相談者名 | ぴよ |
初めまして、ぴよと申します。20代後半の女です。 私の悩みは友達と連絡を取るのが怖くなってしまい、メールを見るのすら怖くなってしまったことです。 昨年の10月頃にもこんなことになりましたが、今回は重症です。同じようなことを繰り返したくない、でもどうしたらいいのか分からないと言うことで動きがとれなくなっています。 初めてメールが怖くなったのは昨年の10月頃、女友達からのメールを見れなくなりました。その後見れるようになりましたが、今度は12月頃のサークルの同期の結婚式二次会の誘いのメールを無視してしまいました。 12月~4月頃にかけては体調を崩してしまい、薬の副作用から7㎏ほど太って、気分が落ち込んでしまった時期がありました。 5月にはサークルの男性先輩からの結婚式二次会の誘い(メール)を無視してしまい、同時期に来たサークルの女性先輩からのメールも開けずに無視、6月にはイラストを描く約束をしていた元バイト先の先輩からのメールを無視してしまいました。 7月には女友達と旅行の約束をしていたものの、途中でメールが見れなくなり、電話やメールがたくさん来ているなか、日付まで決めて休みまでとっておいてくれたのに、連絡を無視して約束を破ってしまいました。 それから、その女友達から連絡を受けた別の女友達が連絡をくれたけれど、見れず、サークルの女性先輩から連絡を受けたサークルの同期からの連絡も見れず、むしろしばらく放っておいてくれというわがままな考えになってしまったりします。 今まで築いてきた友情や関わりが崩れてしまっています。それはすごくいやです。 自分で考えてみると、原因は 胸をはって自慢できるような生き方をしていない、近況を話せない(もっと深く考えると、努力もしていないのに、もっとできると心のどこかで勘違いしている) 自信がなく、回りがどんどん結婚していくなか、恋人すら出来ない、誰かを好きになれる気すらしない あとは苦しいことから逃げているだけ と言うことを個人的には考えています。 最近はこの事ばかりに気をとられてしまい、正直毎日息苦しいです。 どうしたら一歩進められるかアドバイスをいただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
初めまして。 担当をさせて頂きます。小倉健太郎と申します。 残酷さって、何も悪口や、意地悪な態度だけではないんですよね。 でも、心の傷って誰にも見えないし、ましてそんなにまで深く傷ついた経験の無い人にとっては、ぴよさんがどうしてそうなってまうのか理解もできないと思いますから、ぴよさんとしても、話すこともできませんよね。 「普通にしよう、普通にしようと努力はしたの。でも駄目だった。結婚のお祝いもしかたっかし、イラストも描きたかった。旅行もしたかった。でも出来なかった。なぜか今の私は、幸せに近づくたびに、苦しくなるし、逃げ出したくもなる。」 こんな風に感じているのではないでしょうか? 例えていうのであれば、心に見えない刃物がささっていて、安静にしていなければいない中、なんとか普通に過ごそうとしていたようなものだと思うんです。 だから何もしないで引き籠っていればまだましなのですが、それでは孤独になってしまいますから、なんとか抜け出して行動しようとすると、うまくいけないくほど苦しくもなるし、メールも返せなくなってしまいますよね。 ぴよさんがここまで苦しくなってしまったのは、どうしてでしょう? それとも、特に大きな出来事があった訳では無いが、いつのまにかこうなってしまったのでしょうか? そして、その心の傷の正体とは一体何かと言いますと、ぴよさんには何か理想があって、その上で、「私はそうなれない。」「私には手に入らない。」という思いだと思うんです。 もしも、ぴよさんが、今の心の苦しい状態から抜け出そうと思ったら、ぴよさん自身が、今の苦しい状況の中ですら、自分の理想、自分の幸せに向かって歩いていく勇気を持つ事が必要だと思います。 そして、幸せや理想に向かって歩いていく第一歩は、「ぴよさんが欲しいと思っている幸せを手にしている人を祝ったり、応援したりする事。」だと思います。 具体的にどんな方法、どんなやり方でも構いません。 ただ、ぴよさんの気持ち(お祝いしたい気持ちや、応援しているという気持ち)が伝わりさえすれば、それで構いません。 かつて、ぴよさんが無視した、結婚式の2次会に招待してくれた人や、一緒にイラストを描こうと言ってくれた人に、今からでもいいので、ぴよさんの本当の気持ちを伝えてあげてもらう事が出来たとしたら、それは、何よりも効果のある事かもしれません。 そんな事は、今のぴよさんにとっては、とんでもなく難しく、過酷な事に思えるかもしれません。いろんな思いがこみ上げてくるかもしれません。 「傷つけておいて、今更お祝いなんて言っても無駄。」「お前なんかの祝福なんて、喜ぶわけないだろう。」 もしかしたら、こんな気持ちすら湧いてくるかもしれません。 でも、ぴよさん自身、結婚式や、サークルのお誘いを無視しただけで、それだけの罪悪感を感じたことでしょう? そして、これが一番重要な事ですが、結婚式を誘ってくれた人も、イラストを描こうと言ってくれた人も、旅行に一緒に行く予定だった人も、実は、誰も傷つけてはいませんよ。 逆に、みんなの方こそ、「ぴよさんを傷つけてしまったのかな?」と罪悪感を感じていたり、「ぴよさんに何があったんだろう?」と心配しているのではないかと思います。 今からでも遅くはありません。 ここが人生の踏ん張りどころですね。 必ず抜け出して、ぴよさんにとっての幸せを手にする事は出来ると思います。 今回は、ご相談ありがとうございました。 小倉健太郎 |