ゆるせないのです。

相談者名
オガ
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
早速なのですが、私には幼なじみがいます。
彼女はあまり周りのことは気にしないタイプですが、
とても楽しそうに自分のことを話すので、嫌われたりはしていません。
私も嫌いではありません。
この間父が入院し、彼女も小さい頃から知っているので、少しぐらいは心配してくれるかと
思ったのですが、一言もありませんでした。
結構、他人の重い話を嫌う人はいるので仕方ないとその時は思いました。
その後父が他界しました。
彼女は仮通夜には来てくれましたが、通夜と葬儀には以前から旅行の予定があったため、
来ることはできませんでした。
それはそれでよかったのですが、私には兄弟がおらず、その前に母が他界していたため、
いろいろとする事や親戚や手伝って下さった方々にお礼したりといろいろ大変ななか、
彼女からメールがきました。
「葬儀に行けなくてごめんね。」と。。。
私は、忙しすぎて返信ができなかったのですが、その次の日にも同じようなメールが来ました。
たぶん私が返信しなかったので気にしたのだろうと思います。
でも、私の状況ももうちょっと汲み取って欲しかったです。
入院したときなどは、全然で、葬儀の時もうちのお父さんに対しては何もなく、
自分が葬儀に参列できなかったことばっかり言われて、正直私の方が傷つきました。

彼女の良いところも知っているので、嫌いではないのですが、
どうしても、彼女の心理がわからず、ちょっとゆるせません。
彼女の心理を教えていただけたら、幸いです。

よろしくおねがいいたします。

カウンセラー
原裕輝
こんにちは、オガさん。
カウンセリングサービス原です。
ご相談ありがとうございます。

お父様が亡くなり悲しいですね。
おつらい思いをされてるのではないかと思います。
つつしんで心からのお悔やみを申し上げます。

残されたオガさんのことを気遣うことや、亡くなられたお父様のことを想う前に、自分の
ことばかり主張されると嫌な思いがしますね。
大切な人がお亡くなりになられた直後ですから、傷ついた思いは大きかったんじゃないか
な思います。
お気持ちお察しいたします。

彼女の心理としては罪悪感を抱えてるんじゃないかと思うんです。
親しい友人が大変な時に力にならなかったことや、友人の気持ちを配慮しなかったことに
後から気づき悔いているのではないかと思います。

人は悔いが大きいと自分の罪悪感のほうに意識が傾いてしまうことがあるんです。
罪悪感にはまってしまい、オガさんがおかれている状況や気持ちを見ることよりも、自分
の罪悪感を見てしまっているんだと思います。

悲しい思いを抱えられている時に、そして大変な状況の中で送られてきた彼女のメールで
ずいぶん嫌な思いをされたんだと思います。

まずはその傷ついた思いを誰かに話してオガさんの気持ちを理解してもらったり、受け
止めてもらうことをされるといいと思うんです。
そうすることで感情が解放されて心が楽になっていき、心の余裕ができていくと思います。

心が楽になり、心の余裕ができると、彼女を許してみようと思えるかもしれません。
彼女を許せると、その傷ついた思いは心の芯から解放されると思います。

お父様がお亡くなりになられた悲しみも深いと思います。
心のケアーを大切にされてくださいね。

ご相談ありがとうございました。
失礼します。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。