離婚について

相談者名
めぐみ
はじめまして。
先日、離婚をして欲しいといわれ、主人が届けを書いて出ていきました。
9月頃にも言われたことがあったのですが、その時は子どもも小さいし(小1と幼稚園年少の3歳の娘2人)、私の悪い所は直すという事で収まりましたが、今回は何を言っても「離婚しかない」の一点張りです。
理由としては、一緒に生活するのが無理・お前といるのがしんどい・浮気はしていない・小さい事の積み重ね・1言って10返ってくると文句を言う気もなくす・お前の束縛ややきもちが怖いなど。得にこれといった理由はないらしいのです。
電話やメールで話し合いを何度もしました。その度に主人の言う事が変わっていき混乱しています。
はじめのうちは「離婚しかない」「戻れるなら戻りたい」「別居は中途半端な感じで無理」。
数日後には「このまま(別居状態)でいい」「戻る気はなくなった」「新しい仕事に就いて、自分の為に働くのが楽しい」に変わっていて、
その数時間後のメールでは「やっぱり、無理。離婚しかないから届けを出してくれ」と。その前の電話で私がキツイ言い方をしてしまったからだと思います。
もう、離婚しかないのか。と思っていますが、子ども達の事が心配です。上の娘は自分でも気づかないうちに髪の毛を抜くようになり、下の娘は今まで自分で出来ていた事が出来なくなり。安心させようと、始めの間は「パパはいつか帰ってきてくれるから、それまで3人で頑張ろう」と言うと、上の子は髪の毛を抜くのを止めましたが、最近、「離婚」しかないとなってきたので、私が働きに行く事、名前が変わる事など、少しずつ教えていくと今度は上の子の夜泣きが始まりました。下の子もいまいちわかってはいないものの、パパがいないということで、毎日夜中に起きてきます。

正直、自分の気持ちがわかりません。
お互いに向き合ってやり直したい。主人は自分勝手すぎる。しんどいことから逃げたいだけ。これ以上、話をしてしまうとまたキツイ事を言ってしまい更に主人の心が離れてしまうのではないか。子ども達がおかしくなってしまうのではないか。離婚したほうが楽になるんじゃないか。
など、いろいろな気持ちが入り混じり自分でも訳がわからなくなってきています。
長文になりましたが、少しでも前に進めるように何かアドバイスをいただけたらありがたいです。よろしくお願いします。

カウンセラー
大谷常緑
めぐみさん、こんにちは。
初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。

さて、ご相談をいただいた時点とこの回答が掲載される時点で状況が変わってい
るかもしれませんが、ご相談をいただいた時点でのお話しをさせていただきたい
と思います。

先ず、ご主人のご様子から、ご主人は明確に離婚を決めきっていない状況だと思
います。
なぜならば、もし離婚の固い決意をしている場合には、離婚の理由がコロコロと
変わらない事と、不必要な話し合いは持たないからです。
状況が変わっていないのであれば、そしてめぐみさんが望むのであれば、復縁に
チャレンジしてみてはいかがかと思います。
そしてそれは、子供のためでもあるとは思いますが、めぐみさんのための選択で
あると思ってください。
子供のために無理に復縁するという考え方では、めぐみさん自身が辛くなって、
上手くいかなくなる可能性があると思います。

パートナーや夫婦の問題の多くは、どちらか一方が悪くて、どちらか一方がよい
という事ではありません。めぐみさんとご主人の二人が、作り出した問題なので
す。

そこには、気持ちの誤解やコミュニケーションの誤解が数多く含まれています。
先ずはその誤解を解いていくことが必要です。

そして、それは気がついた方から始めないと始まりませんから、ご相談をいただ
いためぐみさんから始めることが大切ですね。

二人の関係性を修復するとても良い方法の一つに、私が欲しいものを先ず先に相
手にあげるという方法があります。
めぐみさんが彼から欲しいもの、それは一体何でしょうか?
ちょっと考えてみてください。
例えば、彼から安心感が欲しいと思っていたら、それを先ず自分からあげること
です。
そうすると、相手もそれを返してくれます。

私たちはともすれば自分を変えることなく、相手を変えて状況を乗り切ろう、問
題を解決しようとします。
しかし、相手には相手の感情や、やり方があって、こちらがコントロールしよう
としてもなかなか上手くいきません。
そういった意味では、変えることができるのは、自分自身なのです。
自分が変わると、ご主人から見て問題としている部分が変化したように感じます。
そうすると、ご主人も「そっか」とそれに連れて変わってくるのです。

お二人の問題を根本的に解決するには、めぐみさんが変化することが必要になっ
てきます。

少し深い部分に入りますが、めぐみさんは、心のどこかで自分は不十分な人間と
考えておられるようです。私には価値が余りないのではないか、と思われている
ようです。
この感情がご主人を大きく刺激してしまうようです。
お二人のお子さんを育てられているめぐみさん、こうやって、ご主人との関係を
何とかしたいと考えられているめぐみさんは、とっても頑張り屋で勇気がある方
だと思います。
私たちは神様ではなく、人間なのですから100点は取れないかも知れませんが、
ご自分のできていない部分ばかりに目を向けないで、自分の出来ている部分、よ
い部分に目を向けてみませんか?
そうすると、めぐみさんの心の中にある不十分とか無価値とか、あるいは自分が
悪いという自己攻撃などが緩和されて、ご主人を大きく刺激するめぐみさんの中
にある感情が癒されていくと思います。
例えば、一日一つで結構ですので、今日の私の良かった部分をその日の終わりに
褒めてあげるという事も効果があると思います。

お一人でこの問題に向き合うのは、随分と辛い事かと思います。
ぜひ、電話カウンセリングをご利用いただき、カウンセラーの応援を受けながら
問題解決に臨まれてはいかがかと思います。
思いを話すだけでも、気持ちは随分と軽くなるものですよ。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。