分からない

読ませていただいて、先に結論から言いますと、彼が嘘をついていないという条件で
あれば、元に戻れる可能性はあると私は感じます。
ただ、現状のままでは元に戻っても同じ事を繰り返してしまう可能性がありますので、
このまま元通りになる事はおお勧めいたしません。
最低でも、今回彼がなぜこのような行動をとらざるを得なかったのか、理解しておく
必要があると私は感じます。

文章から推測しますと、彼はるいさんが想像している以上に自分に自信がなく、自分
の事が好きではないことが感じられます。
「俺、弱過ぎた。」という部分からは自分の弱さを受け入れられないところを感じら
れますし、今の自分ではるいさんのことを幸せにできないと感じた可能性があると感
じられます。

それとは別に、彼の心の中には、自分が嫌いな分だけ「幸せになってはいけない」と
いう自分だけのルールを持っている可能性が感じられます。
言い換えるならば、るいさんのことが好きであればあるほど、るいさんを幸せにでき
ない自分に怒りを感じ、自分以上にるいさんを幸せにできる人がいるのではないか、
こんな（自分が嫌いな）自分が愛する人を幸せにできるわけがないのではないか、そし
て、こんな自分がるいさんに愛される資格がないのではないか、こう考えた結果が彼
が出した結論ではないかと私は感じます。

しかし、それは彼がるいさんとの関係において「幸せ」を実感したからで、逆に幸せ
を実感すればするほど、「幸せになってもいいのだろうか」という葛藤が生まれてき
たのではないかと感じます。

るいさんが今後彼にしていただきたい事、そしてしてはいけない事があります。
していただきたい事は、彼の価値を伝え続ける事にあります。
彼の存在が自分にとってどれだけ大切で、どれだけうれしいか、それを当たり前の行
動で表現していく必要があります。
彼のような男性は、特別な事をほめられても、特にうれしいとは感じません。
彼も気がつかないような当たり前の事が私にはうれしい、と伝え続けていく事が大切
です。

もう一つは、「私があなたを幸せにしてあげる」くらいの「覚悟」がるいさんに必要
です。
パートナーシップは「二人で」幸せになるプロセスです。
ならば、彼一人の力ではできなくても、二人の力でやればいいわけです。
それを彼に伝わるようにるいさんが表現する事が必要になります。

そして、るいさんがしてはいけない事は、「欲求」を表現する事です。
「～したい」「～してほしい」などの表現は、彼が「できない」と自分を追いつめて
しまう可能性があるからです。
さらに、尽くしてもいけません。
相手につきしすぎると、彼は、してもらった事に対して「返せなく」なってしまいま
す。
ほどほどがいちばんですよ。

もうひとつは、るいさんが不安になったり、自己嫌悪で暗い顔をしていたりすると、
彼は「自分のせいだ」とすぐに勘違いする恐れがあります。

彼に一番必要なのは「あなたのおかげです」という「存在する価値」と「自分が愛す
る人を幸せにできている」という感覚です。

ネガティブな、不幸せな、そして笑顔でないるいさんは彼にとって自己嫌悪の格好の
材料となりますので、気をつけてくださいね。

るいさんが幸せになり、その幸せを彼に与え続ける事が、彼と新しい関係を再構築す
る秘訣です。

自分の弱さに、負けないでくださいね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

るいさんの人生が幸せにあふれた人生でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

中原謙一