そらさん、はじめまして。担当させていただくながのひろみです。 よろしくお願いいたします。昔、お友達に裏切られて言いたいことが言えなくなってしまったとのこと、 とても辛かったでしょうね。大好きなお友達ならなおさらのこと、 胸がはりさけるような気持ちにもなられたことでしょう。 そこで、そらさんは、自分の意見よりも他人の意見を優先して我慢するほうが、 人とうまくやっていく方法だと学ばれたのですね。 それが自然で苦痛ではなかったと書かれてあるように、 当時のそらさんが生きていくのには一番気持ちが楽になる方法でもあり、 苦痛から守ってくれる方法だったのだと思います。 しかし、今のそらさんにとっては、そのやり方が多少合わなくてなってきている ようですね。 それは、まるで今まで着ていた洋服が、体が成長して大きくなった分だけ 窮屈になってきたのと同じで、今の自分に似合う新しい洋服、新しいやり方を 身につける時期が来ているようです。 今の職場で、人が好きであること、人と関わって生きたいという気持ちが あることに気が付いてよかったですね。 そこに気が付かなければ、自分を表現してみたいとか、誰かと何かを分かち合いたい という気持ちも芽生えないですものね。 そらさんの中では、今までいた位置から確実に前に少しずつ動き出しているようですよ。 そらさんが、今回尋ねてある悩みですが、実はすべて繋がっています。 まず“自分の人生なのにどうしていけばいいかわからないこと・・”という状態は、 自分の好きなことや、やりたいことを我慢して抑圧した結果、起きてきます。 自分の気持ちを抑圧しすぎると、自分は何が好きなのか、何をやりたいのかが さっぱりわからなくなってしまいます。心の声が聴こえなくなってしまうのです。 心の声が聴こえないと、何を選んでいいのかわからないので、 “いつも不安”になります。 たとえ選ぶことができたとしても、好きか好きでないかという基準よりも、 正しいのか間違っているのかという基準で見てしまいますので、 自分の選択に“自信が持てません。” その状態が苦しいので、結局は、自分で選択するよりも誰かに決めてもらって、 “いつも自分が傷つかない”ことを選んでしまうのです。 なので、そらさんがここから抜け出すためには、まず自分の心の声に 耳を傾けることをお勧めします。 心の声に耳を傾けるというのは、日常生活の中で、何が好きか、何が嫌いか、 何をやってみたいか、何をやりたくないか自分の気持ちに注意を傾けて 聞いてあげるということです。 そして、これが大事なことなのですが、それを言葉に出してみるんですね。 できるだけ、大きな声でゆっくりと言ってみてください。 内容はどんなことでもOKです。 「私はお昼はサンドイッチが食べたい」 「私はこの雨の中を歩くのは嫌だ」 「私は週末は温泉に行きたい」 そらさんにしかわからないそらさんの心の声を、そらさん自身が表現して あげるんですね。 誰かに自分の言いたいことを伝えるには、まず自分が何を伝えたいかを 理解しておくこと、その次は、それを表現してみることが大切です。 そのためには、日頃から自分の気持ちを表現する練習をしておくといいと思います。 まずは最初の一歩からですね。 それがクリアできたら、またさらに次のステップに進んでいきましょう。 当社には無料電話カウンセリングもありますので、おひとりで頑張らずに、 いつでも私たちカウンセラーを頼ってくださいね。 そらさんが、のびのびと自由に表現できるゴールにたどり着けるように応援しています。 今回のご相談ありがとうございました。 |