自分のものを人に使われるのが嫌!

相談者名
知美
知美と申します。いつも楽しくホームページを拝見させて頂いています。
私は酒乱の父、そのせいでゆとりのない母、その環境に背を向ける兄という環境で育ちました。18歳で母と二人で暮らし始め、自分がACであることも自覚し、自己嫌悪や漠然とした不安、幸せや変化を拒む、彼氏に攻撃的になる原因を突き止めてきました。父とは別として、母や兄、彼氏、会社の同僚、友達とはうまく付き合えるようになって来ました。でも未だに原因が解らない問題があります。「自分のものを使われるのが異常に嫌」ということです。会社では自分の使っているボールペンを使われるだけでイラッとします。元の場所に返してもらえないとイライラが増します。自分で用意した自分の為のお茶などを彼氏に飲まれると文句を言ってしまいます。(勿論、彼使用のお茶も用意しています。)なんで自分のものを使わないのか?何故、自分で自分の飲むお茶くらい取りに行けないのか?と思ってイライラが止まりません。貸してとか頂戴と言われればまだ良いのですが、それでも嫌で苛々します。でも黙ってされた場合は、相手を信用できなくなります。「私はそういうことをされるのは嫌だから、止めてほしいな」とお願いすると「ケチ」と言われます。傷つくと同時に怒りもこみ上げます。でも確かに几帳面すぎることは良くないと思って反省もするのですが、どうしても苛々します。自分のものを触られたくない!使われたくない!私のものを誰かとシェアしたくない!という思いがあるせいで、同棲・結婚にも不安を覚えてしまいます。(でも不思議なことに女性にはイライラしません。)イライラの原因と改善するエクササイズを教えていただけたら嬉しく思います。
長々と話を聞いていただきありがとうございました。お返事、楽しみに待っています。カウンセラーの皆様の益々のご活躍を願っています。
カウンセラー
小川のりこ
#知美と申します。いつも楽しくホームページを拝見させて頂いています。
こんにちは。はじめまして、小川のりこと申します。ホームページを見ていただいているのですね。
ありがとうございます! よろしくお願いいたします。

知美さんの文章を読ませていただいて、私は知美さんのご相談の担当になることが出来て、
非常に嬉しく思っています。なぜならば、私の子供の頃と環境がよく似ているから。
私の父もお酒をよく飲み、そのたびに暴れて私や母に暴力をふるっていました。
全く同じではありませんが、私は父がお酒を飲むたびに怖くていたたまれなくて、
父が憎くて憎くてたまりませんでした。とても毎日がつらかったです。
あのとき私が感じていたような寂しさや苦しさを知美さんも抱えていらっしゃるのでしょうか・・・。
それでもご自分でその状態をなんとかしようと一生懸命だったようですね。
そして彼や友達などと上手につきあえるようにまでになったんですね。素晴らしいことだと思います。

#「自分のものを使われるのが異常に嫌」ということです。会社では自分の使っているボールペンを
#使われるだけでイラッとします。元の場所に返してもらえないとイライラが増します。自分で用意し
#た自分の為のお茶などを彼氏に飲まれると文句を言ってしまいます。(勿論、彼使用のお茶も用意しています。)
#なんで自分のものを使わないのか?何故、自分で自分の飲むお茶くらい取りに行けないのか?
#と思ってイライラが止まりません。
イライラってどんなときになるんでしょうね。例えば自分の思うようにいかなかったとき。
例えば何かを我慢しているとき。もっと深く考えてみましょうね。我慢や思い通りじゃなかったとき、
実は怒っていたりするんですね。
私もこんなふうに感じたことがあるんです。私の場合は人にものを貸したときにすごくイライラしました。
なんでだろう・・・って考えていると、「不安」だったからなんです。
本当に返してくれるんだろうかと。ようするに相手を信用していないかったんです。
知美さんもそう書いておられますね。

#でも黙ってされた場合は、相手を信用できなくなります。
と。

#「私はそういうことをされるのは嫌だから、
#止めてほしいな」とお願いすると「ケチ」と言われます。傷つくと同時に怒りもこみ上げます。
#でも確かに几帳面すぎることは良くないと思って反省もするのですが、どうしても苛々します。
知美さんはご自分で今まで一生懸命に対人に対して努力してきましたよね。
ここまで来るにはそれはもういろんなことがあったでしょうね。
だけど、まだ人と関わることに関して漠然とした不安を抱えておられませんでしょうか。
私はそんなふうに感じました。

#自分のものを触られたくない!使われたくない!私のものを誰かとシェアしたくない!という思いがあるせいで、
#同棲・結婚にも不安を覚えてしまいます。
#(でも不思議なことに女性にはイライラしません。)
ここをもう少しお聞きしたいと思いました。
例えば好きな人に対してはどうだったのでしょう。「彼氏」と書かれてありましたが、
現在のパートナーとのご関係もお聞きしたかったところですが、
これらの話は全てにおいて男性に対してのみ起こってしまうことなのでしょうか。
もし・・・男性のみに起こることだとしたら、知美さんは男性に対しての「怒り」があるように感じます。
だとしたら知美さんは男性をどういうふうに日ごろ見ているのでしょう。
「男とは・・・」って課題を出したらどう答えて下さるのでしょうね。恐らくいいイメージはないように
思います。書いていた文章の中に、
#父とは別として・・
というひとことがありましたね。それ以外の人とはうまくいくようになったと・・。
ならばお父様とは未だにまだ思うところがあるのでしょうか。
知美さんが今、お父様に対してはうまくいっていないのであるならば、それはパートナーシップ上で
いろいろ出てきたりするんですね。なぜならば
私たちの初めて接する男性は父親になります。すると男性というものの
イメージの基本は父親になっちゃうんです。その父親に対して「怒り」の感情があるのだとしたら、
男性と接するときに「あの憎いとーちゃんの要素をいっぱい持った動物」という感情が出てきちゃうんです。
だからどの男性に対しても「男は信用できない!」になって、許せなくなってイライラする…。
ということも充分おこりうると思います。
だとしたら、お父様や「この世の中の男ども」について、たくさん教えていただきたいと思います。
怒りでもむかつきでもどんなことでも。知美さんの中にある彼らに対するイライラを吐き出して
くださいませんか? そうすることで知美さんの心の中のイライラは随分と解放され、すっきりすると
思います。

#長々と話を聞いていただきありがとうございました。お返事、楽しみに待っています。
#カウンセラーの皆様の益々のご活躍を願っています。
こちらこそありがとうございます。このお返事でお分かりになったでしょうか。
もしよろしければ、またこちらのお電話のカウンセリングをご利用ください。そして
いっぱいいっぱい吐き出してくださいね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。