離婚問題の回避・修復に取り組む時(4)~会わない時間は自分を磨く時間にしよう、自分を承認する時間~

会えない時間は自分を磨く時間にしよう

離婚問題の中で別居ということが起こることがあります。
別居中は、離婚の回避・修復に向けて何らかのアプローチをしたくても一緒にいないからできないことや、話あう機会を持ちにくくなってしまったことに不安になってしまったり、手持ち無沙汰感を感じたりになってしまうことがあります。
その時間は自分を磨く時間にしよう、自分を承認する時間しようと思ってみるのをオススメします。

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離婚問題の中で別居ということが起こることがあります。

それは、
離婚を言いだした相手のほうから、一緒にいると感情的になるから、しばらく距離を置いて冷静になってから、これからについてを話しあえるようにしようという建設的な別居の提案がでる場合もあれば、明日から別に暮らすからと一方的に告げられて別居になるケースもあります。

一緒に暮らしている時は「離婚したい」と言っているパートナーの不満を解消することをしたり、また話あいができたり、相手が居心地が良く思うような雰囲気を作ることを頑張ったり、何らかのアプローチができたりします。

しかし、別居をすると、その相手が一緒の住まいにいない。

何らかのアプローチをしようとも、その相手が目の前にいない状態になります。

話し合おうにも、その相手が目の前にいない状態になります。

電話をかければ話しあうことができるのでしょうが電話をかけないほうが良いケースもあります。

例えば、冷静になりたいから距離を置いて2週間後に会って話し合おうなどと約束した場合なんかは電話をかけにくいです。
相手が冷静になりたいから距離を置きたいと言っている気持ちを尊重せず、自分の今話したいという思いを優先する印象になっちゃいますから。

そうすると、
離婚問題を回避・修復したいと思われている側の方は、何らかのアプローチをしたくても一緒にいないからできないことや、話あう機会を持ちにくくなってしまったことに不安になってしまったり、手持ち無沙汰感を感じたりになってしまうことがあります。
そんなお話をカウンセリングで聞かせていただきます。

もどかしいですよね。
関係を良くして行く為に何かしたいのに、その何かができないというのは。

何もできることがないというのが、状況が前進できていない感を感じさせ、停滞感を感じたり、それだけではなく状況が悪くなっていくんじゃないかというネガティブな想像をさせてしまい不安を作ってしまうことがあります。

『こうしている内に状況が悪くなるんじゃないだろうか・・・』って。

そんな時に、

「会わない時間は自分を磨く時間だと思ってみてはいかがでしょう?」
「会わない時間は自分を承認する時間だと思ってみてはいかがでしょう?」

とアドバイスをさせていただくことがあります。

別居して会わない間は直接的に相手に対して感謝を伝えたり、相手をねぎらったりと何らかのアプローチはできないです。

でも、その時間は自分を磨く為の時間として使おうと思ってみるんです。

「離婚をしよう」と言った方のパートナーは何らかの不満を持っています。

別居をしているパートナーと再び会って話し会う時に、
「俺(私)は、ここが嫌で別れたいと思ったんだなぁ」
と再認識する時間になってしまわないようすることが大切。

その為に、
その不満を解消できるような自分に変われるように自分と向かい会って、自分を磨く時間として使おうと思ってみるんですね。

そして次にパートナーと会った時に「なんだか、この人変わったな!」というインパクトを与えられるように自分を変える為の時間にするんです。

“別れて住む間は何もできることがない”と思うと停滞感、不安などのネガティブな感情が生まれやすく、ネガティブな感情が生まれるとしんどくなります。

だから、
そのネガティブな感情を生みにくくする為に、“その時間は自分を磨く為の時間として使おうと思ってみる”という考えを持ってみるんですね。
そう思ってみることで“何もできることがない”の考えから生まれるネガティブな感情にはまらないようにするんです。

また、同じく、
別れて住む間は、自分を承認する時間というふうに思ってみるのもオススメです。

離婚問題の回避・修復に取り組んでいる時は自己肯定感が傷つくことも多いです。

頑張っているにも関わらず、すぐには結果がついてこず、ヘコんでしまったり。
(あとから、その頑張りの効果が出てきたりします。めげずに頑張ってくださいね。)

頑張っているにも関わらず、相手から否定的なことを言われて傷ついたり。
否定的なことを言われるどころか無視をされ傷ついたり。

このようなことが、
一緒に住みながら、離婚問題を回避・修復に向けて取り組んでいる時に起こります。

そして傷つき、自信を失います。

それでも、頑張っているんですよね。

すぐに結果がついてこなくても頑張っているんです。
否定的なことを言われても頑張っているんです。
無視をされても頑張っているんです。
あなたは頑張ってます。
立派です。

別れて住む間は今まで離婚問題を回避・修復に向けて取り組んできた自分を承認して自己肯定感を回復する時間として使うのもオススメですよ。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。