愛人から友人へ

相談者名
ちょこ
はじめまして。不倫関係から友人になるためのアドバイスをお願いします。彼と知り合ってから2年になります。最後に会った時、デートの途中で突然帰ってしまったのです。私がもう会えないかもしれないという不安をぶつけてしまったからだと思い悩み、なかなか彼と連絡できませんでした。1ヶ月後、彼から連絡がありました。お互いに不倫の関係を続けるのはよくないと考え、しばらく会わずに、電話やメールでいろいろ話をし、時間を掛けて友達になろうと決めました。会っていた時はとても楽しかったのですが、別れた後にお互いどんよりした気持ちになっていたのです。今のまま会うと、またつらい気持ちになってしまうのは分かっているのに男女の関係になってしまいそうなので会うのはやめようと2人で決めました。「彼に会いたい。」「会って話がしたい。」「私のことをどう思っているのか知りたい。」「これからどうすればいいのか決めたい。」「もう会えないのはつらい。」「友達になりたい。でも友達になれず男女の関係を求められたらどうしよう。」「彼と結婚することはできないのだろうか?子供が生まれたので難しいだろう。」勇気を出していろいろ聞こうと思っていました。話を切り出そうと思った時、彼からいろいろ話をしてくれました。彼の心が私の心ではないか?私の分身なのではないか?と思うほど私と全く同じことを考え、感じていてくれたことにものすごくびっくりしました。何も言わなくても考えていることがわかってしまうことに驚きました。「SEX無しでは会ってくれないかも?」「ほめてくれても、素直に受け取れなかった」彼のことを全然わかっていなかった自分が情けないです。私は彼に愛してもらいたいとばかり願っていました。彼に好かれようと一生懸命で言いたい事を伝えられなかったり、愛情を素直に受け取れなかったが、これから親友として話ができるなと思い嬉しいのです。今、彼を愛しなおしてしまいました。「新しい彼を作りたい。」「幸せになりたい。」「新しい彼ができた時、今の彼と親友として2人で会っても新しい彼に罪悪感を感じずに会えたら・・・」毎朝目覚めると彼のことを考えています。寝た気がしません。1日中携帯電話をながめて彼からの連絡を待っています。1日中彼のことを考えています。この状況から脱出するために何かできることはないでしょうか?よろしくお願いします。
カウンセラー
中原謙一
ちょこさん、初めまして。
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて、私が感じたことですが、ちょこさんは「人を愛すること」を経
験されたんですね。
それは素敵なことだと思います。

社会的なモラルや罪悪感など、もちろんあるとは思いますが、そのことよりも先に、
真剣に人を愛することができた自分を認めてあげてくださいね。

そして、当時のちょこさんは、この「社会のモラル」や「罪悪感」で自分を罰してい
る部分があるように感じますね。
ちょこさんにとって、今回の件の最大のギフトは、たくさんの学びがあったことです。
人を心から愛せたこともそうですが、パートナーシップの「感情を共感しあう」こと
も体験されましたし、恋人同士や、夫婦という関係でなくても、その存在の大切さを
学んだということは、素晴らしい体験だったといえるでしょう。

しかし、その分だけたくさん自分を責めてきましたよね。
自分を責めた分だけ、彼を愛す続けることに、そして彼から愛されることに不安をいっ
ぱい感じましたよね。
でも、私はよくその部分にも向き合えているなと感じます。
本当にちょこさんは、この恋愛からいっぱい学び、いっぱい頑張りましたね。

そして、これからのちょこさんですが、ちょこさんのなかで「社会的に許されない」
罪を犯した感覚は、そう簡単には無くならないかもしれません。
そして、彼を求めてしまう気持ちも同様かも知れません。
これは、「新しい彼ができたときに、彼に罪悪感を持たずに」という表現から感じら
れる部分があります。
本当であれば、「新しい彼に罪悪感を持たないように」が一般的ですから、今のちょ
こさんは無理に彼を自分から引き離そうとしている感じがあります。
心理学では「執着」という言葉がありますが、まるでちょこさんは彼に執着してしまっ
ているように感じているのではありませんか?

でも、本当は彼に執着しているのではないことはお気づきですか?
ちょこさんが執着しているのは、彼と過ごした楽しい日々、彼を本当に愛せたあの輝
いている自分と、その素敵な時間に執着しているように感じます。

どこかで、あの時のような幸せな感覚は、今後もう手に入らないと、ちょこさんはど
こかであきらめたりしていないでしょうか?

もしあきらめがあるのだとしたら、そのあきらめ辞退が罪悪感である可能性がありま
す。
罪悪感、つまり「罪の意識」ですから、ちょこさんは最高を手に入れた時に、この
「自分を罰する」感覚を感じてしまうのかもしれませんね。
いま、この「罪の意識」と「自分」との間で、葛藤があるのかもしれませんね。

もし、ちょこさんが今の状況から脱出したいと思うのであれば、私から提案がありま
す。
それは、あの時のような幸せな感覚を、これから先の人生でたくさん経験できること
を、信じて欲しいんです。
ちょこさんは人を愛する大切さと素晴らしさ、そして、切なさとつらさを知っていま
す。
だからこそ、ちょこさんはまた本当の愛を掴むことができると私は感じます。

まずは、信じてみてください。
自分が、幸せになれることを。
そして、より大きな「真実の愛」を手に入れられる自分を。

ただ、一人ですべてを抱え込もうとは思わないでください。
こんなときこそ、信頼できるカウンセラーをもって、そのカウンセラーをガイドにし
て、幸せへの道を模索してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ちょこさんが最高の愛を手にする参考に、少しでもなれば幸いです。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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