浮気していた夫にサイトの心理学講座を紹介したい

相談者名
はなまる
第二子妊娠をきっかけに夫が浮気をしていました。

妊娠中に2度証拠を見つけ、問い詰めてしまい、お互いの心が離れたまま早産に・・・。私は産後の疲れと、浮気をされたショックとでしばらく心が沈んだまま過ごしていました。
その後、このサイトを見つけ心理学講座や相談事例を読み、考え方を変えることが出来ました。
まだカウンセリングは受けていません。
今後、自分を癒すために・自信を確かなものにするためにカウンセリングを受けたいと考えています。夫には、このサイトで読んだ内容については全く伝えていません。私がいい方向へ変わってきたことは認めてくれてます。

サイトを紹介し、カウンセリングを希望していることを伝えるのは、夫にとってマイナスな部分がありますか?
夫が自分の意識していない罪悪感について、このサイトを読み、少しでも軽くしてくれたらと思ってもいます。

カウンセラー
鶴園みあ
はなまるさん、はじめまして。
お返事をさせていただきます、カウンセラーの鶴園みあと申します。

このたびは、無料相談コーナーにご相談をお寄せいただき、本当にありがとうございます。

お二人目のお子さんの妊娠をきっかけに、ご主人が浮気をなさっていたとのこと、お知りになられたときには、さぞかしショックで、とても傷ついたことでしょう。

お一人目のお子さんの育児をされながらの、妊娠中のご自身の体調管理、そして、出産という体力的にも精神的にも大変な仕事をなしとげられ、それだけでもクタクタで、しかも、まもなくお二人のお子さんの育児が始まるという、気の休まらないこのときに、ご主人の浮気の問題とも向き合うことになり、一時は本当に、すべてを投げ出したくなるくらい悲しくて、絶望的だったのではないでしょうか。

あまりのショックと絶望とご主人への怒りのために、勢いでそのまま、離婚という選択肢を採られる方も少なくないなか、はなまるさんは、踏ん張られましたね。

お二人のお子さんのためとはいえ、本当によく我慢して、よく踏みとどまられたと思います。

はなまるさんは、本当に愛情深くて、本当の意味で強い女性なのだと思います。

一時は、ご主人を責めてしまい(もっとも、浮気をされた側としては、そうしてしまって当然なのですが。)、お互いの心が離れてしまったり、浮気をされたショックで心が沈んだまま過ごされていたこともおありのようですが、今はとても前向きなお気持ちのようですし、ご主人からも「いい方向へ変わってきた」と認めてもらえるほどにまでなられているのですね。

すでに、弊社のサイトの記事をいろいろとご覧になられて、ご自身でいろんな気づきを得られて、かなり良い方向に進んでいらっしゃるようですね。

とても素晴らしいことだと思います。本当によく頑張られましたね。

これから、はなまるさんは、ご自分を癒すため、そして自信を確かなものにするために、カウンセリングを受けたいとお考えとのことですが、はなまるさんのその強くて前向きな姿勢があれば、必ず、カウンセリングでも、癒しや気づきをたくさん得られて、再び、いいえ、今まで以上に、ご主人との絆を深め、そして、幸せなご家庭を築くことができますよ。

私も、そのお手伝いをさせていただきたく、今回、心をこめてお返事させていただきますね。

さて、「サイトを紹介し、カウンセリングを希望していることを伝えるのは、夫にとってマイナスな部分がありますか?」とのご質問ですが、はなまるさんがカウンセリングを受けようと思われていることをご主人に伝えられることは、特に問題はないかと思います。

弊社サイトを紹介なさるについても、「こういうサイトがあるのよ~」程度であれば、特に問題はないと思います。

ただし、「こういう記事があるから、あなたも読みなさいよ」と、あまり強く勧めすぎないことがポイントかもしれませんね。

というのも、弊社サイトに掲載しているような心理学に関する記事というのは、心理学の一般的な知識として理解するには、さほど難しい内容ではないのですが、そこに書かれている原理を自身の心にあてはめて、自身の心の状態を理解し、それを受け容れるには、読む人自身の「自分の心と向き合おう」という高いモチベーションが必要だったりするんですね。

特に、罪悪感とか自己嫌悪といった心理学の一般的知識や原理を、自身の心にあてはまるには、相当な痛みを伴うことがあります。なぜなら、自身の中の罪悪感、自己嫌悪といった、一番向き合いたくない嫌な感情と、向き合わなければならないのですから。

