性格と人間関係について

相談者名
star
こんにちは!いつも楽しくは意見させていただいております。
今回はじめて相談するのですが、よろしくお願いします。

私は現在20歳の大学3年生です。今私が悩んでいるのは、人前で自分らしくいられないということです。
心理学は好きでこのサイトを見て、エクササイズを試してみたり心理学講座を読んで自分に当てはめて考えてみたところ、私は自分の気持ちや意見を我慢してしまう傾向にあるようです。
そのおかげでストレスもたまりやすいのですが、この性格になった原因は小学生ぐらいのときにいじめにあったこと、幼い頃に母と祖母の仲が悪く、怖くて人の顔色を伺っていたことだと思います。いじめといっても、今まで仲がよかった子に無視されたぐらいなのですが、その時はとても傷つきました。
それは私の性格がおとなしかったことが悪かったらしいのですが、それから私は明るい子になろうとけんめいに努力して、いろいろな人に話し掛けるようにしました。
その結果以前のようにいわれることはあまりなくなったのですが、どうしても好かれる自分でいなきゃいけないと思ってしまい、いつもの自分らしくいられず、いい子ちゃんを演じてしまいます。私が自然体でいられるのは今のところ家族の前だけです。

これからまだまだたくさんの人と出会う可能性があるし、その中で信頼できて、自分の素を見せられる友人や恋人をつくるにはどうしたらよいのでしょうか。

カウンセラー
中原謙一
starさん、初めまして。
メールありがとうございます。

私は中原謙一と申します。

よろしくお願いいたします。

メールを読ませてもらって、starさんは自己分析がちゃんとできているなと感じまし
た。

おっしゃる通り、幼いころの母と祖母の関係や、友人との関係がstarさんの今のパター
ンを作りだしているのだと私も思います。

ただ、実はこのこと以上に今のstarさんの素を見せられない要因がもう一つあるよう
に感じられます。

それは、幼いころの母と祖母の関係や、友人との関係の中で、starさんが自分をどの
ように扱ったか、です。

おそらくですが、お母さんやおばあさんが争っている最中、starさんはずっとある感
情を感じていたのではないでしょうか?

それは、「自分のせいで二人がけんかをしている」と思っていたのではないでしょう
か?

子供のころは誰でもですが、親が怒っていたり不機嫌だったり、けんかしていたりす
ると、自分が悪いと思い込んでしまいます。

ですので、始めのころは何とかけんかをやめてもらおうとするのですが、子供ですか
らなかなかうまくいくことはありません。

ここで、八つ当たりでもされようものなら、確実に「自分が悪い」という感覚に入っ
てしまいます。

しかし、多くの人は自我が芽生えはじめると、自分が悪いから、誰かが悪いに変えて
いくことで、自分の観念を正当化していきます。

starさんの場合は、そのまま自分が悪いが観念として残ってしまったため、人の顔色
を伺い、少しでも不機嫌な人がいたりそう感じてしまったら、「自分のせいで不機嫌
なんだ」と無意識で自分を責めているのかもしれませんね。

さて、ここで私からの提案ですが、この「自分が悪い」と思い込んでしまった観念を
「自分は悪くない、誰も悪くない」という形に変えてみてはいかがでしょうか?

たとえば、一般的に恋人同士などで、パートナーが少しでも不機嫌な顔をしていると、
相手に対して不安を感じてしまいます。

「私、彼(彼女)に対して何かいけないことをしたんだろうか?」

こう思うと、自分のいけないところをいっぱい見つけて、このせいで相手が不機嫌な
んだと自分を責めてしまうわけです。

これが友人関係や、時には親子関係などでも怒ることがあります。

しかし、実際にはstarさんとは直接関係のないことで怒っている場合もたくさんある
のでしょう。

この「自分のせいだ」と思っている誤解をstarさん自身が解いてあげる必要がありま
す。

「自分は悪くないよ、お母さんもおばあちゃんも、友達も、誰も悪くないんだよ。」
と自分自身の誤解を解いてあげて欲しいんです。

まず、誰よりも自分自身を大切に扱ってみてください。
そして、誰よりも自分自身に優しく接してあげてください。

それができた分だけ、同じことを友人や恋人に対してもできるようになりrマス。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

starさんのこれからの人間関係が、より豊かになる参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

中原 謙一

この記事を書いたカウンセラー

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