一年半前、1年間の遠距離恋愛の末、帰国直前に別れた元彼がいます。私が振りました。

相談者名
あめ
留学中にレイプされ中絶した事を彼に言える勇気がなかったから。
本当の事を隠して付き合っていくのもできなかったから嫌われなきゃいけないって思い嫌な事を沢山言って傷つけました。

帰国して半年後に気持ちを抑えられず連絡しました。でもまだ言える勇気がないし、連絡しちゃいけなかったと思い途中でメールを返せなくなりました。
でも本心はいつかちゃんと話せる日が来たらまたあの頃のように戻りたかった。

別れて1年経った今、あの頃の彼の気持ちが痛いほどよく分かります。

どんな気持ちで待っててくれて、どんな気持ちで受け止めてくれたのか。私はどれだけ傷つけたのか。

今ならもう絶対あんな思いはさせないし突き放したりしない。1年でも2年でも待つ覚悟があると確信でき、3ヶ月前久しぶりに彼に連絡を取り会ってもらいました。
でも彼女がいると知り、何も言えなくなりました。
彼には幸せになってもらいたいと思っていたし、あんな重い話は迷惑だと思いました。

でも別れ際に「今幸せ?」と聞くと「う~ん…」と首を傾げました。
思わず「留学した事後悔してる。でも私みたいな女は貴方には相応しくない」と言ってて、彼は「そんな事ない!悪いのは僕だから。あともうあんなにも人を好きになる事はこれから先もないよ。」と言われました。

だけど私との事はいい思い出なのだとも言っていました。
でもどうしても最後の言葉が忘れられず、思い出して涙が止まりません。

あんなに一緒にいて、心が落ち着く人は初めてでした。

私は今の気持ちと真実を手紙で渡そうと思っています。
彼が飲み会にくればの話ですが…

よくよく考えると、私は彼に謝罪してないのです。
散々待たせて傷付けて…
彼は未だに自分が悪いと思ってて…
本当の事を言わないと嘘に聞こえるし、ちゃんと謝罪できないと思ったんです。

でもそれは今の彼の幸せを邪魔する行為になるのかもしれないと思うと怖いです。

伝えたいのは私のエゴですよね?でも伝えたいんです。

どう思われますか?
アドバイスお待ちしています。

カウンセラー
かねがえゆうき
あめさん、はじめまして。
今回のご相談を担当させていただきます、かねがえゆうきと申します。

あめさん、本当につらい体験をされましたね…。
こちらに相談されるにも勇気が要ったことでしょうが、私どもを信頼して打ち明けて
くださったことに感謝します。あめさんの心が少しでも解放されますよう、心を込め
てサポートさせていただきたいと思います。

生まれ育った環境とは違う地での留学生活は、ただでさえ心細い面もあるはずです。
そんな中で、レイプされ中絶したことは、彼だけでなく誰にでも言えることではな
かったと思います。
そのとき、誰か相談できる人はいましたか?
私は、あめさんがこの体験をすべて背負いこんで、たった一人で苦しみ続けてこられ
たように感じました。

本当は、こんなにもショックを受けているときにあめさんが一番頼りたかったのは、
遠距離恋愛中の彼だったと思います。
彼にすべてを話して、心の支えになってもらいたい…そう思ったことも何度もあった
のではないでしょうか?
でも、彼には言えない…その葛藤が、あめさんをさらに苦しめてしまったのですね。

留学したこと
彼に嫌われなきゃと嫌なことをたくさん言って傷つけてしまったこと
戻りたいと思い連絡したけど、途中でメールを返せなかったこと
覚悟して連絡したけど、もう彼女がいると聞いて何も言えなかったこと

その時その時にあめさんがとった行動は、あめさんが精一杯考えて選んだことです。
彼が大好きだからこそ、言えなかったこともあったかもしれません。
そして、大好きだから、どうしても言いたいこともあるのだと思います。

後悔と向き合う方法は、自分の選択を責めるのではなく、今を受け入れていくことで
す。
迷いながらもその決断をしてきた自分自身を受け入れていきませんか。

セラピーでは、自分の心の中の思いを吐き出すために、出さない手紙を書くことがあ
ります。誰にも言えずに背負ってきたものを、思いのままに紙に書くという形で外に
出すことで、心を解放していくという手法です。ですから、手紙を書くことは、あめ
さんの心を軽くしていく一歩になるのではないかと思います。

ご相談文に「伝えたいのは私のエゴですよね?でも伝えたいんです。」とありました
が、私は必ずしもあめさんのエゴだとは思いません。
ただ、手紙を渡すことで彼がどう受け止めるかは、彼の問題になってきます。

時を経て、今だからこそ彼に伝えたいと思えるのかもしれません。
あめさんが今、彼に一番伝えたいことは何でしょう?

彼を散々待たせて傷付けてしまったことを謝罪したいのですよね。
未だに自分が悪いと思っている彼に、「あなたは悪くないよ」と言ってあげたいのだ
と思います。
でもあめさん、「悪いのはすべて私だ」と思っていませんか?

私は、あめさんに何度でも何度でも伝えたいです。
それは、あめさんが彼に伝えたいのと同じ言葉です。
「あなたは悪くないよ…誰も悪くない」
もうこれ以上、自分を責めないでくださいね。

そうしてあめさんの心が少しでも軽くなったら、彼に感謝の気持ちを伝えられるとい
いですね。
彼に、どんなことが感謝できるでしょうか?
「ごめんなさい。」よりも「ありがとう。」
この言葉が、彼の、そしてあめさんの罪悪感を癒していきます。

あめさんは、本当に彼の幸せを考えていると思います。それは、彼も同じことでしょ
う。
彼と「元に戻る」のではなく、「新しい関係」を目指していけるといいですね。

よろしければ、電話カウンセリングの利用もご検討くださいね。話を聞くことでは、
私たちカウンセラーはいつでもお力になれます。
あめさんの幸せを心から応援しています。
ご相談ありがとうございました。

かねがえゆうき

この記事を書いたカウンセラー

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