おみそさん はじめまして。 カウンセラーの近藤あきとしと申します。 今回はご相談をお寄せくださいましてありがとうございます。 どうぞよろしくお願いいたします。ご相談内容を読んでいて感じたのですが、 おみそさんはとっても人が好きな方のようですね。 一人で生きていきたいと言っているのに何を言っているんだと思われる かもしれませんが、もしかしたらおみそさんが人の優しさや気遣いや 素晴らしい部分を沢山知っているだけ、誰かとの関わりの中でその反面の ネガティブな部分を見たり感じたりすることが、人一倍悲しかったり 寂しさが心の中を吹き抜けていくような気がしてしまうのかなと思ったんです。 そしてそれを感じなくて済むには、人から出来るだけ距離を取って 一人で生きていくこと、もしかしたらそれが自分自身を悲しませなくて 済む方法のように考えているのかもしれない、と考えてみるのも 意味のあることと思いますよ。 > そもそも私が人と会うことを嫌う理由は、腹が立つからです。 > 時々、すごく態度の悪い店員さんとか、病院の受付さんとか、 > なぜか物言いが無駄にキツイ人っていますよね > あのタイプの人たちと、それから、 > 人の噂話や陰口が好きで、常の人のあらを探して笑いものにしたがったり > 他人の不幸を喜んだりする人たち。 そういった人たちのしていることというのは、おみそさんにとっては決して 誰かに対してしたくはない、出来ないと思っているくらいのことですよね。 それだけでもおみそさんがどれほど人に優しくしたい、努力を称え成功を 一緒に喜びたい人なのか分かってしまう気がします。 関わりたくないと思う時というのは、他人がおみそさんが見たくないモノ、 感じたくないモノを見せつけてくるかのように感じてしまう時なんですね。 自分はこうありたくない、こんな部分があってはいけないと思っている所を 目の前で見せられるのはとっても嫌ですし、たまらなく腹も立ちますからね。 心理学ではこういった現象を「投影」と呼んでいます。 心の中に自分では受け入れたくない嫌いな部分や、これは自分ではないと思いたい所が あると、それを心の中で切り離そうとしたり遠くに追いやってしまおうとするのですが、 その気持ちが強ければ強いほど(無意識的にやっているほど)、他人との関わりの中で 相手がそれを見せつけてくるように感じてしまうんですね。 それは、自分が嫌だと思っている自分から逃げようとしてしまっているということ なのかもしれません。でもそれは自分自身なので決して逃げきることはできないと 思うんです。 だとしたらどうすれば良いかというと、自分の中の嫌いな自分(自己嫌悪)を 受け入れ、許し、癒していってあげることなんですね。 おみそさんは自分が好きですか嫌いですか? 嫌いだとしたらどんな部分だと思いますか? > このタイプが特に大嫌いですし、 > 人間は誰しもそういうもの、もちろん自分もそうだと感じています。 とおっしゃっていますが、私には全然そうは思えないんですよ。 おみそさんが嫌いなタイプの人たちと同じ程度の人間だとするのなら、 自分のやっていることに何の問題も感じないはずなんですよね。 だから悩みにもならないし、誰かに相談しようとも思うことも無いんです。 でもこうして相談を寄せてくれたということは、おみそさんの中で何か 本来こうありたい思っている自分と、現実の自分の間にかなりのギャップを 感じているのかなと思うんです。だから上に書いてあるようなことは私には 全くおみそさんの本当の気持ちとは思えないんです。 (私の勝手な想像なので間違っていたらすみません。) > どうしてそういう考えになってしまったのかは分かりませんが、 > 誰かと話していても「いま嫌なことを言われた」と感じる頻度が高く、 > 私も「いま嫌な奴だと思われただろうな」などと常に考えてしまい、 > 他人と一緒にいると疲れてしまうのです。 ついつい相手の様子を伺ってしまうのが癖みたいになっているのかも しれませんね。自分がどう思われているかが気になって相手との楽しい やり取りなんて考える余裕も無いでしょうからね。本当に気疲れして してしまいますね。 そうなると素直な自分、ありのままの自分でコミュニケーションすることは 難しくなりますから、人間関係が煩わしくなるばかりだったのではないでしょうか。 それはずっと昔からある感覚だったのでしょうか? どうしてこうなったのか?ということには何かルーツがあると考えられるので 学生時代、子供時代、家族関係、両親との関わりなどを 誰か信頼できる人やカウンセラーに話を聞いてもらいながら、 過去の自分と向き合っていく機会を作っても良いでしょうね。 ネガティブなことばかり言っているひとっていなかったかな? それを聞くことしか出来なかった時、何を思っていたっけ? その人を何とかしてあげたいと思っていたけど助けられなかったな・・・ 色んなことを思い出すと思います。 その中にルーツやヒントがあるかもしれませんから、チャレンジしてみると やっただけの価値は感じられると思いますよ。 > 多分、相手の言葉や態度の裏を読みすぎているんだろうとは思いますが > 治し方がわかりません。 > そもそも治した方がいいのでしょうか。 > なるべく人と深く関わらずに生きていけたら、私はそれでいいのですが…。 とても感受性が豊かで感性が鋭いのだと思いますよ。 だから人の感情を自分で意識している以上に感じてきたのかもしれません。 ネガティブな感情を沢山感じてこられたようですから、それがとても辛くて 他人との距離を取らざるを得なかったのかもしれませんからね。 でもそれは素晴らしい才能でもあるんですね。 人の感情に敏感ということは、細かい気遣いや心配りが出来たりするサポートする 才能があったり、人の欲求をくみ取るのも得意ですので人を喜ばせるサービス精神が 実は旺盛だったりして。今まで表に出ていなかったおみそさんの価値や才能に これから光があたる時代が来るのかもしれませんね。 病気とは違うので治す、ということとは同列には言えませんが、 おみそさんが今よりも少しでも楽に生きていくには、人としてどうありたいのか、 またどんな人生を生きたいのかという、自分のあり方・生き方を考えていく為に 心の深い部分と向き合い、自分をもっと知っていくことではないでしょうか。 またそれは人とどう関わっていきたいかを考えていくことに繋がっていくでしょう。 どんな態度でどんな姿勢で関わっていきたいのか? 今自分はどんな気持ちなのか? 目の前の人に伝えたいことは何なのか? 自分は何を喜びにする人間なのか? その中で感じたモノ一つ一つがおみそさんの人生の方向を示してくれると思います。 その答えがどんなモノであれ、おみそさんだけの答えになるはずですよ。 もちろん一人で取り組むのはなかなか大変なことなので、是非カウンセリングを サポートとして受けてみて下さいね。きっと力になれると思います^^ 何だか良く分からないなと思った時も無料の電話カウンセリングで尋ねてきて下さい。 詳しい話を聞かせていただければより具体的なアドバイスも出来ますので、 気軽に問い合わせ下さいね。 おみそさんが一番楽で素直な自分でいられる生き方を手に入れられるように 祈っています。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |