些細なことが気になってしまいます

きっとね、すごく繊細な心をお持ちなのです。
でも、繊細で傷つきやすいだけでは、世の中渡っていけないことがたくさんあったと思うんです。
そういうとき、人は「仮面」を作ります。自分を守るために。
「暗いと嫌われる」と思うえば「明るく」振舞うようになります。
そして、最初は違和感があったそれも、徐々に溶け込んできて、どっちが自分なのかが分からなくなってきます。
でも、心には常に「繊細な私」がいたとしたら、きっと匿名さんが感じてらっしゃるように人からみえる印象と、
実際の私とが乖離してしまうでしょう。
これは僕たち全員が多かれ少なかれやっていることです。

> 私は昔から人付き合いでくよくよするところがあって、人と会っておしゃべりした後も
> 「ああ、あんなこと言わなければ良かった」「あんなこと言ってしまって、こう思ったかしら」など、
> 気になりだすと夜も眠れないほど気になってしまうのです。

僕もそういう時代がありましたし、今も多少は残っていますね。

> 些細なことが気になるこういうクセは、治るのでしょうか。いつか神経症のようになってしまうのではないかと、とても不安なのですが。

ええ、だいじょうぶですよ。
ただし、治そうとしないで下さい。そしたら、きっと治ります。

へ？って思うかもしれませんね。
説明させてください。
匿名さんが恐れている「神経症のようになってしまう」という不安が、実はその神経症を作り出します。

些細なことが気になること、それを悪い事だと思っていませんか？

それも匿名さんの資質、才能の一つと見たらどうでしょう。
繊細な方は実は人の心の変化や心そのものを上手に汲むことが出来ます。
心配り、配慮、優しさ等々、人の心を温かくする才能をお持ちなわけです。

でも、そんな自分を否定してしまったら、きっとその才能をすべてどぶに捨ててしまうようになるでしょう。それはとてももったいないことです。

僕の目にはそんな繊細な自分を嫌っている匿名さんがいるように感じます。
成長して大人になっていくときに、繊細さが邪魔になることも確かにあります。
だから、きっと無理ないことだろうとも思います。

でも、今、それをもう一度見直してみるのもいいかもしれませんね。
それは繊細な心の使い方を変えるということです。
自分がまずいことを言ったんじゃないか？って考える代わりに、あの人はなぜあんな態度を取ったんだろう？
今日は元気なかったな、明日電話してみようか？
そんな風に、人に対して使ってみるという手もあります。

明るく元気な一面も今は匿名さんの一部でしょう。
それに人の心がわかる繊細さがくっついたら、どんな人になると思いますか？
きっと多くの人に慕われる人気者になってしまうと思うんです。

今からでもまだまだ学ぶこと、成長する余地はいっぱいあると思うのです。
新しい自分を作る、いいきっかけになるんじゃないかと僕には思えます。

いかがでしょうか。

>そう簡単には治らないでしょうけれど、なるべくポジテイヴに考えるクセをつけていきたいと思います。

それができたら一番です。
でも、やっぱりしんどくなってしまうこともあると思うんです。
そういうときは遠慮なく、落ち込んでください（＾＾；
そして、また立ち上がりましょう。

繊細な心を持つ匿名さんのような方は、自分に素直でいることがとっても大事です。
無理せず、頑張りすぎず、マイペースでやっていきましょうね。

>今夜は、少し安心して眠れそうです。ありがとうございました。

それはよかった。
僕も嬉しいです。

こちらこそありがとう。

それでは！！