るるさん、こんにちは。 ご相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いします。さて、るるさん、会話をしなければならい、しかしできないとの思いは、とても 辛いですね。気持ちばかりが焦ってしまい、早く会話が終わらないかと考えてし まったり、頭が真白になってしまうのはよく分かります。 さて、先ずはこの部分を克服する方法をお話ししたいと思います。 この問題を作り出しているのは、先ず、るるさんが、自分が話をしなければなら ないと思っておられる事です。 話をしなければならない、話をしなければならない、と思うほどに焦ってしまい、 うまく話が繋がらないのですね。 ちょっと想像してみて欲しいのですが、「話をしろ」と誰かに言われて、しかも 自分の背中にその誰かが刃物を突きつけているのと同じ状態なのです。そんな状 態って、上手く話ができるでしょうか? できないと思いませんか? その、背中に刃物を突きつけている誰か、それはるるさん自身なのです。 先ずは、「話をしなければならない」という呪縛を自分自身が自分に課している 事に気付いてもらって、それを止めてみてください。まぁ、どっちでもいいかぁ、 のような感じに成ってみてください。 次に、るるさんは、上手に話をしなければならないと感じておられますね。 これもこの問題を作り出している一つの原因です。 例えば、コップに入った水を手に持っていると思ってください。そして、その水 を10m離れた場所に歩いて持っていくとしましょう。 その時、誰かから「絶対に、その水こぼすなよ。こぼしたら酷い目にあわせるぞ。 いいか、こぼしたら酷い目だぞ」と言われたとします。 さて、こんな状況ではコップを持った手がガタガタと震えだし、うまく歩けない と思いませんか?そして、ひょっとしたらこぼしてしまうかも知れませんね。 誰かから、そんな事を言われなければ、普通に1滴の水もこぼさずにコップの水 を運ぶ事ができるのですが、誰かがそんな事を言ったために、運べなくなってし まうのですね。 この誰か、も実はるるさん自身なのですね。 るるさんの心の中にある、失敗してはいけない、完璧にできなければいけない、 という気持ちがプレッシャーになっているのです。 上手に話そうとすればするほど、実はうまく話せなくなってしまうのですね。 ここは、失敗はやり直せばいい、と思ってください。 話し方を失敗したぐらいでは何も起こりません。 私たちは誰しも、生まれたその時から上手に歩いていたわけではありませんよね。 何度も転んで、何度も転んで、ようやく上手に歩けるようになったのです。 転んだ時は少々へこむかも知れませんが、でも、転んだ事で歩けるようになるの です。 転んでもやがては歩けるようになるように、最初から上手く話せなくてもやがて 上手く話せるようになるご自分を信頼してみてください。 そこに信頼を置けると、失敗してもいいという余裕が生まれてきて、上手く話せ るようになっていきます。 次に、るるさんのもっとも奥深い部分にある問題について、少し話をさせていた だきたいと思います。 話が上手に出来ない、という問題も、ずっと辿っていけば、ここから出てきてい る問題なのです。 それは、常に「自分は駄目な人間だ」と思われている事です。 この感覚が、実はるるさんをがんじがらめに縛っていて、自由に身動きが出来な い状況を作り出しています。 人間は、多くの人がそうなのですが、自分に厳しく、他人には寛大なのです。一 般的に思うと、自分に甘くて他人に厳しいと思いがちなのですが、逆なのですね。 その証拠に、ご自身がご自身を駄目だと思って攻撃しているのと同じ扱い方で、 どなたか友達を扱ったらどうなってしまいますか? 友達は、あなたの側から去って行ってしまうと思いませんか? 実は、それぐらい自分を酷く扱っているのです。 るるさんが人に対する接するのと同じように、自分自身に対しても接してみてく ださい。 るるさんの場合、出来ていない部分に着目して、そちらばかりを見ておられる感 じがします。 そうすると、そこばかりが自分の中で大きく脹らんでしまって、実は、自分の良 い部分、出来ている部分見えなくなってしまいます。 自分の価値を低く見てしまうわけですね。 この見方は、るるさんの心のクセです。 右利き、左利きと同じように、単なるクセですから、意識する事で改善していく 事が出来ます。 駄目な自分を感じたら、それはご自分のクセだなぁと思ってみてください。 最初はそれでもついつい、そのクセが出てきて落ち込んでしまうかも知れません。 でも、今の状態から変わっていきたいと思い続けられる事がとても大切なのです。 最初に書きましたが、失敗の上に成功は成り立っているのです。 だから、失敗する事は、成功へのとても大切なプロセスなのですね。 諦めずにご自分を大切にする意識、ご自分の出来ている部分に目を向ける事を意 識してください。 最後に、るるさんは、”自分の人生や日々の生活や人間に興味がもてれば、”と書 かれていますが、その為には、先ずは、この興味を持ってみようという気持ちを 大切にしてください。そうすると、本当はご自身が興味を持っていた事に気がつ いていかれると思います。 元々興味の無い人は、そんな事気にもしないし、そんな発想すらありませんから ね。 ご自分で自己変革を進めていかれるのも一つの方法ですが、出来れば先ずは電話 カウンセリングをお受けになると、もっと様々な気づきを得られると思います。 お話の内容はカウンセラーが引き出していきますので、ご心配なさらずに。 以上、回答がお役に立てれば幸甚です。 ありがとうございました。 |