人間不信と無気力

相談者名
レゾンデートル
はじめまして、22歳大学生です。
今、人間不信と無気力に襲われています。始まりは、一年前告白してフラれた事がきっかけです。その時、僕には相談していた後輩がいました。とても、仲のいい友達でした。その後普通に生活していたのですが、半年前にその後輩と告白した人が付き合っている事を聞きました。フラれた直後付き合い始めてたそうです。それで、みじめな気持ちになってショックを受けて10キロぐらい痩せました。身長160なのですが、40キロぐらいまで一気に体重が落ちたので病院にも行きました。でも、その状態を見て別の友達が心配してくれ相談にものってくれました。相談にのってくれたのは告白した人の友達でしたが、何でも相談にのるよって言ってくれてすごく助けられました。それが、きっかけで仲良くなって二人で遊びに行ったりしました。しかし、2ヶ月前ぐらいからシカトされるようになりました。その友達でだけでなく、そのグループからもシカトされました。原因はわかりません。自分では迷惑にならない程度に相談してたつもりだったのですが、迷惑だったのでしょうか?もともと、ルックスが悪いので自分に自信がなかったのですが、これらのことで性格的にもダメな人間だなと思うようになり、友達と接するのが怖くなりました。最近今の状況から抜け出そうと、バイトをして新しい人間関係を作ろうとしたのですが、バイトの人達からも若さがないふけてるね~とか言われて知らない人と接するのも怖くなりました。現在は、すべての人が怖くて何をやってもうまくいかない気がします。どうしたら人に好かれる事ができるのでしょうか?
よろしくお願いします。
カウンセラー
中村ともみ
 レゾンデートルさん、こんにちは。
お話を読ませていただきました。いくつか感じたことがあるのですが、まず、一つ目。

一年前に告白して振られ、その時のいわばキューピット役の後輩が彼女と付き合い出したことについて。告白の直後から二人が付き合い出していた、ということはあなたのことがきっかけで二人の距離が縮まった、ということなんでしょうね。惨めになるのは、気持ちとしてはわかるのですが、少し違った方向から見てみてはどうだろう?と思いました。

というのはね、私の友人であなたによく似たことや周りの人に(あまり考えていないにもかかわらず)対して、結果としてキューピット役をしてしまう人がいました。そしていつも言うんですよ、「私には回ってこないーーー!」ってね。

でも、彼女はとても素敵なパートナーを手に入れました。あなたよりはうんと年上で、彼女の人生たるやキャリアどころかハンディの積み重ね、といった生き方の人なんですが、人は自分のことをどう扱うかで人生変えちゃうことができる見本のような人だと思っています。

次に、あなた自身のコンプレックスについて。
これは私もよくわかりますよ。思春期のころは「ちび・デブ・ブス」の三拍子そろっている、とずっと思ってましたからね。今思うと、そうでもなかったかもしれないけど、当時は深刻でした。そしてさらにこの三拍子に磨きをかけるべく、ぼさぼさ髪にびんぞこ眼鏡。その意味では完璧だったと思います。

私は自分自身が小柄だということもあって、男性の身長にはこだわりはないんですね、それよりも中身がでっかい方がいいなって思うからです。思うに、何のコンプレックスもない人なんていないと思うんですよ。背が高すぎる、細すぎる、目が大きすぎる、小さすぎる。アメリカ人の友人に「日本人は僕の鼻を誉めるけど、僕はこの鼻が嫌いなんだ、君たちが低い鼻を嫌うのと同じだと思うよ」と言われ、はっとしたことがあります。

要は「造り」じゃないのではないでしょうか。背筋を伸ばしたレゾンデートルさんってきっと自分が思うよりもいい男かもしれません。自分については普通は外側からは見ることができませんからね。何らかの「ものさし」を使って計ってしまいがちですが、その基準が本当はどこにもない、としたらどうでしょうか?そう、自分で作っている幻のようなものかもしれません。
レゾンデートルさん、自信のない時の姿勢ってどうですか?前かがみでうつむきがちで、肩をすぼめて…猫背で。そんな感じではないでしょうか。

そういった姿勢で友人と向き合ったらどうでしょう。あなたの前に、そういった友人が現れたら…と考えてみるのもいいと思うのです。

下を向いている限り、相手の表情は見えませんね。すると相手はどう感じるでしょう。自分のこと見てくれてないなあ。声かけても気づいてくれないよなあ。あーあ。

こんな感じかもしれません。レゾンデートルさん、これはきっとあなたも同じですよね。今あなたに必要なのは、胸を張って前を見ることじゃないかな。

それと、もうひとつ。
すべての人に「嫌われない」ように振舞うのではなく、あなたらしくやってほしいなって思います。

応援していますよ。

この記事を書いたカウンセラー

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