この痛みを乗り越えて、自身の心と向き合うには、先ほど申し上げたように、本人の高いモチベーションが必要なんです。

はなまるさんは、今回のとても辛い出来事を経験されて、「なんとかしなければ」という危機感も手伝って、高いモチベーションをもって記事を読まれたと思うんですね。

だからこそ、記事の内容は、はなまるさんの頭と心にどんどん吸収されたのでしょう。それはまるで、カラカラに乾いた鉢植えの土に、水がどんどん吸収されていくように。

記事のなかには、自身にあてはまるものとして認めるには、そして受け容れるには、痛すぎるものもあったかもしれませんが、はなまるさんの高いモチベーションがあったからこそ、その痛みも乗り越えることができたのだと思うんですね。

でも、ご主人も、同じくらい高いモチベーションを、今持たれているかどうか、それは分からないと思うんですね。

それに、「人から勧められたから読む」のと「自分が読みたいと思ったから読む」のとでは、モチベーションは全く変わったりもしますよね。

ご主人自身に「自分の心と向き合おう」という高いモチベーションのないまま、記事を読まれたとしても、「ほうほう、罪悪感とはそういうものなんだなあ」「人というのは、そういうときに罪悪感に感じたりするんだなあ」と一般論として理解はできても、それがご自身にもあてはまることなのだと理解し、そのことを受け容れることはできないかもしれないんです。

そうだとしたら、せっかく紹介なさった記事も、「夫が自分の意識していない罪悪感について、このサイトを読み、少しでも軽くしてくれたら」と願われているはなまるさんにとって、無駄になってしまいませんか?

また、無駄になるだけならまだいいのですが、たとえば「あなたにも、あてはまるかも」と罪悪感に関する記事などを特定なさってご主人に紹介なさった場合、はなまるさんにそのつもりはなくとも、ご主人は「罪悪感に関する記事を使って、責められてる」と感じて、反発してしまうかもしれません。強い罪悪感を無意識に感じている人というのは、相手のなんでもない行動も、「自分を責めている」と取ってしまいがちなんですね。

ですから、紹介なさるなら、記事などは特定せずに、「こういうサイトがあって、ここの心理学講座っていうコーナーが、すごく参考になったのよね~」「興味があれば、あなたも読んでみたら?」ぐらいになさって、ご主人が読まれるかどうか、そして、どの記事をピックアップして読まれるか(多くの場合、ご自身の直感でピックアップなさった記事を次々にたどって、最終的には、ご自分の心の核心にたどりつけるものなんです。)は、ご主人の自由に任せてあげるといいかもしれません。

そして、あとは、はなまるさんが、カウンセリングを受けられて、どんどん癒されて、自信をどんどん取り戻されて、キラキラと輝いてこられたときに、ご主人が「うちの奥さん、最近、どんどん楽になってきてるみたいだし、どんどん魅力的になってきてるぞ!?カウンセリングって、そんなにいいものなのか?心理学って、そんなにいいものなのか?」と、紹介されたサイトの記事に強い関心を寄せられるかもしれません。そのときが、チャンスですね。

もっとも、たとえご主人がサイトの記事を読まれなかったとしても、パートナーというのはシーソーみたいに、片方が変化しはじめると、もう片方もバランスを取るように変化していくものですから、はなまるさんがどんどん癒されていくと、ご主人も、そんなはなまるさんに呼応するように変化しはじめますよ。

はなまるさんは、ご主人の浮気という、ある意味、ご夫婦の危機に直面なさったわけですが、とても辛い時期を踏ん張って、今、夫婦関係の修復に向けて動こうとなさっています。

お気づきでしょうか?

今、はなまるさんが直面なさっているのは、もはや「危機」ではなく、「チャンス」なのです。

もう一度、ご主人と、ハートをオープンにして向き合える、楽で幸せな関係を築き、以前にも増してラブラブなご夫婦になるチャンス。

はなまるさんが、ここまで頑張ってこられたからこそ、危機はチャンスに変わったのです。

そして、このチャンスをものにしたとき、今回の出来事は、はなまるさんとご主人だけでなく、お子さんたちにとっても大きな恩恵となることでしょう。

なぜなら、子供が一番ほしいもの、それは、「仲の良いパパとママ」なのですから。

はなまるさんの、その頑張りと強さと、そして愛情深さで、これから、どんどん前に進んでいってくださいね。
私も、応援しております。

このたびは、ご相談いただき、本当にありがとうございました。

鶴園みあ

この記事を書いたカウンセラー

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