相談者名 | コタロー |
タイトルの通り、私は雑談ができないことで悩んでいます。小学生の頃から、何を話せば良いのか、また返答をどうするのか分からず、大人しい子と言われてきました。新しいことを始めて自分を変えようとしても、周りの人と少し親しくなると雑談をすることに恐怖を感じていつも逃げてしまいます。 いつも、そうだね~や、なるほど~しか答えられず、つまらない人間だと思います。友達のみならず家族との会話も逃げたくなります。色々な会話の本を読みましたが22歳の今も変わらず、一生このままかと絶望感で目の前のことに集中できません。人といるとき、家にいるとき、常に頭の中で白い靄がかかっている感じがして何も考えることができないので、学校でのグループワークで一言も話せないと自己嫌悪と自暴自棄になってしまいます。クラスの人がわいわいしていると悲しくなり消えたいと考えてしまうのです。 私の発言に対して「冷たいね」「心がこもってない」など、言われたことをいちいち覚えていること、相手の表情が気になることなどが原因は自分にあると思うのですが、ネガティブなことを考えて行動が起こせない状況です。 意見はどうやって出すものですか?どうしたら雑談ができるようになりますか?誰かと語り合える関係を築きたいです。何かヒントをくだされば幸いです。どうぞよろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 小島佳織 |
コタローさん、はじめまして。 今回、回答を担当させて頂くことになりました、小島佳織と申します。 どうぞよろしくお願いします。 より良い関係を築きたいのに、もっとコミュニケーションをとりたいのに、何を話せば良いのか分からなかったり雑談ができないというのはとっても辛いですよね。 コタローさんも気が付いていらっしゃるように、雑談が苦手というのは相手の表情が気になったり、どう思われているのかが気になるという心理状態が大いに関係しています。 この「正しいやり方でコミュニケーションしなければいけない!」とか、「上手く話さなくちゃ!」といった考えがプレッシャーになって、上手くできなかった自分を責めることで、余計に苦手意識を強化してしまうんです。 このような自己嫌悪と「本当はこうするべき!」といった完璧主義が悪循環を起こしていることが、結果としてコタローさんの頭の中で白い靄がかかっている感じがして、何も考えられないといった状態を引き起こしているのではないかと私は思います。 さて、クラスでわいわいしている人達を集団として見るのではなく、一人ひとりに目を向けてみることで何かヒントがあるかもしれません。 その人達の中にはどんな人がいるでしょうか? 意見を言う人と聞き上手のどちらか優れているとか、誰が正しいとか、そういった優劣はありません。 コミュニケーションに正解はありません。 まずは、興味がある分野や好きなことを、話しやすい人に聞いてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。 それから、コタローさんは「小学生の頃から何を話せば良いのか、また返答をどうするのか分からなかった」と書いてくださっていますね。 どうでしょうか、思い当たる方はいらっしゃいますか? こういった過去の傷(例えば、自分の発言がいつも否定された、など。)を癒していくことで、必要以上に自己嫌悪しなくなったり、自然体で楽な自分でいられるようになっていけると思います。 この回答がコタローさんにとって少しでもお役に立てば幸いです。 |