趣味に没頭する夫にどう接したら?

相談者名
ゆこな
はじめましてこんにちは。
ゆこなと申します。
今私の頭と心の中はグチャグチャです。
頭では分かっているのに心がいう事を聞いてくれない。といった感じなのです。

夫は趣味に没頭する性格で私達家族はいつも寂しい思いをしています。
3年ほど前から夫は自分の趣味(バイク)に夢中になるようになってしまいました。
子供達と遊んでやる事もどこかへ連れて行くこともしなくなりました。
夫の生い立ちを考えるとそれも仕方の無い事かなと最初のうちは思っていました。
夫も父親と遊ぶといった事をして育っていなかったため、
子供とのコミュニケーションのとり方を知らなかったようです。
私も休みの日くらい好きな事をさせてあげたいと思っていましたから
最初のうちはあまり気にならなかったのです。
でもそれが間違いだったようです。どんどんエスカレートして行き、
HPまで開設し、日々ネットの向こうの方達と趣味の話で盛り上がり
家族との会話など挨拶程度になっていきました。
そして最近思ってしまったのです。私達って何?
もしかしたら夫には私達は必要では無いのではと。
会社から帰ってきた後も食事を終えると寝るまでパソコン。
休みの日には趣味に夢中。家族でどこかへ行く事も無い。
私と子供達の生活の中には父親も夫もいない。
夫の生活の中にも私や子供達がいない。
ただお給料を持ってきてくれているだけなら一緒に暮らしている意味が無い
離婚をした方がお互いに気持ちが楽になるのかな・・・。
いないと思えば寂しい思いも我慢できるかも、と。
そしてとうとう夫に離婚をして欲しいとお願いしました。
夫は私のそんな気持ちに全く気付いてなかったのでビックリしていました。
結局は夫がパソコンや趣味に没頭するを辞めると言ってくれて、
少しは家族としてやっていこうと言う気持ちがあったんだと思い
離婚はしない事になったのですが、
今度はパソコンや趣味を我慢している夫を見るのが辛くなってきてしまいました。
元気無く手持ち無沙汰でつまらなそうにしている夫。
でも、私と目が合うとニコッと笑ってくれる夫。
私が寂しい思いをしていないか気遣ってくれている夫。
夫の気持ちは痛いほど伝わってくるのです
でもその反面、やっぱり心ここにあらずといった感じで私はまた寂しくなります。
頭では分かっているのです。夫には趣味が必要なんだ、我慢させてはいけない。
無理はいつまでも続かないと。
でも、心がいう事を聞いてくれず寂しくて辛いのです。
趣味が同じということでメール交換したりオフカイに参加している人たちが
羨ましくて、そして私達から夫や父親を取り上げないでと憎んでしまうほど・・・・
何かいいアドバイスをお願いします。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
ゆこなさん、こんばんわ。根本です。
ご回答お待たせしました。

ちょっと僕の胸も痛むお話でした(^^;;;
夢中になってしまうと、それ以外のものには目が向かなくなってしまうときってありますね。
特に男性には多いです。
でも、忘れて頂きたくないことは、決して家族を忘れたわけでも、不必要と思っているわけでもありません。
多くの女性にとっては、なかなか信じがたいことのようですが、ご主人としては「どっちも大切」だけど、「今はこれに夢中」な状態ということです。

とはいえ、感情的にはなかなか許せることではないですよね。
「バイク」であって「女」でないだけで、これは浮気みたいなものですから。

本音としては「あなた、本当に大切なものが分かっていないんちゃうの?」というところではないでしょうか。

そうすると色んなケースがあるんですけど、彼に本当に大切なものが何かを分からせようとする心理が働きますから、実家に帰ってみたり、本当に浮気をしてしまったり、家事をしないようになったり、そんな反逆行為に出てしまいます。
それで反省して戻ってくるケースも無いこともないんですけど、多くは「なんや、お前がその気ならこっちだって」とますます趣味の世界に行ってしまうことがほとんどです。

ここではご主人がキチンと自分達家族と向き合ってもらえるように、ちょっと勇気を持ってみる必要がありそうですね。

> 3年ほど前から夫は自分の趣味(バイク)に夢中になるようになってしまいました。

3年ほど前ってことは、それまでとそこからと何か変化があったんですよね。
そのきっかけみたいなものがあるとしたら、それはなんでしょうか?

