相談者名 | 春子 |
自分の協調性がなくなっていくのを感じます。 今27歳なのですが、20歳前半くらいまでは、人の顔色を見ながら嫌われないように色々話かけたり気にかけたりしていたのですが、ここ数年それが苦痛になってきました。 無理してやってきたことなので、その方法を止めた事は自分にとって優しくなれた部分なのだと思うのですが・・・ あまりにも極端すぎて自分自身びっくりしています。 特に仕事場で顕著に出るのですが、今までなら自分の興味のない話でもニコニコしたり積極的に話を聴いていたのですが、今はそれが面倒で無視したり聞いているふりをしてしまいます。 相手は気づいているのですが、そういうキャラとして面白がっているようです。「春ちゃんは、聞いているようで聞いてないんだよねー」と・・・。 このままで良いのでしょうか? あまりにも冷たいのかな?と思ってしまいます。 興味のある話なら無理なく楽しくおしゃべり出来ます。 ただ興味のない話は全くなので・・・。 よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 木村祥典 |
春子さん、はじめまして。木村と申します。 ご相談ありがとうございます。 協調性がなくなっていくことに悩んでいる春子さんは、人当たりがよくて、と 春子さんの素敵なところのひとつである、この「協調性」をもっともっとアッ これまでも協調性を大切にしてこられたようですが、そのやり方が、今の春子 言い方を変えると、やり方を変えるだけでいいということでもあります。 具体的には、より自分に優しく、自分を大切にしてあげるというところなので 無理をするというのは、自分に優しくないですよね。 ちょっと想像してみていただきたいのですが、人が、20数年もの間優しくさ おそらく、やさしくされないことにめちゃくちゃ腹が立ったり、めちゃくちゃ ひょっとしたら、怒り疲れて、悲しみ疲れて、やさしくされるということに絶 それくらい、辛くて苦しいことだと思います。 この痛みを癒すには、20数年分以上の優しさが必要なのではないかと思いま たくさんの優しさを自分に与えてあげてくださいね。 今の春子さんは、「自分に優しくない」と「自分に優しくする」の間で、大き その振れ方というのは、振り子のような動きを想像していただくと、わかりや 一方の一番高いところで振り子をはなすと、他方の一番高いところまで振れて 20数年間もの間、「自分に優しくない」の方で振り子は留まり続けたわけで 実際にやってみていただくとわかりやすいのですが、振り子の動きを止めずに 春子さんも、同じように、最終的には「無理せず自分にも優しくできる」とい その位置は、心理学では「センター」と呼んだりしますが、春子さんが一番春 興味のない話を聞いていないことについて罪悪感を感じているようですが、興 興味のない話を楽しくおしゃべりできないのは、すごく自然なことだと思いま 春子さんは、自分が興味を持てることを増やして、いろんな人と楽しくおしゃ 社交的で楽しみ好きなところも、春子さんの素敵なところのひとつですよね。 無理に興味を持つ必要はありませんが、そのことで楽しくおしゃべりできるこ 「自分に優しく」 昔はこれでうまくいかなかったり、傷ついてしまったこともあったかもしれま 過去に失敗したり、傷ついてしまったことをもう一度やるというのは勇気がい その怖れや抵抗を少なくしていき、少しでも早く、少しでも楽に、春子さんが ご相談ありがとうございました。 |