不信感に駆られて

相談者名
NORI
妻は私の枝葉末節なことで悪口を自分の両親に言い、義父母はこちらの言い分も聞かず、その理不尽なこと(身に覚えのないこと、どうでもよいことも含めて)をネタにして私を責めてきます。
その言い方、攻め方もネチネチしたもので、手紙にして断罪状のような物まで渡されたことがあります。
そうこうしているうちに、陰でそういうことをし、親を使って私を責めてくる妻と義父母の非常識さに辟易し、また、あれだけの言動を発しながら、次の日は何事もなかったかのように振る舞う無神経さ鈍感さにも、妻や義父母を信じられなくなり、私もついつい妻に冷たく当たったり、口をきかなくなったりしてしまいます。
また妻と義父母に、妻の実家の近所に無理矢理家を購入させられ、妻や義父母にも脅迫じみた言い方をされました。
一生の買い物なのに、ローンをどうする、人生設計をどうすると考える暇もなく、「今週中に返事を出さないと他の人に買われる」と急かされ、妻には「今決断しないと、息子達を連れて家を出て行く!」と子供達を前にして言われ、ショックを受け、義父母にも「別れさせる」じみたことを言われ、仕事も手に付かなくなり、決断というか、渋々家の購入に同意してしまいました。
妻からは「あんたのことは人間的に信用できない。今までついてきた私が馬鹿みたい。私が一番苦しい時に何もしてくれなかった。」等々…。
義父母も「オマエは人間的に….。俺達夫婦はお互い支え合ってきた。信頼し合っている。それに比べオマエ達夫婦はどういうことだ!主であるオマエの責任が大きいのは当然だ。」等々…。
とても聞くに堪えません。
それでいて、家を購入することに決めたら、態度が一変しました。
そのやり方に今でも納得がいっていません。
何とかしようと思っても、私も自分の力ではどうしようもなくなっています。
そういう件があって以来、心の傷からか、妻と関係を持てなくなり、1年以上経ちました。
かと言って「別れたい」だとか「今の生活お壊したい」とは全然思っていません。
自分で自分の気持ちをコントロールできなくなってしまったのです。
色々な方に相談しても、解決策らしき意見は聞けませんでした。
自分あるいは相手をこういう状態から脱却させる何か良い方法はないのでしょうか。
自分がいくら変わっても、相手が変わらなければしようがない気がするのですが…。
カウンセラー
中村季代乃
NORIさん、こんにちは。
今回担当させていただきます、中村季代乃です。
よろしくお願いいたします。

NORIさんは、奥さんとそのご両親との関係についてとても悩んでいらっしゃ
るのですね。
そして、NORIさんの意見が全くもって通らない、NORIさんの事を全て否定さ
れとても悲しい思いをされてこられたんですね。
そして今、奥さんとの関係性についてこれからどうやっていこうかと考えて
いらっしゃるように感じました。

NORIさんのご相談内容を拝読し、NORIさんが今とてもあきらめに近い感覚を
どこかでいつも持っていらっしゃるように感じました。
もう変わらない、変える事ができないという気持ち。
そして、これからNORIさんご自身がどのようにして家族と向き合っていこう
かというところで模索し、苦しんでいらっしゃるように感じました。

ずっと一人でがんばってこられたのかもしれませんね。
それは、本当にしんどくて辛い事だったかと思います。

しかし、NORIさんの中で、NORIさんご自身が変わりたいという気持ちと、変
わるんだったら奥さんやそのご両親の心を改心してもらった後じゃないと変
わりたくないという気持ちのどちらともを持っていらっしゃるようにも感じ
ました。

今まで、自分が我慢してきたんだから、そのところを配慮してほしい、そし
て自分自身の気持ちや思いを配慮して欲しいという気持ちも心のどこかでく
すぶっていらっしゃるようにも感じました。

私たちがお伝えしている心理学の中で『自分自身を見つめ変わろうと決め
て、変わったとき周りの世界も変わる』というものがあります。
多分今までもNORIさんは変わろうとがんばってこられたと思います。
それは、いただいたご相談内容からもその努力はとても伝わってきます。
しかし、一人でやる限界という壁にあたってしまわれているようにも感じま
した。

そこで、NORIさんに提案です。
NORIさんは、今心から今の状況を変えたいと感じていらっしゃるからこその
提案です。
これからは、1人でがんばって状況を変えるのではなく、私たちカウンセラ
ーにもお手伝いさせていたいて、NORIさんのいつも感じていらっしゃる葛藤
を見つめ直してみませんか、という事です。
そして、見つめ直し、チャレンジできる事から順に挑戦してみませんか。

いつも、NORIさんは孤独という感覚があったかもしれません。
弱音をはいたり、愚痴もあまり言わなかったタイプかも知れません。
だからこそ、NORIさん以外の誰かとチームを組んで、今の状況をよくしてい
っていきませんか。
今も、色々な事を伝えたくても伝えられないという気持ちを持っていらっし
ゃるようにも感じます。

よろしければ、その気持ち私たちカウンセラーに伝えてみてください。
そして、NORIさんが楽になれるお手伝いをさせていただければ幸いです。

NORIさんにとって、これから先の生活がより楽になれるきっかけとなれば幸
いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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