対人関係での孤独感

相談者名
イーヨー
私は、人間関係ですぐ寂しくなったり、疎外感を受けたりと被害妄想!?に陥り易い性格をしています。どんな時に強く感じるのかと言うのは、
・人が自分に話しかけてくれない
・仲の良い人に当たり前でもお昼に行く時に声を掛けてもらえない
・ちょっとでも人の態度がいつもと違うと自分に冷たくなったと感じる
・その人の顔色を伺ってしまう
・自分は嫌われているのではと被害妄想を起こす
・自分が相手に対して助けてあげたりした後に、
自分にも同じようなことが起こったときに助けてもらえなかったりする時
ほんの些細なことを気に留めたり、嫌われているのでは?と勘ぐってみたり・・・。こういうことで、ストレスを抱えるのがとても嫌なのです。今は、会社の人間関係で悩んでいます。また、性格ですが頼まれごとがあるとノーとは言えなかったり、頼まれたりするとその要求以上のことをやってあげようと頑張ってしまう。その反面年上の人には甘えるので頼り切ってしまうところがあります。自分の中では、年上の方といる時の方が居心地が良いです。家庭環境は、円満過ぎで親離れ子離れが出来ない感じです。そのため、家族の時間を大事にし過ぎるため自分の時間を取ることが下手です。それがストレスになる時もあります。
また、小さい頃は目立ちたがりでグループの中心的存在になったりしていました。しかし、同じように中心的存在になる人に煙たがられてグループ全体に無視をされたりしました。そうなると元々気にする性格だったので落ち込むのですが、そのうちストレスが溜まり過ぎて爆発をしどうしてそういうことをするのかと問いただしました。その為、自己主張はできます。しかし、そのうち諦める事にして違うグループに属するようになります。それが元のグループには面白くないようで引き戻されたりしていました。人と広く浅くの付き合いが出来ません。自分のことも知ってもらいたいし、相手のことも知って深く人と関わりたいと思います。その為、少しでも相手に浅く関わりたい感じを見せられるとイライラします。なんか、まとまりの無い自分のことを色々書きまして申し訳ありません。しかし、ここまで自分の全ての思いを書きましたのは是非今後の自分への対応策をなどをご教授頂ければと思いました。その為、寂しさを感じなかったり、人の目を気にしないでいられる解決策を教えて頂ければと思います
カウンセラー
原裕輝
こんにちは、イーヨーさん、
カウンセリングサービスの原といいます。
よろしくお願いします。

相談内容を読ませていただいて、イーヨーさんは、人が好きな方のように
思いました。

人が好きな分だけ、人との関係に疎外感などの、距離を感じた時の
寂しさの感覚が強く感じるんじゃないかと思います。

それは、本当に苦しい気持ちだと思います。

小さい頃グループ全体に無視された経験は、本当につらい経験だったと思います。

そこで傷ついた経験や、友達との関係が上手くいかなかった経験がある分だけ、
『もう、傷つきたくない』という心の力が強くなったいるのかもしれませんね。

その為、嫌われたくない(傷つかないように)と思う心理が強く働くと思うんです。

そうすると、“恐れ”という感情がつきまとってくると思うんですね。

嫌われるのは怖いですから、人の顔色が気になるし、
人の態度が少しちがうと冷たくなったんじゃないかと疑いがでてくるし、
とても不安になると思います。

過去の苦い経験が、恐れという強い感情を作って、
今のイーヨーさんの人間関係を苦しめているように思います。

人との関係を変えていくために、まずは、過去の苦い経験で、できた傷ついた感情を
癒すことにチャレンジされるといいと思います。

傷ついた感情を癒していくプロセスで、カウンセリングでも使われることが多い、
手法を一つ提案させてもらいますね。

過去の傷ついた感情を十分に感じて、その感情を受け止めてあげるんです。
十分受け止めて受容して、その傷ついて人との関係を怖がっている感情に、
「もう大丈夫だよ」って安心させてあげる言葉を、自分にかけてあげてみてもらいたいんです
ね。

十分に、その感情を抱いて、受け止めて、安心させてあげることができれば、
過去の傷ついた感情が解放されていきます。

そうすると、この恐れの感情が、やわらいでいけると思います。

この恐れの感情がやわらぐと、人と接することに対しての恐れが減っていってますから、
実際、人と関わりながら、人間関係の距離の取り方にチャレンジしやすくなると思うんです。

イーヨーさんは、ご家族との関係が近いようですから、
その家族との感覚をベースに人間関係の距離の感覚ができているのかもしれませんね。

だとしたら深く関わった時の感覚が、イーヨーさんにとって、居心地の良い人間関係の
距離の基準になっているのかもしれませんね。

人によって、この人間関係の距離の感覚は、違いますので、
距離が近いと居心地がいい人にとっては、離れた距離でつきあわれると居心地が悪いですし、
逆に、人間関係の距離がある程度離れてたほうが居心地がいい感覚の人にとっては、
近づきすぎられると、居心地が悪くなります。

過去の苦い経験で、傷ついた感情を癒しておくと、
心に余裕が生まれますので、人との関係を怖がらず、相手の居心地の良い距離を調節して
あげながら、相手に接してあげられるようになると思うんです。

まずは、相手の居心地の良い距離で接してあげることができれば、
相手にとって、気持ちがいい人になりますから、徐々に親密になっていき、
最終的には、深い関係を結べるかと思います。

まずは、人との関係で傷ついた感情を癒してから、
実際に人と関わりをチャレンジしていくという形で、解決方法を2段階に分けていくと、
対人関係が変わっていくプロセスが進みやすいんじゃないかと思います。

もっと、もっと、楽に人と接せられるようになっていけるといいですね。
応援していますね。

それでは、失礼します。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。