夫の浮気~修復に向けて

相談者名
RIN
初めて相談させたいただきます。 宜しくお願いします。

結婚3年、主人(28)と私(30)と3歳になる子供が一人います。
今年の1月にふとした拍子に主人の浮気が発覚しました。主人・主人の両親も交え話し合いをして、主人は相手とは発覚してから3日後に「ちゃんと別れた。俺が全部悪い。本当にごめん。」と言われました。それまでは、私は自暴自棄になり自殺未遂や泣き叫んだりしたり、パニック状態でしたが、義母や義姉が毎日訪れてくれて話をしたりして、主人と別れたくない気持ちが強かったので主人との修復を選びました。
なぜこんな事になったか主人の話では「私がいつも私のお金ばかり使って自分(主人)の服や子供の物を買う。私はボロボロの服やカバンしか使わない。俺にすら頼ってくれない。仕事の試験に合格したのもあまり喜んでくれなかった。」などを話していました。
私は、結婚してすぐに妊娠して切迫だった事もあり働けず主人に負担をかけたくないと思い、どんなに辛くとも今まで頑張ってきたので、主人の言葉はショックでした。そんな事を思っていたことも気がつかなかったこともショックでした。
その後は、私も改めるところは改め、主人に日頃感謝したり会話など心がけたりしてきました。
もうすぐ半年が経ち、義両親の支えもあり気持ちもだいぶ落ち着いてきてはいますが、子供が、幼稚園に行くようになり自分の時間が少しできると、いろいろ考えてしまい落ち込んだりしてしまいます。その度に、こちらのブログを観たり義両親に話をしたりして気持ちを落ち着かせてきました。

今は、浮き沈みもありますが、仕事を探したり、主人が休みの日は食事や夜に飲みに出掛けたりなどをしたりもしていますが、主人がこの4月から仕事で異例の出世に仕事が本当に忙しい事もありますが、私の事を女じゃないと1月の時に言われ本当に傷付きましたがレス気味なので、また余計に傷ついています。
レスの事やこれから先どうやって今まで以上により良い夫婦関係を築けるようにしていったら良いのか分からなくなってしまってます。

アドバイスなどいただければ幸いです。

カウンセラー
大谷常緑
RINさん、こんにちは。
初めまして。ご相談を担当させて頂く大谷です。
よろしくお願いします。

さて、RINさんは今まで、ご主人やお子さんの事を思い、迷惑をできるだけかけ
たくないと頑張ってこられたのですね。
しかし、その思いが十分には通じなかったことは、さぞ悔しい思いをされたので
ゃないでしょうか。
また、ご主人の”女じゃない”という言葉が出たときには、とても悲しい思いをさ
れたのではないでしょうか。
心が痛みます。

さて、男性と女性とはそれぞれ相手が同じ人間なので、物事に対する理解や感じ
方、感性が同じとよく誤解され、それが原因で問題を抱えるケースがとても多い
のですが、脳の機能面でも異なっている部分があり、また社会的生育環境も異な
るので、ある意味異性は「宇宙人」とでも捉えた方がいいかと思います。
従って、お互いにコミュニケーションをしっかり取ることが二人の関係をよりよ
くする為にはとても大切なのですね。
コミュニケーションは、言葉で伝えることも大切ですが、その他にも様々な方法
があります。例えば、誕生日に何かプレゼントをするのもその方法ですし、ご主
人の帰宅をどのように待つか、というのもコミュニケーションの方法です。そし
て、それら、RINさんからのコミュニケーションは、RINさんの自己表現でもある
のです。
RINさんがどのような方法でご主人に自己表現し、コミュニケーションをとって
いくか、ご自分に合った方法を考えて実行してみてください。
最初は上手くできないかも知れませんが、最初から上手に何でも出来る人間はい
ません。考えて試してみて、を繰り返して初めて自分にフィットし、かつご主人
に上手に伝わるコミュニケーションをとることができます。諦めずにやってみる
ことがとても大切かと思います。

さて、次に男性の多くが思っている気持ちをお伝えします。
さて、多くの男性は、自分の家族に幸せを与えていることを「人生の成功」と捉
えています。
奥さんやお子さんが笑顔で毎日を過ごしている姿、それを見たいがために懸命に
働き、給料がアップする事を願い、出世することを願っています。
もちろん、男性が懸命に働く目的はこればかりではありませんし、ご夫婦やご家
庭の状況により残念ながらすでにこのような状態が消え去っている場合もありま
す。
しかし、多くの男性が望んでいることは、家族に何かを与えて、喜んでもらいた
いという事なのです。
これに対して、RINさんは迷惑をかけてはいけない、とご主人が与えようとする
ものを受け取らなかったという事になります。RINさんのそのお気持ちも分かり
ますし、また、ご主人の受け取ってくれない、頼ってくれないという寂しい気持
ちも理解できます。
ここは、行き違いですので、どちらが悪いという事ではありません。行き違いが
分かれば、今後の生活の中でそれを是正していくだけでいいのです。
また、特に男性には、女性に(例えば、奥さんや母親)認めて欲しい、褒めて欲
しいという”少年”のような気持ちが存在します。
この点も理解してあげて、褒め上手になられると良いかと思います。

次は、RINさんの内面についてお話ししたいと思います。
ご相談を拝見する限り、RINさんはどうもご自分が迷惑を掛ける存在だと認識さ
れているように見受けられます。
これは、おそらく子供の頃に何かのきっかけでそう思われた事がずっと心の中に
引っかかっている結果ではないかと思います。
その結果、自分の価値を低く見て、がまんして犠牲的に生きるという癖を身につ
けられているようです。
「私なんてとても、そんなもの受け取る価値がありません。だからこれで我慢し
ます」
といった感じでしょうか。
RINさんが本当の意味で幸せな人生を送ろうと心に決められるなら、この癖を直
す必要があります。
なぜならば、受け取れない人生は、RINさんが何も得られない(得られていたと
しても申し訳ないとか、ごめんなさいという感じを持つ)人生になってしまうか
らです。
では、具体的にどのようにすればいいかと言いますと、先ずは自分で自分の価値
を受け取る練習をしてみてください。
受け取ることは、与えることよりもとても難しいことです。
様々な感情、例えば、恥ずかしいとか、怖いなどといったものが出てくると思い
ますが、それに負けないで「人生を変えるぞ」という気持ちを常に持って行って
ください。
自分の価値を受け取る1つの方法として、今日1日の私の生活の中で、先ずは自
分を褒めるネタを探してみてください。どんな事でも結構です。
例えば「今までずっと手つかずだった○○の片付けに手を付けた」でもOKです。
何もやり遂げなくても構いません。
そして、毎日寝る前など落ち着いた時間を作って、声に出してご自分を褒めるの
です。
「今までずっと手つかずだった○○の片付けに手を付けた。私って頑張ったね!」
という感じで結構です。
RINさんの自己価値がアップしてくると、「受け取っていいなだぁ」という許可
が自分の中で育ってきます。
そうすると、「申し訳ない」という気持ちではなく「ありがとう」という感謝の
気持ちで受け取ることが出来るようになり、与えた側にもその気持ちが伝わるよ
うになります。
そしてやがて、ご主人に「甘える」ということも出来るようになり、お二人の関
係性がよりよくなっていくのではないかと思います。

RINさんのプロセスに応じたアドバイスなど、是非電話カウンセリングをお受け
になって前に進まれた方が、よりよい進み方が出来るのではないかと思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。