『自分の望む状況を手に入れる為に、自分の為に頑張ろう』と思ってみる
『被害者の私が何で頑張らないといけないの?』という意識があると、それが自分から何らかを頑張っていく、何らかを変えていくことへの抵抗感になることがあります。
それが結果的に状況の悪化を招いてしまうということがあります。
あなたは悪くないし、被害を受けているという一面があるのは間違いないけど、被害者意識があなたの欲しいものを遠ざけているのならば手放していったほうが良いです。そうすることで状況が良くなります。
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夫の浮気が発覚!
問い詰めたところ、反省する姿をみせる・・・と思いきや夫は逆切れをするという展開になったというお話をお聞きすることがあります。
例えば・・・
子どものことばかりで俺のことは後回し。
食事も子どものメニューが中心、俺への関心が無い現れ。
夫婦としての二人で話す時間も君はとろうという気持ちを持っていない。
家に帰っても、子どもと寝てしまっている。
たまに起きていたから、君に話しかけても、おざなりにしか話をきかない。
家に帰ってきても居心地が悪い。
お金を稼ぐために必要とされているだけな気がする。
子どもは大切だけど、夫婦でいる意味がわからない。
などなど、さんざん逆切れをしたあげく、
「離婚を考えていこう」
と離婚話が浮上する。
そんな展開に戸惑う奥さまからのお話をカウンセリングでお聞きすることがあります。
『えっ、離婚?反省するんじゃ無いの?なんで私は離婚を突きつけられているの?』と。
戸惑いますよね。
反省する、誤ると思いきや、逆切れした上に、離婚を突きつけられるという思いもしなかった展開が起こるとショックだし、戸惑うと思います。
ご主人さんが『子どものことばかりで俺のことは後回し』と、そのことへの寂しさを訴えていて、それが不満となり、それが原因で離婚を考えているとしたら、ご主人さんのこの不満を埋めていくことが離婚の回避・修復の鍵になってきます。
理屈はそうは思えるんだけど、感情的には腹が立つ。
『なんで浮気をされた被害者の私から頑張らないといけないの』と腹が立つ。
そして、夫の不満を埋めていくことをしたくない気持ちになる。
夫が反省して態度をあらためるなら、私も今までのことを振り返って夫の言い分のことも考えてもいいけど被害者の私から頑張らなきゃいけないのは嫌!そんなお話を聞かせて頂くことがあります。
お気持ちわかります。
納得いきづらいですよね。
裏切られて傷ついているのに、
不満をぶちまけられて、
なのに自分から頑張らなくてはいけないって、
納得いきづらいと思います。
だけど、
相手が離婚しようと言いだし、
且つ『相手は自分は悪くない原因はお前だ』という態度を取っていて、
そして自分は離婚はしたくないという場合は、
離婚をしたくないと思う方から、離婚回避に向けて何らかを頑張っていく、
何らかを変えていくということをしないと状況が好転していかないというケースが多いんですね。
心が傷ついているのに、自分から頑張り始めないといけないってつらいですね。
この時に『被害者の私が何で頑張らないといけないの』と意識があると、それが自分から何らかを頑張っていく、何らかを変えていくことへの抵抗感になります。
何で被害者の私が・・・という気持ちになるので、自分が何かをしたく無くなってしまうんです。
それが結果的に状況の悪化を招いてしまうということがあります。
ご自身の望んでいる離婚の回避・修復とは別の方向に行ってしまうのは、もったいないですね。
だから、そんな時は、お気持ちはわかるのですが、
『被害者の私が・・・』という意識を手放すことを提案させていただくことがあるんですね。
あなたは悪くないし、被害を受けているという一面があるのは間違いないけど、被害者意識があなたの欲しいものを遠ざけているのならば手放していったほうが良いです。そうすることで状況が好転しだします。
そして、その変わりに、
『自分の望む状況を手に入れる為に、自分の為に頑張ろう』と思ってみるんです。
離婚の回避・修復という自分が望む状態を手に入れる為、
仲の良い夫婦になるという自分が望む状態を手に入れる為、
ギスギスではなく、温かい雰囲気の空間で暮らすという自分が望む状態を手に入れる為、
などなど、自分の為にです。
離婚回避に向けて何らかを頑張っていく、何らかを変えていくことをしていくにあたって、
『被害者の私が何で頑張らないといけないの』
と思いながらするのと、
『自分の望む状況を手に入れる為に、自分の為に頑張ろう』
と思いながらするのとでは、やってることは全く同じなのにフラストレーションの溜まり方は全く違ってきます。
前者はとても苦しいです。
傷ついているご自身を少しでも、苦しさから遠ざける意味で被害者意識を手放していくという意味もあるんですね。
あなたの望む状況を手に入れていきましょうね。
応援していますね。