同性の彼女について。

相談者名
いち子
始めまして、私は現在23歳で学生をしています。
恋愛傾向はバイセクシャルです。相手に対して非常に依存的で嫉妬深く捨てられるのが怖くて相手に見放されると感じれば攻撃的になってしまいます。
現在は一つ年下の女性と2年間の友達関係を含めて4年間お付き合いしており、この度は「彼女」の事で相談させて頂きます。
私の彼女はいわゆる「普通の女性」です。性嗜好からも女性と付き合うというのが良く分からずに曖昧に過ごしてきた様で、去年の暮れからずっと「付き合っているかどうか分からない」「いつか男性と結婚したいからずっと一緒にはいられない」と言い始めキスを拒まれるようになりました。そして今年から私の都合で住んでいる場所が離れた時から「恋愛感情がリセットされた」だとか、遂には「今は友達としか思えないけど、もし私がまたあなたの事を好きになってその時に私とあなたに良い男性がいなかったら付き合えるかもしれないから待ってて。」と言われてショックを受けて半月程憂鬱に過ごしました。しかし、先日は私があげたプレゼントを他人に譲渡した事が発覚し、これには憤りを隠せませんでした。
彼女は男っぽい性格をしており高圧的で攻撃的な言動や決して自分の非を認めない自分からは決して謝らない側面がありますが、片親で離れて暮らしている母親と離婚した父親に毎月仕送りをしておりそこは出会った当初から尊敬していました。将来は母親の介護をしたいし子供をつくって母親に孫をみせてやる事が親孝行だと言っておりその為に男性と結婚したいそうです。
私は彼女の事が大好きです。一緒に居られたらそれだけで良いと思うのにその気持ちを否定されるような言動に大変にショックです。しかし、彼女は今男性がほしいのに出来ないから暇潰しにされているんじゃ?と考えたり、実は今交際相手が居て私が邪魔なのではと考えた瞬間に嫉妬で相手が憎くて憎くて仕方なくなりました。
彼女は今、私との関係を友達関係でしかないと言いますが私には今まで好きで付き合っていた相手をいきなり友達として見るのは不可能です。
私はこれから彼女とどのように付き合って(接して)いくべきですか?
酷い事をされても結局彼女しかいないと思ってしまう私が居て依存の酷さに自分を責める日々です。
カウンセラー
なかつまともみ
はじめまして、いち子さん。
今回担当させていただきます、なかつまともみと申します。
どうぞよろしくお願いいたしますね。

お付き合いしていた彼女から
酷くショッキングな事を告げられたんですね。
確かに、今まで「パートナー」として見ていた人を
急に「友達」として見るのは難しいでしょう。
それだけいち子さんは彼女に心を開き、
親しみを感じていたのですから、無理もありません。

…それだけ心を開いた人がたった一人だった場合、です。

いち子さんはご自分の依存心を責めていらっしゃいますが、
実は「依存」自体は悪いものではありません。
誰しも何かに「依存」し、何かから「自立」しているからです。
もう少しわかりやすく言い換えると、
誰しも何かに頼り、
ある分野では積極的に頼られたりしているのです。

さて、いち子さんの心の拠り所は、彼女だけですか?

セクシャルマイノリティであると教えてくださっていますから、
理解を得られる人が少なく感じられているのかも知れません。
しかし、マイノリティであっても意に介さず、
男女の性別、年齢の差を超えて信頼できる人が必ずいます。
むしろ、いち子さんがマイノリティであるがゆえに
本当に別け隔てなく接する人に会えたりするのです。
ちょっと皮肉な話ですね^^;

いち子さんの
>相手に対して非常に依存的で嫉妬深く
>捨てられるのが怖くて相手に見放されると感じれば
>攻撃的になってしまいます。
この反応は、拠り所となるものが少ない人であれば
当たり前にある反応の1つです。
切望していたもの…例えばこのケースでは「親密感」ですね…
を何度も何度も目の前にチラつかされると、
人は手に入りそうで入らないジレンマに耐え切れず、
「もういらない!!」と怒りでそっぽを向いてしまいます。

今のいち子さんの彼女に対する嫉妬の炎は、
そういった「もういらない!」の反応です。
決して「嫉妬」がいち子さんの本質ではありませんから、
ご自分を責めるのはお門違いということになります。

さて、ここで1つご質問があります。
>私はこれから彼女とどのように付き合って(接して)いくべきですか?
この問いですが、
むしろ、いち子さんはどうしたいですか?
「したい」というと
「彼女と一緒にいたい」という一択になってしまうので、
言い換えますね。

いち子さんはどうありたいですか?

このまま彼女を好きで居続けるのは可能です。
好きな気持ちに戸は建てられませんからね。
ただ、自分のしたいこと…「一緒にいたい」だけを優先すると
彼女の一挙手一投足がすべていち子さんの疑いの種になることは
目に見えていますよね。

好きだからできる事…沢山あります。
揺れる彼女の心が定まるまで待っていることも出来ますし、
お互いの幸せのために少し離れて祈るということも出来ます。
これはいち子さんの目の前に現れた
沢山の選択肢の内の、ほんの一例です。

「こうありたい!」という気持ちが明確であれば、
沢山できる事があっても、
自然と選択肢は絞られてくると思うのですが、
いかがでしょうか?
後はいち子さんが決める!だけです。

彼女がいち子さんから少し距離をとって、
見えてきたことが沢山あるはずです。
ピンチはチャンスです。
特に人との繋がりは、幸せへの流れを作ります。
この出来事を「トラウマ」にするのではなく、
ハートをオープンにするキッカケにしてください。

いち子さんがこの人間関係の問題から
もっともっと大きな信頼関係や友好関係が築けますよう
心よりお祈りいたしております。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

この記事を書いたカウンセラー

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