不倫した主人との今後

相談者名
Mari
はじめまして。長くなりますがご容赦ください。
主人とはつきあいが21年、結婚17年になります。中学3年の子供が一人います。
元同僚との不倫が発覚しました。W不倫です。18歳も年齢が離れた女性です。主人は猛省し、私も離婚で子供を巻き込みたくない、受験を控えた子供に絶対に悟られることなく、受験に専念してもらうことが親の務めだと思いやりなおすことにしました。
公式なものではないですが二度と会わないし、もしそんなことがあったら全財産を私たちに渡し家を出ていくと誓約書を書いてくれました。
しかし、その3カ月後に不貞行為を行っていることがわかりました。
まさに子供を巻き込んではいけない時期だと必死に知らないふりをして耐えました。その後私の精神がおかしくなり、このままでは子供を守れなくなると思い、「再度の不貞行為を知っています。子供の受験が終わったら今後のことを考えましょう。とにかく子供のためにもう少し待ってほしい」と私から切り出しました。私からの離婚の切り出しは主人と相手の思うツボだと思ったのですが、これ以上耐え忍ぶことはもう私には無理だと思いました。
その後主人は携帯のロックを外し、いつでも確認してよいし、本当にやましいこともない、連絡も今後一切とれないと相手に伝えたと言ってくれました。悩みましたがもう一度頑張った方が家族のためにも良いのかと思いました。過去相談にもありましたがこれを夫婦がきちんと向き合うきっかけにすることでより良い関係になれると思うようにしようと奮起したんです。
しかしつい先日過去のやり取りを知ってしまうことがありました。あまりにも濃厚で淫らな内容でした。こんなにも主人が相手を想い、かなりの頻度で関係をもっていたことがわかり愕然としました。二度目の発覚から頑張ってきた自分があまりにもみじめです。主人は「自分は浮かれていた。どうかしてたんだ」と言いますが、私はもう何も信じられなくなっています。誓約書まで書いたのに再度裏切られたことも改めて辛くなっています。濃密なやり取りが脳裏に焼き付いて離れず今後どう接したらよいのか途方にくれ、気づけば泣いている毎日でつらいです。
カウンセラー
大谷常緑
Mariさん、こんにちは。
初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。
よろしくお願いします。

さて、お子様の為を思って辛い状況でも耐えて頑張っておられるMariさんを、先ずは承認させていただきたいと思います。
凄くよく頑張っておられると思います。

ところで、不倫と不貞行為の後(不倫と不貞行為が同じお相手かどうかご相談からはわかりかねましたので)、Mariさんは“もう一度頑張った方が家族のためにも良いのかと思いました。過去相談にもありましたがこれを夫婦がきちんと向き合うきっかけにすることでより良い関係になれると思うようにしようと奮起したんです。”と決意をされたのに、“あまりにも濃厚で淫らな内容でした。こんなにも主人が相手を想い、かなりの頻度で関係をもっていたことがわかり愕然としました。”と、ご主人の3回目の不倫か不貞行為が無いにも関わらず、急に感情が動いてしまったのですね。
このご主人と先方とのやりとりの中で、一体何が大きなショックだったのでしょうか?
この点をご自分なりに考えてみられたらいかがでしょうか。
その中に潜んでいるMariさんが元々お持ちの自己攻撃(自分や誰かを許せない気持ち)や何かに対する嫌悪感が潜んでいるような気がします。
今のMariさんの感情を荒げている何かを見つけ、原因を理解される事が必要ではないかと思います。
この点、お一人では難しいと思いますので、詳細のお話ができる電話カウンセリングをお受けになり、カウンセラーと一緒に歩まれることをお薦めします。

さて、ご主人との向き合い方ですが、もちろんお子様への影響にも配慮する事が大切かと思いますが、先ずは何よりも優先して欲しい事は、ご自分を大切にすることです。
ご自分がどういう状況になれたら幸せか、ご主人との関係がどうあれば自分にとっていいのかという事を前提に、ご主人とお話をなさってください。
男と女は異星人のように感覚が異なるものです。
理屈ではなく、お互いに思いや感情を伝え合う事で、理解する事ができます。
せっかく、“これを夫婦がきちんと向き合うきっかけにすることでより良い関係になれると思うようにしようと奮起”されたのですから、この点は是非ご自分の決意に従って努力されてみてはいかがかと思います。
それでもお互いに理解ができないようでしたら、離婚なども視野に入れられてはいかがかと思います。

次に、“濃密なやり取りが脳裏に焼き付いて離れず”の点ですが、これは人間の持っている習性の一つで、怖いものを見たり、嫌な思いを反芻してみたりする行為の一種です。
怖いものの例で例えると、人によりますがホラー映画を見たり、お化け屋敷に行ってみたり、バンジージャンプをしてみたりと同じです。
これを止める対症療法は、Mariさんがお持ちの考える癖を手放す事です。
癖は、練習すれば治りますので少し練習が必要かと思います。
具体的には、先ずは考える癖を手放すと決意され、そして考え始めたら深みに入らないように、例えば「○○と思った。(マル)」と心の中もしくは言葉に出して考えを切る事です。
癖ですからまた考え始めるかも知れませんが、諦めずに練習してください。
もう一つはイメージをしながら深い、深呼吸をする事です。
先ずは口からゆっくりと、お腹の底から息を吐き出します。
イメージは、口から黒い何かが吐き出されていくイメージをつくってみてください。
これを1セット5回程度行ってみてください。

以上、回答がお役にたてれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。