トラウマなのか

イーグルさん自身、ご自分の気持ちによく気付いていらっしゃると感じています。
ただ、そんな気持ちも長時間引きずってしまうと辛いですよね。
僕のお勧めアプローチはもう一つ深い感情と向き合ってみよう、というところです。

> 40才男です。自宅近くが中学通学路にあたり、一部ですが堂々と制服でタバコを吸いながら通学している横着な男子や女子を見ると、胸がどきどきしはじめ、異常なくらい不愉快になり数日引きずってしまいます。

もし、ここでイーグルさんが本当に何でもできるスーパーマンだったとしたら、彼らに対してどんな態度を取っているだろうと思われますか？
「こらー！！ばかもーん！！」と怒鳴るでしょうか？
あるいは警察などを呼び寄せて、きちんと注意させるでしょうか？

なぜ、このようなことをお聞きするかというと、僕たちが何らかの出来事が起きたときに、しばらく気分の悪さを引きずるとしたら、それは、そのとき感じていた気持ちが十分に解放されずに心の中に留まってしまっているからだと考えるからなのです。
だから、彼らを見て、気分が悪くなり、怒り、または恐れを感じていたとしたら、その感情を抑圧してしまっているのかもしれません。

感情は何らかの表現をして外に解放してあげるとすっきりして、引きずる事はありません。
同じように失恋などをして、ものすごく心が痛んでいたとしても、泣いたり、怒ったりしながらその感情を解放してあげると、もう立ち直れないと思っていたハートブレイクからも元気な笑顔を復活できるようになるんです。

ですから、イーグルさんが彼らに対して感じた気持ちをまずはどう表現し、どう開放してあげようか？と考えて見てはいかがでしょうか？
それで冒頭の質問をさせていただいたわけなんです。

怒りを解放する方法としては、変な話ですが、クッションやふとんをただ叩いてみることでもできますし、カラオケやスポーツなどを通してもできることですね。

> 感情の中身は「怒り」「憎しみ」「正義感」「恐怖」「情けなさ」「抑制力のなくなった社会の絶望感」いろいろです。

これだけご自身の感情を感じられるということは僕は素晴らしいことだと思いました。
（これらの感情が分からなくなってしまっている方もたくさんいらっしゃるんです）

もし今お時間がありましたら、一度彼らが目の前にいると想定して、どんな言葉を投げかけたいかイメージされてみてもいいでしょう。
「お前達そんなことしていいと思ってるのか？」
「なんだか、そんな態度を見てると昔のいじめを思い出して怖くなるよ」
「本当に社会はどうなってしまったんだ！？悲しくなるよ」

これは必ずしも愚痴ではありません。
きちんと自分の感情を乗せてみると愚痴ではなく、解放になります。

実際に伝えるわけではありませんから、できるだけ自分の本音を探って見てください。
「お前達を見ているとなんだか心配してしまうんだよ。本当にそんなことして、体のためにもならないし、悲しくなってしまう」
なんて気持ちが出てくるかもしれません。

最初はうまくできないかもしれませんが、チャレンジしてみてくださいね。

> 自分なりに分析してみたのですが、中学時代に数人からいじめの対象とはされていましたが、そのときの彼等の思い出が影響しているのでしょうか。

恐れや動悸といったところからは、その影響を多少は感じますね。
色々な感情に対して「どうしてだろう？」って想いをめぐらせて見るのもいいかもしれません。

なぜ、怒りを感じるんだろう？そりゃあ、怒るよな。あいつらのためにもならんし、見ていて気分が悪いもんな。
なぜ、憎しみなんだろう？あの平気な態度がいかにも大人をなめてるって感じで、怒りを通り越して憎しみになるのかもしれないな。

といった風にね。

繰り返しでくどいかもしれませんが、感情を気付いて上げられるイーグルさんって素敵だと思います。
ですから、その気持ちをただ解放してあげようと思うだけで、きっと今までよりもすっきりとした毎日が過ごせるようになるのではないでしょうか？

自分の本音、本心。探してみましょうね。

ありがとうございました。