緊張性発汗で悩んでいます

相談者名
ちびすけ
はじめまして。
タイトルどうりなのですが、もともと緊張しやすい性格で、初対面の人と話すとき、新しい環境、ちょっと苦手なタイプの人と話すとき、…など必要以上に緊張してしまい(体が勝手に緊張してしまう感じです)、頭部や顔などから汗がタラタラ~…となってきて、それが気になってその場から離れたくなって、話も上の空になってしまい、後で落ち込むというのを繰り返しています。顔もひきつりがちです。
お店などでちょっと知り合いに会って話すだけでもそんな状態なので、知り合いに会いたくないがために、わざわざ近所じゃないお店に行ったりもしてしまい、これもどうにかしたいけど、お店で汗タラタラでカッコ悪くてみじめな思いをするくらいなら…と思ってしまいます。
こういう性質は、直すことはできないでしょうか?
ほんとうにつらいです。
カウンセラー
木村祥典
ちびすけさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

緊張すると汗をかいてしまうことが気になるのですね。

私も元々汗かきな上に、緊張すると汗がタラタラになります。
私自身も、それを自分であんまり「かっこいいな;」とは思わないので、私な
りにですが、ちびすけさんのお気持ちはよくわかります。

気になり始めると、気になって気になって仕方がなかったり、気にする分だけ
余計に緊張して汗をかいたり… と、なかなか厄介なものになっているのでは
ないでしょうか?

ちびすけさんの心が少しでも軽くなれるように、お手伝いをさせていただきた
いと思います。

まずは、どのようなアプローチが考えられるか?という部分からなのですが、
大きく分けて2つのアプローチが考えられます。

私達の学ぶ心理学では、心と体は密接に関連しているという見方があります。

「心が緊張を感じる→体が反応して汗をかく」

というふうになっているのであれば、逆に

「心が緊張を感じていない→汗をかかない」

という方向を目指すことで、改善することができると言えるでしょう。

次に、緊張して汗をかいても、それが気にならなくなるという状態を作ること
で、汗をかかなくなるわけではないのですが、それをストレスと感じないよう
になるという方向を目指すというのもひとつでしょう。

これらの2つのアプローチに共通している課題というものがありまして、それ
は、「自己嫌悪」という部分です。

自己嫌悪がある分だけ、そんな嫌な自分を見せないように、そんな自分がバレ
ないように、気を使います。

「嫌な自分がバレたらどうしよう?」「それがバレて、嫌われてしまったらど
うしよう?」といったものが緊張を作り出します。
これが発汗につながっているのです。

また、「緊張して汗をかいてしまう自分」というのを自己嫌悪しているので、
その状態になった時に、それが気になって、そんな自分を嫌って嫌な気分にな
ってしまいます。

ご相談内容の中の『汗タラタラでカッコ悪くてみじめな思いをする』という部
分ですね。

そこで一つ提案させていただきたいと思います。

こうした自己嫌悪を手放して、本来の自分に気づいて、自分を愛して大切にし
てあげることができるようになる、というのを目標としてみてはいかがでしょ
うか?

自分のことを愛してあげることができるようになった分だけ、自分らしくいる
ことができるようになります。

そうすると、全く緊張をしなくなるわけではないのですが、必要以上に緊張し
て無理して頑張って我慢して… ということが少なくなってくるでしょう。

自分のことをたくさん愛してあげることができるようになると、緊張して汗が
タラリとなっても、そんな自分を嫌う代わりに、愛してあげて、「緊張しなが
らもよく頑張っているね!」と誉めてあげて応援してあげることができるよう
になることもできます。

まずは、「自分にどんな自己嫌悪があるんだろう?」という部分と、どうして
、緊張して汗をかく自分を嫌ってしまったのだろう?」という部分に目を向け
てみることが、自己嫌悪を手放す第一歩になるかと思います。

どんな自己嫌悪があるのか?どうして汗をかく自分を嫌うようになったのか?
という部分から、どうしたら嫌ってしまっている自分を愛せるようになるのか
?というところまで、ちびすけさんのお話をもっとお聴きしながら一緒に探し
ていければいいなと思います。

初回無料カウンセリングなどは、比較的ご利用いただきやすいかと思いますの
で、そういったものをご利用いただいて、お話をお聴かせいただければと思い
ます。

ご相談、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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