ひなこさん、こんばんわ。根本です。 お返事お待たせしました。 ご相談ありがとうございます。> 先月、オーバードーズをしてしまいました。 それくらい心の中がいっぱいいっぱいで逃げ道を見失ってしまってたのかもしれませんね。 それくらい辛い気持ちがたくさんあって、どうしようも無かったのかもしれません。 もう目の前の現実が辛くて、ずっと眠っていたかったのかもしれませんね。 そして、それくらいしんどいってこと、自分や周りの人たちに知ってほしかったのかもしれません。 > 処置をしてくれた医者の勧めで心療内科に受診を > し、様様な話をしているうちに自分が気がつかなかった > 本音を知る事ができました。その中で一番ショックだったのは > 私は自分の母親を心の中で嫌っていたと言う事です。 それまではどんな風にお母さんを思ってこられたんでしょう? 僕から見ると、このことに気付けたのは、ひなこさんのこれからの人生を考えたときには有益なことなんじゃないかと思うんです。 ここに書いてくださったように、自分がお母さんに抑圧されてきたこと、好きにコントロールされてきたこと、反発するのが怖かったこと、そのため常に顔色を伺うようになってしまったこと、自分に自信が持てなくなってしまったこと、などいろんな気付きが得られましたよね。 もし、これが無かったとしたら、まだまだ自分を苦しめ続けられたのかもしれません。 > その後もそういった事が何度かあるうちに、私は何時の間にか > 母の顔色を伺うような子供になり、それが影響してか、 > 他人の顔色を必要以上に気にするようになってしまいました。 それは無理ないですよね。 お母さんとすれば“子供の幸せのため”を思っていたのかもしれませんが、そのやり方はとっても厳しすぎるものだったようにも思います。 強すぎる愛情というにも、ちょっと酷な時代だったような感じですね。 > とても羨ましいなどといわれていて、その度に「あなたは > 良い子で通っているんだからお母さんの期待を裏切らないで > 欲しい」と言い聞かされていて、子供心にすごくプレッシャーでした。 そうしてお母さんの言うなりになることで、お母さんの恐怖を交わし、愛情を得たかったのかもしれませんね。 でも、そこで得た愛情や優しさも、うれしい反面苦しいものだったようですね。 「もっと頑張らなきゃいけないの?まだまだやらなきゃいけないの?」 そんな心の悲鳴がどこかで聞こえたのかもしれないし、もしそうだったとしても、それを無視するほか無かったような気もします。 > 中学で自我が出てきてからか、母の言いつけを守れない事がしばしばあり、 > その度に母は泣いて、素直だったころのあなたに戻ってくれと > 言うようになり、その台詞を聞くたびに吐き気がしてウンザリでした。 > 素直だったころの私とは?それは母の言う事をなんでも聞く > 母のものさしでの良い子です。 そのことを今も心の中で怒りまくっているようなところはないでしょうか。 リストカットにしても、その後の過剰な自傷行為も、そんなお母さんへの精一杯の反発だったのかもしれませんね。 そうして、いかに自分が苦しいのか、どれだけしんどい思いをしているのかをわかってもらいたかったのかもしれませんね。 > これだけではありません。でも一番ネックになっているのが > これら昔の事だと知り、ショックだった半面、自分を変えて > いく努力をしなければと思います。でも未だに他人の目が > 必要以上に気になるし、無償に死にたい衝動に駆られる事も > しばしばです。母とも出来れば本当の意味での良い親子 > 関係を築きたいです。私ももう数年後には結婚などでこの家を出るだろうし、 > それまでには母の事を心から好きだと言える様になりたいのです・・・。 いい目標ですね。 こう思えるということは、厳しく過激な中にもお母さんの愛情をどこかで受け取っていた部分もあるのかもしれませんね。 そして、それだけ頑張れたひなこさんだからこそ、自分を変えたい、という前向きな気持ちになれるのかもしれません。 だから、苦しかったけれど、一生懸命やってた時代も、その後に反抗していたことも決して無駄ではなかったろうと思います。 でも、それ以前に、心の中には傷ついて、息も絶え絶えになっている女の子がいるのかもしれませんね。 その子は一生懸命お母さんの愛情を求めて頑張った影で、常に隠されてしまった本当の自分なのかもしれません。 僕はそんな辛い時代に抱え込んでいる感情を、まずは、どんな形でもいいから解放してあげたいな、と感じます。 それはこうして言葉にしたり、話したりするのでもいいし、ただ、感じるだけでもいいでしょう。 心療内科の紹介でカウンセリングやセラピーが利用できるようならば、ぜひ使ってみてください。 そして、少しでも自分の心をありのままに解放してあげよう、と思ってください。 お母さんや周りの人の顔色を伺ってしまう影には、取り残された自分自身がきっといると思うんです。 その子は、誰にも耳を傾けてもらうこともなく、誰に目を向けてもらうわけでもなく、じっとひなこさんの心の中に住んでいるような感じですね。 その子に光を当ててあげたいですね。 そんな風に自分の心を感じ、向き合い、色々な感情を感じてみてください。 そのたびにほっとするような安心感と自由を感じられるようになっていくでしょう。 それがきっとお母さんを受け入れられる心の余裕を作り出すし、お母さんを愛する、そして、お母さんの本当の気持ちを理解できる空間を提供してくれるでしょう。 お母さんがなぜそんなに厳しくしてしまったのか? それが心で理解できたときに、本当にお母さんを許せ、愛し、手放すことができるでしょう。 > PS.分かりにくい個所も多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。 いえいえ、とてもよく伝わってきましたよ。 文章を書かれるのがとても上手に感じました。 いよいよ、自分を変えよう、という気持ちで出発するときですね。 応援してますから、無理せず、誰のことを気にするでもなく、自分らしさを探しながら進んで行きましょう。 ありがとうございました。 |