僕は思いました。

> だから、傷付けられたことをまだ怒ってるってことかなと思います。

それはあるでしょうね。
怒りというのは嫌悪感の一つの表現方法ですから。

> 私より痩せているだけで、「負けた」って感じることがあります。
> 友達でも悔しくて、体重の話をしたくありません。

今標準体重でほっとしてる自分がいらっしゃるのかな。
体重に関してネガティブな感覚をお持ちですから。

> 自分の機嫌のいいときなんかはそうです。
> いつでもそう思えるようになりたいです。

今日の大阪は夕方少し雨が降ってました。
その後は晴れてきれいな月が出てました。

心も雨も振れば、晴れる日も、どんよりしてる日もあります。
いつでも機嫌よくできたらいいけど、なかなかそうはうまく行きません。

何が大切かというと、心の状態に抵抗しないことかもしれませんね。
嫌悪感もすぐにはなくなりません。
また太った人を見かけたら、いやーな気分になるかもしれません。
そのときに「ああ、私の心は今曇りやねんなあ」って思ってみるのもいいですよ。

> 太っていた頃の自分を好きになるっていうのは難しそうです。
> 今の自分を好きになるのも、何か結果を出した後じゃないと難しそうな気がします。
> 「好きになりたい」と思っていたらなれるんでしょうか。

「好きになる!」って思ったほうが早いですよ。

ルークさんにとって「結果」ってどんなものかな?
誰かに認められることでしょうか。
それとも、自分で何かに満足感、充実感を覚えたときでしょうか。

前者を求めていると苦しくなります。
人を意識しすぎて失敗しやすくなります。
オリンピックを見ててもそれは感じられますよね。
清水選手は銀なのにとても悔しがってました。
自分で満足できないからでしょう。
里谷選手は銅でも、めっちゃ喜んでました。
きっと自分の心に充実感や満足感があったからじゃないかと思います。

今目の前にあること、それが例え皿洗いだったとしても、一生懸命ベストを尽くしたときに「おー、よくやったやん!」って自分を褒めて上げられます。

ちょっと話はずれてしまったかもしれないけど、自分を好きになる一つの提案でしたー。

> 「好きになりたい」と思うようにしたいと思います。

ルークさんにも素敵な部分がいっぱいあります。
まずはカウンセラーに「優しい人ですね」って言われたこと、受け取ってもらえないかなー?

それではまた。

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