メールから始まった離婚話

ご主人の他の女性とのメールのやり取りのこと、
許せないですよね。
ずいぶんとａｓａさんが傷つかれた事と思います。

今はメールやパソコンで、気軽に色んな人と繋がれたり、
出来るようになりましたが、パートナーが他の異性と、
やり取りしていたり、変な写真なんかがあったりすれば、
色んな想像もしてしまうし、不安や心配も出て来て、
毎日しんどい思いをしておられるかも知れません。

まずは、今の心境をあまり一人で抱えこまい様に心がけてください。
苦しい気持ちを一人で抱えていると、どうしても悪い方に考えてしまったり、
自分自身を追い込んでしまったりしてしまいがちです。

一人で抱え込まず、苦しくなったら、
信用できる友人や知り合いに、その気持ちを聞いてもらうことが大切です。
誰かに気持ちを話すだけでも、少しは心が落ち着けるものです。
今は、このことが一番大切な事だと思います。

今、なんとかご主人といい関係に戻りたいとは、
感じていらっしゃるでしょうが、
人の心は、傷つけられたり、悲しい思いをしたりすれば、
心の底から相手を許せたり、受け入れたりは出来ないものです。

もう一度、彼を信じたいけれど、
どこかで疑ってしまったり、不安や心配が出てきたりして、
苦しまれているのではないでしょうか？

そんな気持ちを抱えながら、
もしかしたら、一緒にいたいけれどダメなのではないかと、
思って、毎日葛藤されているのだと思います。

そうだとしたら、ａｓａさんの心が、
もう一度彼を信じれたり、受け入れたり出来る様になるには、
少し時間と、ａｓａさんの心のケアが必要です。
今、ａｓａさんのいろんな気持ちを無理矢理抑えて、
受け入れようとしても、心の奥底では反発する気持ちが残ってしまうでしょう。

僕からのひとつの提案は、
彼とどうするか決めるのは、少し保留にしておいて、
ａｓａさんの心が、もう一度彼のことを受け入れる事が出来るように、
取り組んでみる事です。
そうしないといけない事ではないです。
一度、時間をかけて「取り組んで」見るのです。
チャレンジですので、やってみて出来なければ、
そのときは、別れることも選択できるはずです。

その取り組む方法を説明します。

第一に、ａｓａさんが今回のことで受けた心の痛みをケアすることです。
人に裏切られたりしたと感じれば、誰しも色んな気持ちを持ってしまいます。
怒りもあるでしょうし、悲しみや悔しさもあって当然です。

その気持ちを充分、誰かに分ってもらう事です。
何度も何度も人に聴いてもらうことで、必ずａｓａさんのその気持ちは、
癒されていきます。

場合によっては、投げ出したいという気持ちや、
辛くてたまらないという感情が出てくるかも知れません。
だけどそれも根気よく続ければ、必ず癒されてくるはずです。

そしてそれが出来てから、ａｓａさんの気持が少し落ち着いてから、
今度は、ご主人の気持ちに目を向けて行きます。
頭では、いろんな事を考えて理解しようと努力されたと思います。

それを今度は心や感情で取り組むのです。
彼の心理の深いところにある感情を感じてみるのです。
頭で想像した彼の感情を、実際に感じてみるのです。

そこには彼が外には見せない、誰かに理解してもらえない寂しさや、
愛されたいと願うのに、どこかで受け入れてもらえてないと感じる悲しさや、
そんな感情を感じてみるのです。

もしかしたらそれは、ａｓａさんが小さい頃から感じ続けてきた感情と、
まったく同じものかも知れません。
実際にその感情を感じることが出来れば、心は少しずつですが、
彼のことを心で理解できるようになってきます。

「こんな気持ちを感じていたんだ」とか、
「寂しい気持ちをいっぱい感じていたんだ」とか。

そうすれば、彼を受け入れたり許せたりする気持ちに近づけるはずです。

そしてそれから、ａｓａさんが旦那さんに対してしてしまう、
暴言や暴力に対して、取り組んで行けば良いことです。
誰も、そうする事が楽しくて暴言や暴力をしたりしません。

まずは、ａｓａさんの中に感情を誰かにぶつける事に対する、
強い禁止があるはずです。
何かに怒ることを強く禁止しているかも知れません。

「絶対、私は誰かに怒ったり、感情をぶつけるようなことはしない」
と感じれば感じるほど、色んな感情を抑えてしまいます。

だけど、人は理解して欲しいのに理解されなかったら怒りを感じるものです。
愛する人が自分を大切にしてないと感じれば、悲しみを感じるものです。
それをどう表現したり、どう伝えれば良いかと言う事で、
その感情を抑える必要はまったくありません。

感情を抑えれば抑えるほど、怒りというエネルギーで、
ぶつける事しか出来なくなってしまいます。

ａｓａさんが、かつてそういう風に感情をぶつけられた時、
あまりにも悲しかったり、傷ついたりして、
心の中で、強く強くその行動や感情を感じることを、
禁止してしまったのだと思います。

ａｓａさんのその行動も、
心の中に隠れている痛みや、いろんな感情でそうなってしまうだけの事です。
痛みや色んな寂しさや悲しみを感じているとき、
人は、頭ではいけないと思っていても、色んな行動を取ってしまうものです。

それは、ただその心の中の痛みに目を向けて癒していけば良いことなのです。

今、彼のことを許すことは無理です。
だけど、もう一度彼を受け入れられる様な私になる　ことは、
試してみることが出来ます。

そして、もし彼のその行動が、
ａｓａさんとの夫婦の関係で満たされない彼の寂しさや、
虚しさからしてしまった行動だったとしたら、
彼の行動も変わる可能性が充分あると思います。

やってみて出来なかったり、
受け入れられるようになったけど、やっぱり嫌だと感じたら、
そのとき、もう一度別れることを選択することも出来ます。

一度、そう言った取り組みをしてみませんか？
お電話お待ちしています。

ご相談ありがとうございました。　　　　吉　原　直　人