相談者名 | シュリンク |
はじめまして。 みなさんの投稿とカウンセラーさんの暖かく、適切な解答を拝見して励まされています。悩んでしまった時、いつもはここに来て記事を読ませて頂き、自分で判断してきたのですが、どうしてもわたしには解らない事が起きてしまいました。 わたしが間違っていると思われるところは改め、今後の人生に役立てたいと思いますのでどうぞ、何かしらのアドバイスをお願いしたいのです。 仕事で知り合って1年半のつきあいの後輩の結婚式に呼ばれました。 彼女は友達が少ないとか、今入っている楽団の人たちにも嫌われているととを豪語しており、盛り上がりの無い、お通夜のような披露宴になるに違いないと嘆き、本音で自分に話し掛ける私の事を頼りにしている、と事あるごとにおだてるのでわたしはそれを真に受け、そんなに心配しているのなら、自信のないピアノだけれど盛り上がるように弾かせてもらう、と名乗り出ました。 わたしは地方のあまり有名でない芸大で音楽を勉強してはいたものの、大学時代は親の離婚もあり、精神的や経済的に切迫していて、バイトに忙しく、ピアノの練習はおろか、勉強などできる状態ではありませんでした。 そんな苦労話しも彼女にはしたはずでした。 結婚式の準備が進むに連れ、彼女の言う事はだんだん変わってきました。 でも、後に彼女からのメールで、わたしがこう言ったのは、もったいぶっていたのだろうから、無理にお願いしたようなフリをして弾かせてやろうとしたのだ、ということが解りました。 肩の荷を下ろしたかったわたしに、彼女は言いました。 その時のわたしにはとても無理だと思えました。ピアノは家にあるものの、住宅事情や仕事の関係で練習時間などほとんど無いのです。ピアノ譜を1から読んでソリストに合わせることはそんなに気安くできるものではありません。その事は彼女にも伝え、彼女自身も簡単なことではない、と理解していたようでした。 「独奏はともかく、伴奏は責任があるので、他の人にお願いできませんか?」とわたしは断りました。 でも、他にピアノが弾ける人がいないので、という二度のお願いに、おめでたい事だし、がんばってみようと思って引き受けました。 2人で演奏する曲は旦那様になる人が編曲するとのこと、楽譜を待っても待ってもなかなか送ってきません。 結婚式が近づいてくるにつれ、忙しいのか、わたしから彼女に出したメールの返事も途絶えがち。伴奏あわせについてや、練習の進行状況は全くわかりません。 そうこうしてるうちに結婚式が4日後になりました。 といった事を言われました。 「あなたが結婚式間際に出たくないとおっしゃったので、彼女は今電話にでられない状態です。花嫁は結婚式前にはナイーブになるのだから、周りはもっと気を使うべきです。あなたは彼女に危害を加える人間ですので、今後のつきあいはやめてもらいます。金輪際連絡してこないで下さい。」という一方的な非難でわたしと彼女のつきあいは終わりました。もちろん結婚式には出ませんでした。出られるはずもありませんが。 わたしは自分が信じられなくなりました。今も人間が怖くてし方がありません。 でも、それは幼馴染が優しい人間なだけで、本当のところは引き受けた側の人間が、のれんに腕押しの新郎新婦をせっついて全てを仕切り、彼女達の言う「たかが余興」の為に神経をすり減らすのが本当の招待者としての在り方なのでしょうか。 | |
カウンセラー | 根本裕幸(退会) |
シュリンクさん、こんにちわ。根本です。 お待たせしました。 ご相談ありがとうございます。 シュリンクさんは気遣いのできる、人のいい、優しい方なのでしょう。 彼女が友達が少なかったり、楽団の人たちに嫌われてしまう理由も何となく分かったのではないでしょうか? 彼女はいつもこんなところでいざこざを起こし、周りに迷惑をかけ、そして、嫌われてしまうことを繰り返しているのかもしれません。 > みなさんの投稿とカウンセラーさんの暖かく、適切な解答を拝見して励まされています。 ありがとうございます(^^) > 実際には、仕事で3ヶ月、その後遠くへ引っ越してしまったのでインターネットで1年と2ヶ月程の付き合いでした。 どんな点で彼女とは通じていらっしゃったんでしょうね。 > わたしは地方のあまり有名でない芸大で音楽を勉強してはいたものの、大学時代は親の離婚もあり、精神的や経済的に切迫していて、バイトに忙しく、ピアノの練習はおろか、勉強などできる状態ではありませんでした。 そうでしたか・・・。とっても頑張られたんですね。 > そんな苦労話しも彼女にはしたはずでした。 でも、彼女には「音大」という響きが強く残っていたみたいですね。 だから、会話の中では対等だったのだけど、こと音楽に関しては彼女の方がシュリンクさんを見上げているところも少なくなかったのではないでしょうか。 だから、シュリンクさんが「たいしたこと無くて」とか「練習もほとんどしてないの」と言ったところで彼女やご主人には「またまた、ご謙遜を・・・」という風に聞こえてしまったのかもしれません。 きっとそのすれ違いが結婚式の段取りの差に出てきたのでしょう。 もしここでシュリンクさんに改める点があったとすると、自分の思いや感じ方と周りの人のそれとは必ずしも一致しない、ということを受け入れていくことでしょう。 そんなこといったって・・・・という気持ちになるのも無理ないでしょうけどね。 例えば、僕もそうですが、カウンセラー同士が夫婦になると多くの方は「ケンカもなく、お互いを理解しあえていいですね」とおっしゃいます。 でも、だからといって「カウンセラーの夫婦だから、ケンカせず、いつも仲良くやっていこう」とか思うのは無理な相談で、逆にプレッシャーばかりが強くなってしまうから、それは僕らも目指していません。 だから、シュリンクさんにとっては音大を出たことに対する周りの目にまずは気付いてみられるのがいいでしょう。 そして、自信の無い気持ちのままできるだけベストを尽くして見よう、と思ってみることをお勧めしたいです。 まずは、これを一つの目標にしてみてください。 > その時のわたしにはとても無理だと思えました。ピアノは家にあるものの、住宅事情や仕事の関係で練習時間などほとんど無いのです。ピアノ譜を1から読んでソリストに合わせることはそんなに気安くできるものではありません。その事は彼女にも伝え、彼女自身も簡単なことではない、と理解していたようでした。 この辺まではとてもお互いに理解しあおうという気持ちが強かったようですね。 > こちらの気持ちもわかってほしかったので、「こちらから言わないとできない連絡など要らない」と言ってみました。 それは無理ないことだろうと思いますよ。 > 「あなたが結婚式に出たくないと言ったので、彼女は大変嫌な思いをしました。音大でてるんだから、当日のぶっつけ本番でも十分できるはずでしょう。結婚式の余興なんてそれがあたりまえでしょ。」 シュリンクさんからすれば“非常識”な話しだったろうと思います。 しかし、ホントに疲れたんではないでしょうか? > わたしは自分が信じられなくなりました。今も人間が怖くてし方がありません。 そうですね。僕もそれが本来のやり方だし、その幼馴染さんはとても細やかな気配りのできる方ですね。 でも、今回の友達夫婦はちょっとそんなタイプではなかったのかもしれません。 > でも、それは幼馴染が優しい人間なだけで、本当のところは引き受けた側の人間が、のれんに腕押しの新郎新婦をせっついて全てを仕切り、彼女達の言う「たかが余興」の為に神経をすり減らすのが本当の招待者としての在り方なのでしょうか。 とても悔しい気持ちがしますよね。 でも、この経験がシュリンクさんに教えてくれる事は何だろう?って思ってみることも出来るでしょう。 今回の友達やそのご主人は結婚前のナーバスさもあって、余裕がなくなってしまったのでしょう。 結婚式に限らず人との付き合いっていう面では、そうしたネガポジ両方の要素を見てあげる必要があります。 例えば、それは友達と旅行に行く時だってそうでしょう。 そして、いっぱいいっぱいになってしまったら、早めに誰かに助けを求めて見る事をお勧めしたいんです。 あとほかにもお話ししたいことはあるんですが、多くなっても混乱を招いてしまうかもしれないから今回はこのくらいにさせて下さい。 シュリンクさんは何も悪くないですよ。 ありがとうございました。 |