相談者名 | ゆき |
社会人一年目のゆき、23歳の女です。 子供に関わる仕事をしています。 私の悩みは小学生から続く消えたい、死にたい、不安でしょうがないといった気持ちです。一番最初に死にたいなーと思ったのは小学校三年生のころです。包丁を手にして、自分に差したら死ねるのかなーと思いました。 死にたい、消えたいと考えなかった日はありません。 リストカットは少ししたことがありますが、自殺すると両親や仕事場に迷惑がかかるからだめだなーと思い、今は自傷行為はしていません。仕事もきちんとこなしています。 なぜ自分でもこんなに厭世感や不安感が強く、死にたいと思ってしまうのか、わかりません。できれば、満足感や充実感を味わって、生きていてよかったーと心から思ってみたいです。 | |
カウンセラー | 馬渕瑛子 |
ゆきさん、はじめまして。担当させていただくことになりました馬渕瑛子です。よろしくお願いします。 消えたい、死にたい、不安でしょうがない・・・。できれば感じたくない、嫌な感情ですよね。ずっと頭から離れないとなると、生きていて本当に辛い、しんどいのではないかと思います。 私の考えを伝えさせてください。ゆきさんは、本当に死にたい、消えてなくなりたいわけではないのだと思います。もし本当にそう思っていらっしゃったとしたら、「生きていてよかったーと思いたい」とは思われないと思います。誰にも何も言わずに命を絶ってしまっているかもしれません。 長年の間、ずっと考え続けてしまっている、今も尚そう考えてしまう。というのは、今のゆきさんにとっては、この気持ちが必要なのかもしれません。小学校3年生の時から、そう感じなければいけない目的みないなものがあったのかもしれません。だから手放せずにいらっしゃるのではないでしょうか。 ゆきさんは、「死ぬ」ということに何を求めているのでしょう? 人が悲しみや苦しみ、不安を感じる時というのは、多くの場合「分離」が原因になります。、シチュエーションは様々ですが、もともと繋がっていた人との間に距離ができてしまうと、私たちは「分離感」を感じます。そしてこの分離が、いろんな不快感情を招きます。 ゆきさんにとって、生きていくことで死ぬよりも辛いことが、仮にあるとしたら何でしょう? 小学生のゆきさんにとっては、死ぬこと以外方法がなかったことかもしれませんが、大人になって、社会人になった今なら、別の方法だって見つけられます。 死にたくなる時、そんな時に求められているのは、本当にこの世からいなくなるのではなく、今の自分から新しい自分に「生まれ変わる」こと。 |