また、その頃の家庭の状況ってどんな感じだったんでしょうね・・・。

> 夫の生い立ちを考えるとそれも仕方の無い事かなと最初のうちは思っていました。
> 夫も父親と遊ぶといった事をして育っていなかったため、
> 子供とのコミュニケーションのとり方を知らなかったようです。
> 私も休みの日くらい好きな事をさせてあげたいと思っていましたから
> 最初のうちはあまり気にならなかったのです。

ゆこなさんとしては理解を示されたようですね。
育ちのこと、休みのこと、と優しさのつもりで許してあげたのに、それがどんどんエスカレートしてしまったようですね。

「何、調子こいてんのよ!!」って気持ちになってしまうかもしれません・・・。

> 会社から帰ってきた後も食事を終えると寝るまでパソコン。

これはね・・・、ちょっと胸が痛むお話ですね・・・。
僕もね、人のこと、言えないから・・・(苦笑)

ただ、ゆこなさんご夫婦と僕ら夫婦の違いは、同じ仕事をしてて、共通の夢を持ってるってことかな。
そして、ゆこなさんご夫婦が今の状況を抜けていく鍵もここにあるでしょう。

“二人の共通の夢”“二人の共通の趣味”が必要かな。

夫婦が夫婦らしくなるきっかけの一つは子供ができることでもあるんですけど、実はもっと大きいのは「二人のやり方」を作っていくことなんです。
それは上に上げた二つのものでもあるし、お互いの暗黙のルールみたいなものです。
例えば、二人がお互いに大好きなカフェがあることも大切なこと。
行きつけの店で、夫婦揃って顔なじみになっているようなところ。

それから、例えば、二人の共通の友人の存在。
僕ら夫婦の場合、ほとんどの友人が共通の友人です。
そうするとね、理加がしんどいことがあると、友達に「ごめんやけど、ちょっと話きいたってくれへん?ちょっと仕事で手、離されへんねん」と頼むこともできます。
それ以外にも、僕にいえないことを理加が友達に言えば、その友達が僕に注意することもできます。

仕事を共通にするのは難しいけれど、趣味や行きつけの店や友人なんてのは可能な範囲だと思うんですね。
やっぱりバイクに夢中になってる彼が生き生きしているのであれば、それを取り上げてしまうのは罪悪感を感じることですから、一緒に参加できること、自分も仲間に入れてもらって一緒に楽しむ場を作ってもらうこと、それを目標とされると良いでしょう。

> 休みの日には趣味に夢中。家族でどこかへ行く事も無い。
> 私と子供達の生活の中には父親も夫もいない。
> 夫の生活の中にも私や子供達がいない。
> ただお給料を持ってきてくれているだけなら一緒に暮らしている意味が無い
> 離婚をした方がお互いに気持ちが楽になるのかな・・・。
> いないと思えば寂しい思いも我慢できるかも、と。

この「寂しさ」というのは本当に辛いことですね。
寂しさは色々な過ちを作り出してしまいます。
人を狂わせることもできるし、自己破壊的な選択をさせてしまうことも。

> そしてとうとう夫に離婚をして欲しいとお願いしました。
> 夫は私のそんな気持ちに全く気付いてなかったのでビックリしていました。

これはね、僕としては大きなチャレンジだったと思いますし、勇気が要ったでしょうし、すごく頑張ったことだと思いますよ。
間違った方法ではなかったと思います。

これは僕としては、前向きな行動だったと思います。
一歩前進、って感じでね。
そこで、また一歩、また一歩、先に進めていきましょう。
今度は夫婦揃って、一歩、一歩歩いていくことで、きっと、夫婦という絆が出来ていく様を実感できるのではないでしょうか?

夫婦で我慢大会するのも限界がありますから、二人が楽しめる何かを見つけていきましょうね。
また機会があれば、を改めてお話しましょうね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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