夫との関係修復について

相談者名
さっこ
結婚25年の夫婦です。

昨年から夫が昔恋愛関係にあった女性と交際を始めました。
交際と言ってもただ電話したり、食事に行ったりしているだけとの事ですが、それらはすべて私に隠れてしています。

隠していても妻にはばれてしまうもので、そのたびに喧嘩になります。

隠れてしなくてはいけない交際をやめてほしい私と、ただの友人だからやめる必要がないと言う夫とは、話はいつも平行線です。

先日仕事と偽って食事に行っていたことがわかり、今までにないくらいの大喧嘩になってしまい、それからずっと夫婦間は険悪になってしまいました。

夫は私と離婚して彼女と結婚したいとか考えているわけではなく、ただ今の関係のまま交際を続けたいと言います。

私たちも相手も(相手は私より年上です)もう若くありません。
子供も手が離れています。
しかし長い間で築いてきた夫婦関係を解消するには、想いがありすぎ断ち切るには簡単ではないのです。

夫もそのことは同じ思いでいるようですが、だからと言って溝ができてしまった関係を修復しようとは思っていないようなのです。

このままでは仮面夫婦になってしまいそうです。

私はどうしても彼女との交際を認めたくない自分がいることも、わかっていますが、彼女との交際を私が認め、その上で夫婦関係を修復した方がよいのでしょうか?
私一人でそれができるのでしょうか?

自分の気持ちの持ち方、これからどうしたよいのかアドバイスいただけたら幸いです。

カウンセラー
田中三知代
さっこさま
このたびは、ご相談くださいましてありがとうございます。
カウンセラーの田中三知代と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

さっこさんのご相談を拝見させていただき
とても、お辛くて、寂しくて、悲しい気持ちでいっぱいではないだろうか?
と、感じました

諦めのような気持ちも、どこかにはありつつも
でも、納得なんて到底出来ない。すごく腹が立って
腹が立つ自分自身にも腹が立ってしまって
なんだか、すごく、自分がミジメな気分になってしまったり
自分自身を否定されているような感覚になってしまったり
されるのではないかな・・・・と、感じましたが
いかがでしょうか?

結婚生活25年と言うのは、一言で言ってしまうには
とても、重い時間の積み重ねですよね。
ご主人と共に、寄り添いあい、そうして、培いはぐくんできた
家庭と言うものには、2人でエネルギーを注いだ分だけ
本当に、大切な歴史と想いが、おありだろうと思います。

頑張って心を砕き、家族のために勤めてこられた
さっこさんが居られるのでは無いでしょうか?

だからこそ・・・・今のご主人の行動が許せない、さっこさんが
おられるのではないだろうか?と思いますがいかがでしょう?

ご主人を信じたい気持ちも、もちろんあるのだけど
ウソをつかれることに、さらにショックを受けてしまうのだと思います。

このまま仮面夫婦を続けていくのが、いいのでしょうか?
と・・・悩んでおられるということは。、「ご主人と仲良くしたい」
「ご主人と、温かい関係を持ちたい」とのお考えがあるからこそ
お悩みになるのだろうな・・・・と、感じましたがいかがでしょう?

「怒り」と言う感情は、「感情のフタ」であるといわれます。

ついつい、ご主人に対して、厳しい言葉を言ってしまうさっこさん
その厳しい言葉を言ってしまう裏にある本当の気持ちと言うのは
なんでしょう?

ここには「解ってほしい」「助けてほしい」「愛してほしい」
こんな気持ちがたくさんあるのではないでしょうか?
とってもとっても、辛いですね。

さて・・・では、すこし、心の中で何が起こっているのか
見ていきたいと思いますね。

ご主人のお相手の方にもたれる感情は、どんな感じでしょう?
嫉妬といわれる感情でしょうか?羨ましい感覚でしょうか?
羨ましいのならば、どんなことが羨ましいのでしょう?

嫉妬と言う感情自体が悪いことではなくて
嫉妬を持ってしまうのは、「手に入らないものを、持ってる人」に
対して嫉妬と言う感情を持ってしまいます。
「手に入らないもの」と言うのは、間違った思い込みなのですが
現時点では、私は持ってない、相手は持ってるというものを
羨ましく思う気持ちが嫉妬と言う感情になります。

さっこさんは、彼女とご主人の何に対して羨ましい気持ちを持っているのかで
ご自身が、本当は何が欲しかったのか?を考えるキッカケになります

さっこさん自身も、主人と一緒に、たまには、おしゃれをして
ゆっくりと出かけて、楽しい時間を過ごしたい。
恋心なんて、イマサラ恥ずかしくて・・・と言う気持ちも
ありつつも、それでも、温かく穏やかに寄り添える時間が欲しい
そんな気持ちが、どこかにおありになるのではないか?と思いました。

ご夫婦の関係性で、子どもを育てあげ、一段落したご夫婦が
もう1度、温かい関係を取りもどすときに、一番の困難になるのが
「恥ずかしい」と言う感情になっていきます。

でも、この恥ずかしいという感情を越えて近づいたときに
今までとは違う、また新たな関係性を持つことが出来ると言われます。

ご夫婦間の問題で、浮気の問題の原則と言うものがあるのですが
さっこさんの場合、ご主人の浮気と言い切ってしまうほどでは無いかも
しれないのですが、原則として捕らえていただければと思います。

「不足原則」と言うものがあります。
ご夫婦間に「足りないもの」があるので、外へ欲していくというものです。
本当は、欲しいのは、ご自身のパートナーから欲しいものなのだけど
もらえることを諦めてしまったり、もらえることが信じれなかったりして
パートナー以外の人に求めてしまうという真理が働きます。
ここで、パートナーへ向かえない、1つの原因が「恥ずかしさ」でもあります。

恥ずかしさを乗り越える前の問題としても、自分の価値を高めていき
女性としての魅力を取りもどすという取り組みも必要になってくるかも
しれません。

だけど・・・・これからの人生を諦めの中で過ごすには、あまりにも
長い後世になられるのではないかと思います。
25年の結婚生活を送ってこられたからこそ、ここでこれからの
ご主人との人生を諦めてしまうのは、もったいないのではないか・・・
と、私は思います。

1つ1つ時間をかけて、丁寧に積み重ねが必要になりますが・・・
今一度、取りもどすために、取り組んでみられませんか?

よろしければ、また、カウンセラーに、さっこさんの
幸せへ向かうお手伝いをさせていただければ嬉しいと思います
また、よければお電話お待ちしておりますね。

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