風子さん、はじめまして。 ご相談ありがとうございます、担当させて頂く成井です。「私はどうして主人を攻撃してしまうのか?」 「攻撃した後には、自分がどんな気持ちになってしまうのか?」 もう十分過ぎるほど、分かっていらっしゃるようですね。 だから一生懸命頑張って「何とかならないか?」と改善しようともしたし、自分 自身を見つめてこられたのだと思います。 ・・・なのに何も進展してないように感じれる。 とっても苦しいですよね? まずお話を読ませていただいて、こう感じました。 風子さんは本当によく頑張っていらっしゃいます! 今までの自分自身の頑張りを、風子さん自身が「私結構よくやってるよね~」と 褒めてあげてくださいね。 どんな関係でも2人の距離が縮まれば縮まる程、離れているときには見えなかっ たような「欠点」が沢山目に付くようになります。 その分相手に幻滅してしまったりとか、「なんでそうなのよ~!」と一言ぐらい 言ってやりたい気持ちにもなりますよね? でも、どうして風子さんにはそんなに沢山彼の欠点がみえるのでしょうか? 彼に何度注意しても彼が変化しないのを見て、腹が立つのはどうしてでしょう? そんな「欠点」が沢山見える彼と一緒にいると、自分自身も彼と同じように攻撃 されてしまうのではないか?と感じてしまうのはどうしてでしょう? > そうしてしまう理由は・・まず旦那の目に付いてしまう部分を自分自身も持っ > ていて・自分自身が嫌っていることです。 パートナーシップはよく「鏡」に例えられます。 風子さん自身ももう十分知っていらっしゃるように、彼と向かい合っているんだ けど、何か彼の前に大きな鏡があるような感じで、実はそこに写った自分自身を 攻撃しているんですよね。 彼にたくさん見えている欠点は、実は他の誰よりも風子さんが自分自身に「ダ メ!」を出している部分です。 もちろん、この原則(?)を風子さんは知っていらっしゃるから、今まで頑張っ て取り組んでこられたのだと思います。 でもきっと、彼に沢山指摘してしまう以上に、心の中では自分自身に対して結構 ひどい言葉で自分自身を責めていらっしゃるのではないかな?と思いますよ。 そしてまた、私たちは誰でも「自分自身」というフィルターを通して物事を見ま す。 これを私たちは”投影”と呼んでいます。 自分が彼を攻撃してしまったのと同じように、自分も誰かから同じように「なっ てないな~」と見られてしまっているのではないかな?と感じたり、何度注意し ても変わらない彼を見たときに、自分自身が自分を嫌うのをどうやめていけばい いのか?が分からない分だけ、「この人も一生変わらないのではないか?」と絶 望的な気分になってしまうんですよね。 > どうしていったらいいか教えてもらえると、助かります。 そうですね。 風子さんの場合、風子さん自身が気づいていらっしゃる「だんなに見えているの は、私自身が自分を嫌っているところ」の原則を使うのが1番早いのではないか な?と思います。 彼をみて「嫌だな~」と思うところを風子さんはこう書いてくださいました。 ・旦那の交友関係の狭さ ・受身な姿勢 ・人を信じていないところ ・ルーズな部分 ・人間関係の不器用さ 本当はもっともっとあるかもしれませんね。 今は彼のこの部分を見たときに、反射的に「むか!」ときているのかもしれませ んが、せっかくこうして書き込んでくださったのですから、今日は勇気を持って ちょっと違う角度で見てみましょう。 よければ1つずつやってみてくださいね。 ・旦那の交友関係の狭さ この部分を感じたときに、「どうして彼がこのままではいけない」と感じてしま うのでしょうか? 彼にとってこの部分が自分の深刻な問題かどうか?は彼自身にインタビューをし てみないと分からないことなのですが、風子さんは彼のこの部分を見たときに 「それじゃあ、生き残れないよ~!」と感じたり、「その生き方は苦労するよ ~!」というのが分かるからこそ、何やってんの!という形で彼のお尻を蹴って やりたくなるのだと思います。 そこには「いい」とか「悪い」という基準を払いのけてしまえば、風子さんがそ う感じるなりの理由があります。 「どうして彼がこのままではいけない」 と感じてしまうのでしょうか? 正解とか、不正解はありませんので、直感で出てきた答えを大切にしてみてくだ さいね。 そして、何か答えが出てくれば、次にこう考えてみてください。 彼も、好きで今のしんどい生き方を選んでいる訳ではないと思います。 「じゃあ、もし彼に何があったら、彼はこんな生き方(例:交友関係の狭さ)を しなくて住むんでしょうか?」 私たちは「このやり方はしんどいってわかってるんだけど・・・でもそうするし かない」と選択肢が1つしかないように感じれるときが1番しんどいんですよね。 「もし、今の彼に何があったらこの生き方(例:交友関係の狭さ)を変えられる のでしょうか?」 そして次はこうです。 「もし彼に○○があったらいいのでは?」という答えが見つかったら、次にはこ うイメージしてみてください。 「その○○を彼が手にしていたとしたら、彼はどんな人になれますか?」 どんな風に行動できますか? 彼はどんな素敵な人になるでしょうか? 何か思い浮かぶものはありましたか? 「彼のこと」として考えたときに出てきた風子さんの答え。 それこそが、今の風子さんに1番必要なものです。 1番目の 「どうして彼がこのままではいけない」 には、風子さん自身の痛みが隠れています。 もしかしたら昔、その部分を風子さん自身が別の誰かに否定されたのかもしれま せん。 もしかしたら昔、風子さん自身がこの部分を持っていたため、欲しいものが手に 入らなかったように感じたのかもしれません。 2番目の 「もし、今の彼に何があったらこの生き方を変えられるのでしょうか?」 は、本当は今、風子さん自身が、自分に対して「これを持てれば・・・」「これ があれば・・・」と望んでいるものです。 でももしかすると、どこかで「でも私には無理」と諦めてしまっているものなの かもしれません。 だからせめて自分には無理でも、彼にだけはここを越えてもらいたい!と誰より も応援しえいるのかもしれません。 3番目の 「その○○を彼が手にしていたとしたら、彼はどんな人になれますか?」 は、風子さんがこのしんどい状況を抜け出たときになっている自分自身の未来の 姿です。 > 旦那はとても優しい人で、申し分のない人だと思います。 こんなに彼のいい部分を見てあげることが出来る風子さんですから、大丈夫です よ! 必ず今のこのしんどい状況を抜け出ることが出来ます。 私たちでよければ、いつでもお話をきかせてくださいね。 風子さんが沢山抱えている、しんどいものを一緒に降ろしていきましょう! |