結婚していいのでしょうか？

板ばさみの苦しい状況ですね。
たぶん、婚約者の彼は「癒し系」。安心できて穏やかな毎日がイメージできます。
幸せで笑顔に溢れた私、というのも想像できるかもしれません。

でも、心の中ではちょっとした寂しさを感じています。
それは「刺激」がないんですよね。はじけるような「楽しみ」がないんですよね。

そうすると４，５年一緒にいる彼は適任です。

すると二人の間ですごく葛藤してしまうでしょう。
結婚するなら婚約者、お付き合いするなら今の彼。

そういう意味でしたら、彼と婚約者とを足したような人が今はベストなのかも。

私としては、こういう状況での結婚ってあまりお勧めできないんですね。
逆に、婚約破棄もお勧めできないんですね。

というのも、おそらく、今のはなこさんがどちらを選ぼうとも、必ず強い後悔と
自己否定を招くと思われるからです。

今のまま結婚しても、きっと彼の方がいいと思える瞬間、彼に会いたい気持ちは
決して薄まらないでしょう。むしろ、かきたてられると思います。

一方、婚約破棄をしたとしても、婚約者への罪悪感と自責の念。今の彼とうまく
行かなくなったとき、あるいは結婚を考えたときの強い後悔。
それもとても強いと思うのです。

だから、もし二人のうち、一人を選ばなくてはいけないのならば、そのマイナスな
感情を乗り越えられるだけの“覚悟”と“強さ”が求められると思うのです。

だから、まずは「私の心の問題」として自分自身を見つめていくことをおススメ
したいと思うんです。（それは自分を責めることとは違いますね！）

その覚悟と選択ができる自分になる、というのが目標ですね。

ただ、どんな結婚でも、必ず自分自身で「選択」しなければいけなくなります。
例えば、何かに流されるように結婚した夫婦でも、その後、何らかの問題が起きた時に、
改めてこの人とパートナーシップを組むのかどうかを選択することになるんですね。
だから、今悩んで決めた分だけ、結婚後は精神的な安らぎや安定が得られる確率は
ぐんと高くなります。
だから、思い切り悩んでもいいんですね。だって、今は「結婚しない」という選択肢も
結婚後に比べればぐっと簡単に選べるわけですから。

そして、具体的には、彼にはこの状況をお話されてるわけですけれど、婚約者の方にも
ぜひ、包み隠さず全てをお話してみて頂きたいのです。（もし、まだ、ならば）
もちろん、結婚に関しては婚約者の彼にも選択権はあるわけですから、その彼に選択を
委ねてみます。（これを「手放し」とも言います）
もし、そこで婚約者の態度、表情、反応がまたはなこさんの心に響くものがあるかも
知れませんし、状況はまた動き出すでしょう。
勇気が要ることかも知れませんが、ぜひ、おススメしたいアプローチです。

なお、心理的に見れば、深いレベルで「結婚への怖れ」のようなものをはなこさん
自身が抱えていらっしゃるのかもしれません。
こうした問題が起こる場合、潜在意識などに、夫婦、家族、子ども、セックス等への
怖れが眠ってる場合も少なくないんですね。

もし、カウンセリングなどに興味があられるのでしたら、そうした内面を掘り下げる
時間を作ってみても効果的かもしれませんね。

人生を左右する大きなテーマですから、投げやりになったり、流されることなく、
最後は「自分で決めました！」と言える自分を目指してくださいね。
私達に協力できることがありましたら、ぜひ、ご活用下さい。

有難うございました！