プチ過食症と親友がいないこと

相談者名
めぐみ
相談があります。よろしくお願いします。

飲みにいくと、飲むと吐きやすいし、
たくさん食べたいけど、太りたくないから、吐きます。
食べて吐くのはなぜいけないですか?
私の場合は1週間に0~3回ぐらいだと思うので
そんなに体に悪影響がありますか?

私は親友とよべる友達がいません。
相談集とかを見ると、昔いじめられたことが心のどこかに残っていて
それを癒さないと書いてあったりしますが、私も昔仲のよかった友達に
夏休み明けに急に無視されて、なんでかよくわからなくてつらかったことが
あります。そのせいで親友ができないのでしょうか?
私は何でもはっきり言う方です。そのせいもあると思いますが。
でも、この人と友達になりたいと思う人はあまりいません。
そう思う人がいても自分を売り込む魅力がないので仲良くなれないです。
なにか売りみたいなものがないとだめだと思うのですが
何もないです。そして私はいつも人と自分を比較してばかりで、自分が価値がないように思い、早く死にたいと思います。
でも、自殺する勇気もないし親が悲しむので
事故にあったりがいいと思います。

カウンセラー
木村祥典
めぐみさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

まずは、食べて吐くことについてのご相談からお話させていただきますね。

食べて吐くことが体に悪影響があるかどうか?というのは、体の専門家であるお
医者さんにお任せするとして、感情や感覚といったの心の面からお話を進めさせ
ていただきます。

お腹が空いていると、たくさん食べたくなりますよね。
逆に、お腹が一杯だと、食べたくはなりませんよね。

空腹感を感じると食べたくなり、満腹感を感じると、食べたくなくなる、という
のが、心の動きになります。

めぐみさんの心の動きを追ってみますと、たくさん食べたい=空腹感があります。
太りたくないから吐く=太ることへの怖れと、太らないための我慢があります。
そうすると、お腹が一杯になった時に得られる満腹感や満足感という、めぐみさ
んが求めている感情や感覚が手に入らないままの状態になります。

この状態でめぐみさんの心が感じているのは、「太ることへの怖れ」「太らない
ための我慢」「満腹感や満足感がなくて満たされないものを求める飢餓感」とい
った、感じて嫌な気分になるものだけになってしまいます。

この満足感がない状態というのはとても辛いものですが、めぐみさんは、慢性的
に満足感がなく、飢餓感を感じ続けているのではないでしょうか?

この飢餓感を、胃袋を満たすことで得られる満腹感で埋めようとしているのです
が、ひょっとしたら、本当に求めている満足感というのは、食欲のそれではない
のかもしれませんね。

いわば、心がお腹を空かしている状態で、心を「食べ物」ではなくて、感じると
いい気分になる「感情や感覚」で満たしたがっているのかもしれません。

「うれしい」「楽しい」「面白い」「あったかい」「リラックスして楽である」
「ワクワクする」「幸せ」など、感じるといい気分になる感情や感覚というのは
いろいろありますが、めぐみさんが一番欲しい感情や感覚というのは何なのか?
というのを探してみましょう。

そのヒントが、「親友と呼べる友達がいない」という問題の中に隠れているよう
な感じがします。

めぐみさんは、「何でもはっきり言う方である」ことをどちらかというとよく思
っていないようですね。
これを嫌って、自分が思ったことや言いたいことをはっきり言わないように我慢
していたりしませんか?

そうして自分を出さないように押さえ込んでいるのは、食べたいという食欲を押
さえ込んでいるのと似ているような感じがします。

そして、「自分を売り込む魅力がない」と思っていますよね。
自分に魅力がないことが、親友ができないことに関係しているとしたら「魅力が
ないから愛されない」という、愛されない理由になっていますよね。

この「魅力がないから愛されない」というのは「太っていると愛されない」とい
うのと似ているような感じがします。

そこから推測すると、めぐみさんが慢性的に感じているのは、「自分が人に受け
入れてられていない」「人との絆がない」「愛されていない」といった、寂しさ
や分離感で、めぐみさんの心が飢餓感を伴って求めているのは、絆や愛情や親密
感といったものなのではないでしょうか?

ご相談の中に「この人と友達になりたいと思う人はあまりいません」と書いてく
ださいましたが、これは、先程書いた、絆や愛情や親密感が感じられなくて傷つ
いてしまったままの部分があるからなのかな?と感じました。

その傷ついてしまった部分の手当てをすることで、その絆や愛情や親密感を取り
戻すことができます。
その過程で、めぐみさんが今持っている「私には自分を売り込む魅力や価値がな
い」という誤った思い込みも解消していくでしょう。

いろいろと書きましたが、まずは、「傷つくくらいならいらない!」と、求める
ことをやめてしまった「絆や愛情や親密感」を、もう一度求めてみてください。

具体的な方法や手段のことは考えず、ただ、「欲しいな」と望んでみてください。

めぐみさんの傷ついてしまった心の一部分の手当てや、誤った思い込みの解消、
そして、絆や愛情や親密感を手に入れるお手伝いをさせていただければと思い
ますので、よかったら、一度カウンセリングを使ってみてくださいね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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