1番じゃないと、、、

相談者名
koma
私は昔から、仲の良い友達にとって自分が1番じゃないと気が済みません。
例として挙げさせていただくと、
・他の友達に相談していることを自分に相談してくれなかったら、どうして相談してくれないの?信用されてないの?と感じる。
・嘘をつかれたり(優しい嘘だとしても)、komaって○○だよねと他の友達と自分のことを話していることを知ったら裏切られたと感じる。
・仲良いグループ(3人)で自分だけ遊びに誘ってもらえなかったら仲間はずれにされたと感じる。その友人2人は共通の趣味を持っており、学校でもプライベートでも常にその趣味の話をしているため話に入っていけず、話に入っていこうとリアクションなど頑張りますが、内心とても疲れます。いつも寂しい思いをすることが多いです。
・私が違う子と遊ぶ約束をしていたり話したりしている中に、他人が入ってきたら仲のいい子だとしても嫌な気持ちになる。
・仲のいい子の全部を知っていないと悲しくなる。
などたくさんあります。
他にも仲の良い子と自分を比べて、自分が優位な部分を見つけては嬉しく思い、劣っている部分を見つけてはどうしてなのと自問自答してしまいます。
嫉妬深くて、その度に冷たくあたってしまい、自分が1番じゃないと気のすまないこんなめんどくさい自分が本当に醜いと思います。
どうしてこんなに執着してしまうのかわかりません。
私は昔、友達を仲間はずれにしていたことがありました。
なのに自分は1人が嫌だなんて虫の良すぎる話だと思います。
このやり場のない感情を無くして友達と関わっていきたいのにつらいです。
自分に本当の友達はいるのか、私だけ会いたいと思っているのではないか、私を愛してくれる人なんていないのではないかと不安になってしまうことが多々あります。
どうしたら良いでしょうか、、、
カウンセラー
松尾たか
Komaさん、ご相談ありがとうございます。今回、Komaさんのご相談を担当させていただく
松尾たかです。どうぞよろしくお願いいたします。

昔から仲の良い友達にとって自分が1番じゃないと気が済まないんですね。 意識がずっと人に向いているって、けっこう辛くないでしょうか。そして、自分を醜いと感じてしまうほどこんな自分を責めてしまうのは、本当に苦しくてしんどいことだと思います。
少しでもkomaさんがラクになれることを願って書かせていただきますね。

誰もがkomaさんのような気持ちを持つことはあると思うんです。 誰かにとって、私が一番近い存在でいたいし、認めてもらいたいし、好かれていたい、愛されたいと思いますよね。
だから、komaさんのこのご相談を読んで「私も同じ」と思い、なんとなく安心された方もいるんじゃないかなと思います。
ただ、komaさんも書いてくださいましたが、このやり場のない感情を抱えていると、お友達といても心から楽しめないと思います。 だって、友達の言動でkomaさんの気分は変わってしまうわけですから・・

Komaさんはいつ頃から今のような感情を感じてこられたのでしょうか。 小さな頃からずっとこの感情と一緒だったのではないですか?
私は、komaさんが無条件に理解され、愛される安心感をとても求めていらっしゃるように感じます。

幼少期、私たちは母親に受け入れられ愛されることで、この私でいいんだと体で感じ、安心します。 自分が何をしても、何を感じても、母(や父)のところにいけば、抱きしめてもらええたり、慰めてもらえたりすると、小さな子どもは気持ちが落ち着きます。
たとえば、転んで痛くて泣いていたり、お化けが怖いと泣いていたりする時に、子どもはお母さんがそばにいて抱きしめてもらえると安心して泣きやみます。あるいは、悲しかったり、楽しかったりした出来事を一生懸命に話しているのをお母さん・お父さんに聞いてもらえると、心はラクになったり、満足できたりします。

だけど、もしかするとkomaさんはそのような体験が少なかったのかもしれません。 一生懸命に気持ちを話そうとしても聞いてもらえなかったり、受けとめてもらえなかったりしたのかもしれません。 komaさんが、お母さんに「ねえ、ねえ、聞いて」と声をかけても、いつも邪険にされたり、後回しにされ、悲しく立ちすくんでいる様子、お母さんの後を追いかけている様子が目に浮かぶのは、私の勝手な想像だけでしょうか。

文面からは、komaさんは実際にお母さんに振り向いてもらいたかったのかはわかりませんが、きっとそのような対象が家族の中にいたのだと思います。 だけど、残念なことに、自分が望むようにはならないことが多く、私は1番にれなかった、いつも2番や3番、そう感じていたのでしょう。もしそうなら、それはとても寂しく悲しかったですよね。そして、いつのまにか「この私じゃダメなんだ。1番にこの私を愛してくれる人はいない」というように思い込んでしまったのかもしれません。

>自分に本当の友達はいるのか、私だけ会いたいと思っているのではないか、
>私を愛してくれる人なんていないのではないかと不安になってしまうことが多々あります。

komaさんは誰といても、自分がその人にとっての1番ではないことに傷つき、愛されなていないと感じやすいのですが、言い換えると、komaさんはそのお友達のことを本当に大好きなんですよね。 だからこそ、同じように友達からも思われたいのだと思います。

だけど、自分は1番になれたなかったという昔の思いがあり、常に寂しさや不安、焦りやイライラを感じていらっしゃるのだと思います。この気持ちを感じるのは、本当に辛いですよね。

でも、それは小さな頃感じた気持ちを、今、他の人との関係にについて同じように感じている、同じようなことになるはずと自分で思ってしまっているということなんです。

私がkomaさんにいちばんお伝えしたいことがあります。
komaさんは自分のことを醜いとか面倒くさいとおもっていますが、そんな自分にもOKをだすことです。 どんな自分も大切な自分です。 komaさん自身がその子(koma)さんを受け入れて、その子を1番にしてあげてください。

そして、komaさんは1番にはなれていないかもしれませんが、自分の望む形ではないかもしれませんが、相手の気持ちを見てみようという意識を持たれることをおススメします。
人によって人の愛し方や愛情の示し方は違います。 私のやり方、欲しい形ではなくても、
その人なりの愛し方がわかると、komaさんも大事にされているのがわかってくると思いますし、komaさんの気持ちもラクになるはずです。

気持ちが苦しく、どうしようもないときには、私たちカウンセラーに頼ってくださいね。
komaさんが愛されていることを一緒に見つけていきましょう。

komaさんは、感受性が豊かで、本来はとても天真爛漫で無邪気な方です。
komaさんがお友達とより楽しい気持ちで過ごしていけることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。