男としての自信が持てなくて

相談者名
Tad
ありふれた悩みですが、自分に自信が持てません。何をするにも気が引けているといった
状態です。小さい頃から、内向的な性格で、いじめられたことも何度かありましたが、い
じめの内容ですけど、僕は女の子っぽい容姿だったので、よく「おかま」とか「お前、女
子と一緒にいても違和感ないぞ」などと言われて、自分の顔に劣等感をもってしまい、そ
れに自分の男らしさにも自信を失ってしまいました。そのせいか、小学生のときから同年代の人と大なり小なり同じような言葉遣いや行動ができなくて、劣等感を感じてきまし
た。高校を卒業するまでは、一応、教室の中で話をする程度の友達はいましたが、親しい友達はいませんでした。高校卒業後は、一年間浪人して、神戸の大学に入学しました。入
学しても、友達を作るとか、サークルに入るとか、ゼミに入るということはしませんでし
た。アルバイトも長期間の仕事だと人と接する時間が多くなるので、それを避けて、神戸市にある学生相談所から短期間のアルバイトを紹介してもらい、アルバイトをしていまし
た。大学卒業するまでに就職が決まらなかったので実家に戻りました。4月以降も就職活
動をしていましたが、面接を受けても質問に上手く答えられず、また、職歴がないとの理
由で、面接すらしてもらえないこともあって、さらに自己喪失がひどくなって、家に引き
こもりがちになりました。今年の4月に、何か資格を取ろうと思って、大学時代、法律を
勉強していたこともあって、行政書士の資格を選びました。現在、受験予備校に週3回通
っています。それ以外の日は、家で勉強しています。今は、アルバイトもしていないので、親に罪悪感を感じています。勉強をしている間は、不安や鬱からは開放されるのです
が、勉強をしていないときは、これからのことを考えることが多く、例えば、このまま、
友達もできず、恋人もできないのかなどと考え、不安になり、イライラしてきます。今年
で25歳になります。せめて、20代の後半は、充実させたいです。でも、いままでの自分の
人生を振り返ると、暗く無駄な人生を過ごしてきたと考えてしまい、前に進む気力がなくなります。自信が持てません。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
根本です。Tadさん、ご相談ありがとうございました。

自信が持てないというご相談はとても多く頂くジャンルの一つです。
いじめがあったり、失恋があったり、親の抑圧があったり、原因は様々ですが、
みんな前向きになれない足かせになってしまっているみたいですね。

Tadさんにとってはどうも男らしさに関する問題のようですね。
女の子っぽい容姿のせいで随分辛い思いをされたんじゃないでしょうか?
そのたびにいじめる同級生を責めるよりもずっと多く自分を責めてしまったのかもしれません。

以来、ずっと自分を否定する方に、否定する方にばかり目がいってしまうのではないでしょうか?
そして、他人からからかわれるのが怖くて人と接したり、人の輪に入っていくことがとても怖くなってしまっても無理ないと思います。

バイトにしても、ゼミにしても、サークルにしても遠慮してしまうくらいですから、本当に自分のことを嫌い、人を恐れていらっしゃるんじゃないかと思います。

> 今年の4月に、何か資格を取ろうと思って、大学時代、法律を
> 勉強していたこともあって、行政書士の資格を選びました。現在、受験予備校に週3回通っています。

それは素晴らしいことですね。
いい目標を設定されたと思います。
応援させて下さいね。

勉強している間は不安な状態にならないというのであれば、心は安らぎを見つけているのではないでしょうか。

人と接する時、怖かったり、自信が無い分だけ、意識が常にまわりの人に向いてしまうと思うんです。
何を言われるか怖くなってしまったり、顔色を伺ったりするんじゃないかな。
そうすると自分の心よりも、他人の意志を尊重してしまう結果ばかりになると思うんです。
嫌われるのが怖い分、誰かの言いなりになってしまうことも多かったりして、ますます自分の気持ちは押し込められてしまいます。

僕たちの感情っていわば小さな子どもと同じですから、振り向いてくれないと暴れ出します。
自分よりも他の人を優先していたら、振り向いてもらいたくて問題を作り出したりします。

ですから、Tadさんが勉強をしているときは、きっと心も自分の方を向いてくれていると安心してるのかもしれません。

勉強ははかどっていますか?
それならば、合格することを第一に考えてみることをお勧めしたいと思います。
それによって心との繋がりを取り戻していく事も出来るでしょう。
行政書士は難しい試験ですよね?
がんばって下さいね!!

そして、その合格通知を手にした時、Tadさんの心に自信と誇りが芽生えると思います。
その分だけ、Tadさんも自分を褒めてあげられると思うんですね。
僕はそれを味わっていただきたいんです。

人と接するのはその先でも大丈夫。
まだまだいくらでも取り返す事は出来ます。

今できること、今したいことにできるだけ全力で向かっていってください。

それでは。

この記事を書いたカウンセラー

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