思ったことが口から出てしまう

相談者名
たかこ
今晩は。31歳無職です。
小さい頃からの癖で悩んでいます。
それは、一部屋の中に大勢でいなければならない状態(例えば仕事場や更衣室など)で緊張のあまり頭の中で考えていることが言葉になって口から出てしまうことです。
自分でもなぜここまで緊張するのかわかりません。
苛立つ気持ちと恐怖でその場から逃げ出したくなります。
実際会社勤めも長続きしませんでした。
家で布団に包まっているときが一番安心できます。
電車に乗らなければならない時など、声を出すまいと歯を食いしばり、舌を口の中で固定するのですが、唸り声が洩れ、ますます怪しい人になってます。
人と接するときは相手の顔を見られません。視線を顔に持っていくとき瞳孔が開いて相手の顔がぼやけます。目を合わせるのが怖いのだと思います。
あいさつもしませんし、自分から顔や名前も覚えません。
過去にひどいいじめを受けたというわけでもなく、両親にも可愛がられました。(ですが、両親は友達と呼べる人が少なかったようです)
このままの自分でこの先生きていくことが不安です。楽になりたいです。
世間に一歩出れば狡猾な人の餌食にされることは目に見えています。
周りがみなテレビ画面のように流れていくだけなら傷つかなくてすむのに、と思います。
こんな自己中心的な私ですが、どうしたらいいでしょうか。
カウンセラー
岡田英里子
たかこさん、はじめまして。
お返事を書かせていただきますカウンセラーの岡田英里子です。
ヨロシクお願いします。

とても毎日が緊張でいっぱいだったようですね。
このような状態で会社でお仕事をしたりするのは通勤するだけでとても疲れただろう
と思います。
学校でのことは特に書かれていませんから、社会人になってからさらにこのような感
じが強調されたのではないでしょうか。

お布団の中が一番安心できると書かれていますが、お布団の中というのはお母さんの
子宮の中を象徴すると考えられます。心理学では子宮の中はお母さんに守られて安全
な場所を象徴するものとして出てきますから、たかこさんがどれだけ安心感を欲しがっ
ているかということを表していますね。

それにとても感受性や感情が豊かな方なのではないでしょうか。
まるで神経がむき出しのような、子供のように感受性が豊かで傷つきやすい状態なの
だと思います。

その恐怖感がどこから来ているのか・・・多くの場合は無意識の深い部分に眠ってい
る感覚なことが多いようですが。
恐れを恐れているとき、何が恐いのかどこからくるのか分からないけど恐くてしょう
がないときが人間は一番恐怖を感じます。
バンジージャンプのジャンプ台の上にいるときのような怖さは何が恐いのか認識でき
ますからまだましな怖さになるわけです。それをなくせば恐くないのですから。
また、この感覚があなたの才能につながっている場合も少なくはないと思います。

とても長い間孤独な世界に住んでいたのではないでしょうか。でも、出口は必ず見つ
かります。
現実的にはお布団ではなくて『安心感』を感じられる『人』を探すことがポイントに
なると思います。その人と一緒になら外に出かけでも大丈夫って思えるような『人』
ですね。
もしくは、これをするためになら外に出かけてもいいかなという『モノ』を見つけて
いくことです。
このように『恐い』気持ちさえも忘れさせてくれるモノや人を見つけることができた
としたら世界が180℃変わるでしょう。
子供の頃に一人で遊んでいたことでかまいませんので、夢中になっていたモノを思い
出してみることも少しは効果があるかもしれません。

一つずつ今の間隔や感情を解決していくには、まずは今感じている『恐れ』の正体を
突き止めていくことでしょう。
草むらでガサガサッと音がしたら、猫かもしれないけど蛇かもしれませんよね。
その正体が分かるまでは最悪の事態を考えて縮み上がるだけしかできませんし、毒蛇
だったらどうしよう!と足がすくんで動けないことでしょう。
一人でその正体を突き止めるのは勇気がいるし時間もかかるかもしれませんね。
無料の電話カウンセリングもありますのでそちらをご利用いただければと思います。

一日も早くたかこさんが安心感を取り戻せますように。

少しでも参考にしていただければ幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族を失った悲しみを乗り越えた経験や、燃え尽き症候群を克服し社会復帰した経験を持ち、<生死の問題><自分自身の生き方><対人関係から恋愛の問題>まで幅広いジャンルをサポートする。 感情や感覚の深い部分に寄り添い、本来の自分を取り戻して笑顔になれるようにサポートすることを信条としている。