対人関係に困ってます。

相談者名
はるひ
 こんにちは。対人関係が苦手で困っています。この問題に関係あるかどうかはわかりませんが、昔、いじめにあいました。もう20年前のことなのに、思い出すと未だに悲しみや怒りがこみ上げてきて、自分が崩れてしまいそうになります。なるべく思い出さないようにしています。その経験のせいか、人の輪に入るのに躊躇するし、仲良くしたくても自分から人に接触していくことが出来ません。相手に嫌われたくないし、私がそうすることは迷惑なんじゃないか、影で「あんな人とは仲良くしたくない。全く迷惑だ。」といわれるのではないかと思うと、行動出来なくなります。なにげない声かけや話をするときにも、私に話しかけられたら迷惑なのではないかと考えてしまうこともあります。 また、もともと地味な人間ですが、誰も自分のことなど気にかけていない、いてもいなくても同じだと感じ、いつも一人ぼっちな感じがします。 会社で廊下ですれ違う時の挨拶にも躊躇してしまいます。もちろん挨拶はしますが、相手と距離がだんだん近づいてくると、緊張して「人が怖い。」と感じます。相手と近づいて挨拶した時、相手がむすっとした表情だと、ものすごく落ち込んで苦しくなります。 どうしたら楽に他の人と接することができるのでしょうか? ご回答をお願いします。
カウンセラー
木村祥典(退会)
はるひさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

人と接するというのは日常的にあることですので、対人関係が苦手で困っている
はるひさんにとっては、いつもストレスを感じている状態ではないでしょうか?

はるひさんには「人の輪に入りたい」「仲良くしたい」という思いがありますよね。
それって、とっても素敵なことだと思います。

そんな素敵な思いを持った素敵なはるひさんなのですが、はるひさんは自分に
関して、「自分は嫌われる迷惑な存在だ」「誰も自分のことを気にかけない」
「いてもいなくても同じ」という誤った思い込みを持ってしまっているようです。

これは過去のいじめに遭った体験などからそのような思い込みを持ってしまった
のだと思います。
20年前のことなのに思い出すと自分が崩れそうになってしまうということですが、
今現在でさえそれだけの思いをしてしまうくらいですから、その当時は、今よりも
ずっと大きな悲しみや怒りがあったのでしょう。
心の一部分が崩れてしまってバラバラになってしまったところがあって、今もその
部分がバラバラになったままなのかもしれません。

全てがバラバラになってしまわないように、先ほど書いたような誤った思い込みを
作り出すことで、何とか自分を保ってきたのではのないでしょうか?

自分をそこまで低く粗末に扱って、こんなに苦しい思いをしながらも自分を保って、
それでも「何とかしたい」と、こうしてご相談を寄せてくださって、前を向いて
進むことができるはるひさんには、本当の強さがあります。

今のはるひさんは、誤った思い込みをしている自分が本当の自分のように感じて
いますが、私は、昔、バラバラになってしまった部分や、それでも人と仲良くしたい
と思う部分、本当の強さの部分こそが本当のはるひさんなのではないかと思うのです。

そのバラバラになってしまった部分の破片を拾い集めて元に戻すことで、今感じて
いる日常的なストレスはうんと少なくなると思います。

バラバラになってしまった部分というのは、今のはるひさんが思っている自分とは
正反対の自分です。

はるひさんが、愛されて、求められて、気にかけてもらって、まわりの人達に
とって、なくてはならない存在であるということを感じることができる部分です。

バラバラになってしまった心の一部分とは、そんなキラキラと輝く部分です。

破片を探しにいく時、集めて組み立てる時、元に戻った部分を自分のハートの一部分
として受け入れる時… その過程の中ではネガティブな感情や感覚を感じることも
あります。

しかし、本当の強さを持ったはるひさんならば、必ずそれをすることができると
私は思います。

その修復作業を、より楽により簡単により早くできるように、私達カウンセラーに
お手伝いをさせていただきたいと思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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